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「検討する」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年08月20日

ビジネスなどの畏まった場面でよく使われる「検討する」という表現。正しい敬語は難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。この記事では「検討する」の敬語表現を紹介します。「検討する」の敬語表現について知りたいという方はぜひ読んでみてください。

「検討する」の敬語表現はメールではどのように使われるのでしょうか。具体例をあげて使い方をご紹介していきます。

まずは「検討する」の丁寧語「検討します」を用いた例です。
・「この件に関しては一度検討しますので、今週中には再度ご連絡いたします。」

続いて「検討する」の尊敬語「(ご)検討なさる」や「(ご)検討くださる」を用いた例です。
・「お客さまに確認をとった結果一度ご検討くださるとのことですので、少しお時間をいただけますでしょうか。」

最後に「検討する」の謙譲語「(ご)検討いたします」の例です。
・「ご提案いただいた件につきましては一度検討いたしますので、改めて後日ご連絡いたします。」

ビジネスでの使い方

「検討する」の敬語表現はビジネスではどのように使われるのでしょうか。同じように具体例をあげて使い方をご紹介していきます。

まずは「検討する」の丁寧語「検討します」を用いた例です。
・「弊社で一度検討しますので来週までお待ちいただけますでしょうか。」

続いて「検討する」の尊敬語「(ご)検討なさる」や「(ご)検討くださる」を用いた例です。
・「今回の新企画については課長がご検討なさるとのことです。」

最後に「検討する」の謙譲語「(ご)検討いたします」の例です。
・「私の一存では判断いたしかねますので一度持ち帰って検討いたします。」

「検討する」を敬語表現するときの例文

「検討する」はビジネスなどのかしこまった場面では幅広く使われる敬語表現なので、敬語で表現する際にはいろいろな状況があります。ここではよく使われる表現にしぼってどのように使われるのかを取り上げていきます。

今回は「検討する余地など」の敬語表現についてとりあげていきます。「検討する余地などない」という形で使われることが多いです。検討する暇はない、検討しても無駄だ、検討の結果は見えているというときに使われます。

「検討する余地など」は敬語ではどのように用いられるのでしょうか。例文をあげながらご紹介していきます。

検討する余地など

「検討する余地など」と敬語でいう場合に「検討する余地などない」と直接的に言い過ぎるとせっかく敬語を使っても丁寧に聞こえないこともあります。なので「検討する余地など」と言いたいときには理由を述べたり、クッション言葉などを上手に使って相手の気持ちを気遣わなければいけません。

丁寧語で表現すると「検討する余地などありません。」や「検討する余地などございません」となります。
・「この案については費用面において非常に難しいため検討する余地などありません。」

尊敬語「ご検討くださる余地などございません」や「ご検討なさる余地などございません」を用いた例文をご紹介します。
・「私の案はすでに却下されているのでご検討くださる余地などございません。」

謙譲語「ご検討いただく余地などございません」を用いた例文をご紹介します。
・「すでにこちらで決定しているのでご検討いただく余地などございません。」

「検討する」の別の敬語表現例

「検討する」を別の敬語表現で表すとどのようなものがあるのでしょうか。ここでは「検討する」の別の敬語表現とその具体例をご紹介していきます。

議論する

「検討する」を別の表現を用いて表せる言葉に「議論する」があります。ただし「議論する」は話し合ったり、意見を述べ合って決めるような意味合いが強いです。たとえば丁寧語「検討します」は「議論する」を用いると「議論します」となります。例をあげると「私共で一度検討します」は「私共で一度議論します」と言うことができます。

尊敬語「(ご)検討なさる」や「(ご)検討くださる」は「議論する」を用いると「議論なさる」や「議論してくださる」となります。例をあげると「部長が一度ご検討なさるそうです」は「部長が一度議論してくださるそうです」と言い換えることができます。

最後に謙譲語「(ご)検討いたします」は「議論する」を用いると「議論いたします」となります。例をあげると「一度持ち帰って検討いたします」は「一度持ち帰って議論いたします」と言い換えることができます。

考える

「検討する」を別の表現を用いて表せる言葉には「考える」もあります。

たとえば丁寧語「検討します」は「考える」を用いると「考えます」となります。例をあげると「少し検討します」は「少し考えます」と言うことができます。

尊敬語「(ご)検討なさる」や「(ご)検討くださる」は「考える」を用いると「お考えになる」や「考えてくださる」となります。例をあげると「部長が一度ご検討なさるそうです」は「部長が一度お考えになるそうです」と言い換えることができます。

最後に謙譲語「(ご)検討いたします」は「考える」を用いると「拝察する」や「愚考する」ということもできますが「考えます」もそのまま使えます。例をあげると「一度持ち帰って検討いたします」は「一度持ち帰って考えます」と言い換えることができます。

「検討する」の敬語表現は「する」の部分が変化する

今回は「検討する」の敬語表現をご紹介してきました。「検討する」という敬語表現は正しく敬語を使う必要のあるビジネスや畏まった場面で非常によく使われます。

「検討する」の敬語表現は「検討」という単語はそのままで後ろの「する」の部分が形を変えることで敬意を示す相手を変えます。検討するのが誰なのかによって「する」の部分を変えていかなければいけません。

このような敬語表現はたくさんあるので「検討」の部分を他の熟語に置き換えることで幅広く応用することができます。

一度使えるようになってしまえば言葉を変えても幅広く使える敬語表現ですので少しずつ習得して使っていきましょう。

初回公開日:2018年04月03日

記載されている内容は2018年04月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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