「検討する」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年08月20日
「検討する」の敬語表現
「検討する」の敬語表現はビジネスなどの少しかしこまった場面でよく使われます。目上の人に検討すると伝えるときや目上の人が検討してくれているときに「検討する」を正しく敬語で言えるでしょうか。「検討する」はどのように敬語で表現するのでしょうか。
はじめに「検討する」の敬語表現について丁寧語、尊敬語、謙譲語の3つに分けてご紹介していきます。
丁寧語
「検討する」を丁寧語で表現すると「検討します」です。丁寧語は「です、ます、ございます」を使って丁寧に表現することで相手に敬意を示す敬語表現なので「検討する」に丁寧語の語尾「ます」をつけて「検討します」となります。
「検討する」の丁寧語「検討します」という敬語表現を用いた例文をいくつかあげていきます。
「こちらで少し検討します。」
「検討しますので少しお時間いただけますでしょうか。」
尊敬語
「検討する」を尊敬語で表現すると「(ご)検討なさる」や「(ご)検討くださる」です。尊敬語は検討する人に対して敬意を示す敬語表現なので、検討するのは目上の人です。実際に検討する目上の人に敬意を示さなければいけません。
尊敬語の敬語表現である「~なさる」や「~くださる」という尊敬語の敬語表現を利用して「(ご)検討なさる」や「(ご)検討くださる」とします。
「検討する」の尊敬語「(ご)検討なさる」や「(ご)検討くださる」を用いた例文をあげます。
・この件に関しては部長が一度ご検討なさるそうです。
・ご検討くださった結果、協力いただけることが決まりました。
謙譲語
「検討する」の謙譲語は「(ご)検討いたします」です。謙譲語は検討するという動作主である自分をへりくだって表現することで、相手を持ち上げて相手に敬意を示します。
そのため検討をするのは自分自身になります。「検討する」を謙譲語にするには謙譲語の敬語表現「いたす」をつけて「(ご)検討いたします」とすることで謙譲語にすることができます。
「検討する」の謙譲語「(ご)検討いたします」を用いた例文をあげていきます。
「一度持ち帰って検討いたします。」
「我々の方で一度検討いたします。」
「検討する」の敬語表現には「ご」がつく
「検討する」と目上の人に敬語で言うときには、「検討」という言葉に丁寧さを出すことができる「ご」をつけて「ご検討」という形でよく使われます。そして誰が検討を行うのか、誰に敬意をはらう必要があるのかによって「ご検討」の後ろの敬語表現が変わってきます。
他にも「ご連絡」、「お引っ越し」などのように「お」や「ご」をつけて丁寧な敬語表現になる言葉はたくさんあります。「検討」にも「ご」をつけて「ご検討」とすることで「検討」というよりも丁寧な印象の敬語表現になります。
「検討する」の敬語での使い方
「検討する」の敬語表現は実際どのように使われるのでしょうか。ここでは「検討する」の敬語表現の基本的な使い方、メールでの使い方、ビジネスでの使い方を具体例をあげながらそれぞれご紹介していきます。
敬語の種類
「検討する」の敬語表現のところでもあげたように敬語の種類には大きく分けて丁寧語、尊敬語、謙譲語の三種類があります。敬語表現をタイプ別にまとめると以下のようになります。
・丁寧語「検討します」は「検討する」に「です、ます、ございます」などを使って丁寧に表現して話している相手に敬意を示します。
・尊敬語「(ご)検討なさる」や「(ご)検討くださる」は相手が検討してくれることに対して敬意を示めします。
・謙譲語「(ご)検討いたします」は自分が検討することをへりくだって表現することで敬意を示す表現です。
使い方
「検討する」の敬語表現は目上の人が検討してくれていることを表現したり、目上の人に自分が検討すると言いたいときに使われます。
「検討する」の使い方としては丁寧語「検討します」では丁寧さは高くはないですが検討するということを目上の人に敬語を用い簡潔かつシンプルに伝えることができます。
「検討する」の尊敬語「(ご)検討なさる」や「(ご)検討くださる」を用いると敬意をはらうべき目上の人が検討をしてくれている場合に使うことができます。目上の人が検討してくれているということ対して敬意を示すことができます。
「検討する」の謙譲語「(ご)検討いたします」は自分が検討をするときに自分をへりくだって表現することで相手に敬意を示したいときに用いる敬語表現です。
メールでの使い方
初回公開日:2018年04月03日
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