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「やっぱり」の敬語表現・やっぱりの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年08月14日

皆さんこんにちは、今回は「やっぱり」の敬語表現・やっぱりの使い方と例文・別の敬語表現と題して、「やっぱり」の意味合いと用法、そして正しい敬語表現の使い方、さらにさまざまな場面で使われる「やっぱり」の用例についてご紹介します。ぜひご参考にしてみてください。

「やっぱり辞めます」という表現はビジネスシーンだけでなく、特にプライベートでも多くの場面で使われています。何かしようと考え、「結局やめる」という場合に使われる言葉で、これはその場合の状況や場面にしたがう形での臨機応変の対応が認められます。

・○○大学を受験しようと考えておりましたが、やはり辞退させていただきます。
・○○会社への入社を考えておりましたが、事情がありまして、辞退させていただきます。
・お伝えさせていただいておりましたとおり、一身上の都合により、辞退させていただきます。

このように、たくさん「やっぱり辞めます」という言い方がされる場面はありますが、多くは「何か事情があってそのことを辞める」と言うことがほとんどです。「やっぱり」という感情表現を伴う言葉が「クッション言葉」として使われることが多く見られます。

いいです

「やっぱりいいです」という言い方も非常に多くの場面で使われる表現で、「何かを買おうとしていたけれど、やっぱりいいです」や、相手から無理やり何かを勧められた際に「やっぱりいいです」と言う場合など、その状況はいくらでも想定されます。

・お化粧品をたくさん勧めてくださり感謝しておりますが、間に合っていますのでやっぱりいいです。
・恐れ入りますが、この度はご遠慮させていただきます(「この度は」がこの場合は「やっぱり」の働きをしています)。
・大学受験の参考書を勧めてくださりありがたいことですが、独学で勉強いたしますので、お勧めされる参考書は特に必要ではありません。

このように「いいです」という言葉は「相手への許可」を示す場合もありますので、はっきりと「要らない」や「やめておきます」という旨を明示することが大切です。

お願いします

「やっぱりお願いします」という表現もよく使われる言葉で、これも多くのビジネスシーンやプライベート(日常生活)で老若男女を問わず使われている日常用語の1つとして認められるでしょう。

・迷っておりましたが、やっぱりお願いいたします。
・要らないと考えておりましたが、事情が変わりましたので(やっぱり)、よろしくお願いいたします。
・自分の実力に不足を感じ始めてきましたので、やっぱり勉学のご教授のほどをよろしくお願いいたします。

この場合も「何らかの事情によって、やっぱり○○したいです」や「やっぱり○○することにしました、どうぞお願いします」という、事情の転換によって相手に伝えられる依頼の表現となります。話者から相手に対して「お願いする姿勢」となるため、多くの場合は普通に敬語表現が使われます。

「やっぱり」の別の敬語表現例

日本語を問わず各国の言葉を覚える際には、その1つの言葉の関連語をワンセットで覚えておくと非常に役立つでしょう。この「やっぱり」という言葉にも多くの類義語がありますので、ぜひこれを機会に覚えておきましょう。

やはり/果たして(結果として)/案の定/結局/何と言っても/とどのつまり/詰まるところ/想定どおりに/想定内で/予期していたとおりに/予期していたように/予想どおりに/結局のところ/言っていたとおりに/言っていたように/考えていたように

これらの言葉が一般的に使われる「やっぱり」の類義語として認められますが、どの場合も「1つの物事に対して、前もって想定していたとおりになる」という予測が的中した内容が伝えられます。

やはり

先述しましたように「やはり」という言葉の意味は、「前もって取り決めていたことがそのまま実現されること」や「(誰かと)想定していたことがそのまま的中すること」を言い、特にビジネス上のやり取りで「やっぱり」が使われる際には、必ずそれぞれの場面に見合った敬語表現によってその旨が伝えられます。

・想定されていましたとおりに○○でした。
・この件につきましては想定内です。
・案の定のこととなりますが、やはり彼の実力は偉大でした。
・お伝えしておりましたように、A事業計画は本日におきまして受理されました。

このように、ビジネス用語として扱う場合には必ず「やっぱり」に代わる適切な敬語表現をもって相手に伝えられ、第三者が聞いても印象を落とさない表現が求められます。

「やっぱり」の英語表記と意味

「やっぱり」という言葉を英語に直すと、「also(さらに、やっぱり、また)」、「still(まだ、やっぱり、それでも)」、「nevertheless(それでも、やっぱり、かかわらず)」、「of course(もちろん、やっぱり)」、「as expected(予想どおりに、案の定、やっぱり)」、「prearranged(あらかじめ、予定された、やっぱり)」、「expected(やっぱり、期待された)」などの言葉に置き換えられます。

「やっぱり」の英語表現と意味(1)

先でご紹介しました「やっぱり」の英語表記を参考にして、「やっぱり」の意味合いを含めた英語の例文をいくつかご紹介します。

・As expected, his company went bankrupt.
「予想どおりに(やっぱり)、彼の会社は倒産しました。」
・As expected, he passed Waseda University.
「想定されていたとおりに(やっぱり)、彼は早稲田大学に合格しました。」
・As we had expected, our stock price raised that profit.
「期待していたように(やっぱり)、弊社の株価はその利益を上げました。」

「やっぱり」の英語表現と意味(2)

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初回公開日:2018年04月13日

記載されている内容は2018年04月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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