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「並びに」の敬語表現・並びにの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年06月15日

「並びに」という言葉を使ったことがありますでしょうか。使った事はあまりなくても式典で聞いたりもする事でしょう。でも「お並びに」という表現はあまり聞かないという方も少なくないはずです。どのように敬語として「並びに」を表現することができるのか、確認してみましょう。

敬語別に「並びに」という言葉をどのように敬語表現として相手に伝えることができるのかを考えてこれたところで、実際に相手に伝える際の文章としてどのように敬語表現として伝えることができるのかを考えていきましょう。日常的に言葉を考える際は例文として知っておく事も言葉を出しやすいコツになってきます。

例として、「並びに」は「シャーペンと鉛筆、並びに定規を用いることができます」と言うように使う事ができます。シャーペンと鉛筆は同じようなものとして含めますが、この文章の場合、定規は同じようなものとして含むことはできません。しかし「並びに定規を用いて」と表現することでシャーペン、鉛筆、定規を使える事を伝えられます。

「並びに」の別の敬語表現例

「並びに」をどのように敬語表現として相手に伝えることができるのかを確認できたことでしょう。そして、どのように「並びに」を文章として取り入れることができるのかを意味から考えることができたことかと思われます。

言葉にはしっかりとした意味があります。自分が知らないニュアンスも含めていてその事が相手に伝わってしまえば無知は失礼に当たる事でしょう。「並びに」以外にも同じように使える言葉も敬語としてどのように使う事ができるのかを確認していきましょう。

その上

「並びに」と同じように使える言葉に「その上」というような言葉もあります。「カレーにはジャガイモ、ニンジン並びにチョコレートも入れてあります」という文に「その上チョコレートも」と言うように言い換えても伝えることができます。

しかし「その上」という言葉は「プラス」という意味合いが強いので、「加えて」と同じように使う事ができます。「それだけじゃなく」という意味合いを「並びに」よりも相手に伝えることができる言葉です。

かつ

「~と~」という言葉として使う事ができる「並びに」という言葉以外にも「かつ」という言葉もあります。漢字では「且つ」というように相手に伝えることができる言葉で、2つの名詞を併用する場合に「~かつ~」というように使います。

言葉として似ていますが、文の前に「かつ」を使う事もできます。「かつ~、かつ~」と言うように表現することができ、「~したり、~したり」というように動詞としても使いながら接続詞にすることができる言葉になります。「並びに」と動詞でも使える点は似ていますが、使い方が変わってくる言葉にもなります。

更に

「~と~」という加えた表現をする場合に、「更に」という言葉も使う事ができます。この言葉も「加えて」という言葉の意味が大きいものになります。しかし「並びに」と少し違ったニュアンスも含まれています。

そのニュアンスとは「重ねて」というものです。これがあるけどもこれをと言ったような前の単語よりも際立たせて紹介する場合にも用いることができる言葉になっています。先程のカレーの文を例に挙げると、「ジャガイモ、ニンジン更にチョコレートを」と言うようになります。チョコレートを際立たせて伝えることができる事がわかる事でしょう。

「並びに」と「及び」の敬語の違い

よく混合しやすい言葉に「及び」という言葉もあります。「並びに」を考える際、どうしても意識せざるを得ない言葉とも言えるくらい、「及びに」という言葉は出てきます。しかし、わかりやすく言葉を使い分けるために、今まで「並びに」を紹介してきました。実はカレーの例を挙げたのも、野菜と果物を例にあげたのも「及びに」と適切に使い分けるためです。

「キャベツとジャガイモ並びにレモン」という文では、「キャベツ及びジャガイモ、並びにレモン」と言うように使う事ができます。及びを使わずに具材を紹介する際は「キャベツとジャガイモとレモン」と言うようになる事でしょう。

相手に的確に伝わりやすく

相手にわかりやすく伝えることがコミュニケーションでは大切です。「並びに」や「及びに」を使い分けて相手に伝える際は大きなくくり分けを「並びに」とされていて、似たような小さいくくりには「及びに」を使って表現を分けています。

相手にわかりやすく的確に伝えられるように、敬語で相手に伝える方法も考え、不快な思いを相手に与えないように考えることが大切になってきます。使い分けを意識して、コミュニケーションを楽しんでいきましょう。

初回公開日:2018年04月13日

記載されている内容は2018年04月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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