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「貼る」の敬語表現・貼るの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年08月16日

「貼る」という言葉を使う事はあるだろうか。あまり使う事のない言葉であると思っても、「貼る」という行為は小さい頃から行っているはず。大人になって、その行為を相手にスマートに伝えることができる事はできますでしょうか。適切な敬語表現を身につけていきましょう。

「貼る」を敬語表現するときの例文

「貼る」という言葉をどのように敬語表現にすることができるのかを場面を考えて使い分けを意識して来れたことでしょう。では実際に日常的に「貼る」をどのように敬語表現として文章にすることができるのかを考えて、不自由なく敬語として使えるように考えていきましょう。「貼る」という言葉を使いやすい関連のある言葉を挙げ、考えていきます。

収入印紙

ビジネスシーンでもよくあるのが「収入印紙を貼る」という事です。

法で決められた額以上の領収書には貼る事が義務付けられていますが、領収書を受け取る側として、貼られていなくても何も問題ではありません。しかし貼る側が脱税という事になってしまいかねないので、貼る側としては「貼らせて頂きますので、少々お待ちください」というように使われることの多い言葉にもなってきます。

お客様としては貼られても貼られなくてもどうという事ではないのでただただ時間が取られるだけに感じられてしまう場面でもあります。なので、こちらも不正にならないようにお客様にも理解してもらうための謙譲語を用いて相手に伝える必要が出てきます。

切手

切手を貼るときはどうでしょうか。今回はお客様が貼らなければいけない状況で貼る側は特に貼られなければ送る事はできないという状況です。切手を郵便局で求めた際、そのまま手紙を出す際は切手の料金を出してそのまま配達をお願いする形になります。

その時に使える言葉に「切手を貼って頂いてもよろしいでしょうか」というような謙譲語としての表現ができます。しかし郵便局側の人でも支払いはお客様からなので「こちらで貼らせて頂きます」と言うように謙譲語として会話を続けることができます。

シール

シールを貼る際にはどのような会話になる事が予想されるでしょうか。どのようなシールなのかにもよりますが、自分から相手に貼る事をお願いする際はもちろん謙譲語になります。こちらが相手に対して「シールを貼りましょうか」というような場合には「私がお貼りいたしましょうか」と言うように相手に手を差し伸べることができます。

言葉が丁寧であってもできることをわざわざ「私がやりましょうか」と聞くようでは「信頼していない」と相手に受け取られてしまいかねないので相手が困っている時などを把握してあげることがスマートなやさしさともなります。

ポスター

ポスターを貰ったらなるべく壁一面に綺麗に貼りたいものでしょう。そんな時は助けを呼ぶものです。適切な敬語表現で相手に頼る事は信頼関係を向上させるのにも良い事でしょう。その際ただ単に「貼って頂けますか」というのではなく、「ポスターを貼りたいので、お手伝いお願いできますでしょうか」と丁寧に相手に伝えるだけで印象はかなり違ってきます。

逆に言われなくても「ポスターをお貼りになられるのでしたら、お手伝いいたします」と伝えれば相手を尊敬しつつ、こちらを下げた言い方でスマートに相手を助けることができるようになります。

「貼る」の別の敬語表現例

「貼る」という言葉を用いてどのように日常的に敬語表現を相手に伝えることができるのかを確認することができたことでしょう。しかし同じニュアンスではあるものの「貼る」という言葉では少し違和感があるような場面も出てきてしまう事でしょう。

その際、「貼る」とは違った言い方で同じニュアンスを持った言葉を選ぶこともコミュニケーションとして大切な使い分けにもなってきます。似たような言葉遣いを挙げるので、どのように敬語表現として使う事ができるのかも考えていきましょう。

付ける

「貼る」という言葉に似ている言葉に「付ける」という言葉があります。両方とも「貼り付ける」という言葉があるようにとても似たようなニュアンスを含んだ言葉になっています。しかし大きく違う意味があり、「貼る」は平面な場所に対して行うものに対し、「付ける」は立体的なものに行うものである意味合いが強いです。

「バッジを貼ります」では平面になるように取り付けるのに対して、「バッジを付ける」では貰ったバッジをピンなどで取り付けるような意味合いを持ちます。

適切に「貼る」

何事も言葉の使い分けはとても重要なものになってきます。「少し違うくらい」「伝わるでしょう」と思う事であっても、相手の捉え方で大きく変わってしまうのが言葉です。相手に伝わらなければ意味がありません。不本意に相手に受け取られないためにも敬語の使い分けをしっかりと心得なければいけません。

せっかく相手に「良かったらお手伝いしましょうか」という意味で「良ければお貼りいたします」と言った言葉も、「良ければお貼り頂けます」というような謙譲語と尊敬語が混ざってしまったような表現をしてしまっては敬語表現にもならずに相手への印象も「どっちの事を言っているのだろう」と言うように伝わってしまいます。

初回公開日:2018年04月10日

記載されている内容は2018年04月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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