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「貼る」の敬語表現・貼るの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年08月16日

「貼る」という言葉を使う事はあるだろうか。あまり使う事のない言葉であると思っても、「貼る」という行為は小さい頃から行っているはず。大人になって、その行為を相手にスマートに伝えることができる事はできますでしょうか。適切な敬語表現を身につけていきましょう。

「貼る」の敬語表現

「貼る」という事をしたことがない方は少ない事でしょう。小さいころに絵を描いたものを壁に貼ったり、小学生では授業で習字を壁に貼ったりもしたことでしょう。今や「貼る」事をしたことのない人は極めて少ない数であると言えます。

そんな「貼る」という言葉ですが、この行為を相手に適切に伝えたい場合はこのままの言葉の表現で敬語として使えるのかも気になるものになってきます。

小さいころから使っていた言葉でもあるからもしかすればこの言葉の表現では適切な敬語表現として相手に伝えることはできないかも知れません。コミュニケーションを適切に行うためにも「貼る」という言葉から敬語表現を考えていきましょう。

丁寧語

「貼る」という言葉を丁寧に相手に伝えようとすれば「貼ります」と言うようになります。「貼る」に「ます」を付けるだけで言葉として丁寧に相手に伝えることができるようになります。

ですます調を語尾につけるだけで言葉全体が柔らかい印象となりますが、「です」を「貼る」に付け加えることはできません。「貼るです」という表現になってしまい、命令調にも受け取られてしまいかねません。丁寧語であれば「貼ります」が端的で相手に伝わりやすい丁寧語表現になります。

尊敬語

「貼る」という動作を表す言葉は、「○○に」というように主体を考えることで尊敬語・謙譲語を使い分けることができます。

相手が貼る事をした場合、あるいは第三者から相手に貼る事をした場合は「お貼りになります」というような敬語表現をすることができます。相手主体でこれから貼る事を相手に伝える場合は「要求」となってしまうのでその場合は「こちらが」という事になり謙譲語表現を使う事になります。

相手に対して「あなたがお貼りになられます」というような表現では要求も命令に聞こえてしまうので第三者が貼った事を尊敬語表現で相手に「○○がお貼りになりました」というような言い方をすることで尊敬語を使う事ができます。

謙譲語

こちらが「貼る」事を相手に伝える際はこちらが主体となるので謙譲語表現が比較的楽に使う事ができます。「お貼りいたします」というような表現でも、「貼って差し上げます」という表現でも「貼らせて頂く」というような謙遜表現を相手に伝えることができますので、謙譲語表現として相手に伝えることができるようになります。

どの表現も謙譲語にはなりますが、「貼らせて頂く」というような表現ではかなりこちら側を下に見た言い方にも捉えられてしまうので、言葉のニュアンスも使い分ける必要があります。

「貼る」の敬語での使い方

簡単に各敬語ごとに「貼る」を使う方法を考えてきました。わかりにくくもなってきてしまうのが「尊敬語」かと思われます。どういう時に「相手主体」と考えるのかがポイントにはなってきます。

敬語とはどういう定義で使い分けるものなのかを再度確認して、適切に敬語を使い分けられるように考えることも大切です。基礎をしっかりとかため、どのような表現が来ても臨機応変に敬語表現として対応できるようになる事が大人では望ましい事にもなってきます。

敬語の種類

敬語の種類は冒頭でも触れたとおり、「丁寧語・尊敬語・謙譲語」の3種類あります。それぞれ定義があり、丁寧語は同じ目線、あるいはこちら側が上となり得る状況の際に相手に丁寧な敬語としてつかうことができる言葉遣いです。

単語頭に「お・ご」をつけて単語に柔らかさをプラスさせて相手に伝えたり、語尾に「ですます」を用いて文章全体を相手に丁寧な印象を与えることができる言葉遣いの事を指します。敬う姿勢は相手を上とした立場上での姿勢でもあります。なので相手を上とする言葉遣いには尊敬語・謙譲語がある訳です。

相手主体の言葉であれば相手を持ち上げた表現の尊敬語を用い、こちら主体であれば言葉遣いを持ち上げることなく下げた言い方でこちらを下にすることができる謙譲語を使って敬語を使い分けることができます。

使い方

敬語とは何かを再確認できたところで、どのように言葉として「貼る」という言葉を敬語に変えられるのかを細かく考えていきましょう。口頭で伝えることがコミュニケーションでは主なので、口頭での伝え方から考えていきますが、丁寧語であれば友人や知人同士で使う事が多い言葉遣いとなります。

相手が貼った事に対してこちらが伝えたい場合は「○○さんがお貼りになられましたこのポスター、素敵です」と言うように相手を持ち上げた言い方をすることができます。

メールでの使い方

注意しなければいけないのがメールでの敬語表現です。メールでは感情が相手に伝わりにくく、その場の流れというものもわかりません。どのような状況でも相手にこちらが思ったことをそのまま解釈してもらうためには言葉遣いを適切に考えなければなりません。いつ相手が見ても変に捉えられてしまう事のないように、唐突な本題を避けて相手に伝えられるようにしましょう。

メールで相手に「貼る」という事をこちらから伝えるにはこちらが主体であることが多いでしょうから、「注文していましたポスターが届きましたので、明日お貼りさせて頂きます」という表現でも謙譲語として相手に伝えることができます。この場合「させていただく」でもオーバーな表現ではない事でしょう。

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初回公開日:2018年04月10日

記載されている内容は2018年04月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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