「電話もらう」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年08月16日
「電話もらう」の意味は?
「電話もらう」の意味は、電話があったことで何らかの恩恵があったときに使う言葉です。決して電話機をもらうわけではありません。「電話を受ける」と同じような意味ではありますが、単に、電話を受ける「電話を受ける」と違い、「電話もらう」には、「電話してくれてありがとう」のような御礼のニュアンスも含まれています。
ビジネスの電話でお客様からの電話は基本的にクレームの内容でも「電話もらう」の敬語表現です。ビジネスにおいて電話は長期にわたりメールが普及した現在でも最強のツールです。
「電話もらう」の敬語表現は?
「電話もらう」の敬語表現は、電話をもらうのはこちら側の行為なので、「電話」に「お」をつけて表現した美化語とへりくだって目上の人を敬う謙譲語Ⅰまたは謙譲語Ⅱを組み合わせた表現が一般的になります。
美化語では?
「電話」に「お」をつけて表現することを「美化語」といいます。他の敬語表現と一緒に使って、より品のある印象を与えます。美化語には、「お電話」のように「お」をつけたものや、「ご挨拶」のように「ご」をつけたもの、「おひや」のように言葉そのものを言い換えたものの3種類があります。
「ビール」に「お」をつけて「おビール」というのをたまに耳にしますが、これは、謝用です。外来語に、「お」や「ご」をつけて美化語にする言葉は、ありません。間違って使ってしまうとおかしな敬語になってしまうので注意しましょう。
謙譲語では?
謙譲語は、謙譲語Ⅰと謙譲語Ⅱの二種類があります。謙譲語Ⅰは、自分や自分の身内をへりくだることで、相手を高めて敬意を表します。謙譲語Ⅰは、自分や自分の身内をへりくだることで、聞き手に敬意を表します。
「電話もらう」の謙譲語Ⅰは、「お電話いただく」です。「電話もらう」の謙譲語Ⅱは、謙譲語Ⅰ、「お電話ちょうだいいたす」は、謙譲語Ⅱになります。過去形の敬語表現だと「お電話いただいた」「お電話ちょうだいいたしました」です。依頼形の敬語表現は、「お電話いただきたい」「お電話ちょうだいしたい」です。
尊敬語では?
「電話もらう」は、こちら側が電話をもらう行為なので、「電話もらう」の「尊敬語」は、ありません。「電話もらう」の謙譲語とほぼ同じ意味として「電話くれる」の尊敬語として相手を立てる表現の「お電話くださる」があります。
丁寧語では?
「電話もらう」の丁寧語は、「電話もらいます」です。丁寧語で敬語表現する例としては、会社で同僚が電話応対しているときに、途中で同僚に代わって電話に出る際に「電話もらいます」と同僚に告げてから電話に出ます。
「電話もらう」の敬語での使い方は?
ここでは、「電話もらう」の敬語での使い方を「敬語の種類」「使い方」「メールでの使い方」「ビジネスでの使い方」について説明します。
敬語での種類は?
敬語は、相手への敬意を表します。敬語の種類は、大別すると「尊敬語」、「謙譲語Ⅰ」、「謙譲語Ⅱ」、「丁寧語」、「美化語」の5種類があります。
「尊敬語」は、目上の人のする行為を敬う敬語です。「電話もらう」は、こちら側が電話をもらう行為なので「電話もらう」の「尊敬語」は、ありません。「お電話くださる」は、「電話もらう」と同じような意味ですが、電話くれる」の尊敬語です。
「謙譲語」は、自分のする行為をへりくだることで相手に敬意を表します。「電話もらう」の謙譲語Ⅰでの敬語表現は、「お電話いただく」謙譲語Ⅱでの敬語表現は、「お電話ちょうだいいたす」になります。
「丁寧語」は、「です」や「ます」を語尾につけて丁寧に表現することによって敬意を表します。「電話もらう」の丁寧語は、「電話もらいます」です。
「美化語」は、言葉の前に「お」や「ご」をつけて言葉を美化する表現です。
使い方は?
初回公開日:2018年03月31日
記載されている内容は2018年03月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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