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「一任する」の敬語表現・一任するの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年06月24日

少しかしこまった場面で使われる「一任する」という表現。正しい敬語はややこしく難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。この記事では「一任する」の敬語表現を紹介します。「一任する」の敬語表現について知りたいという方はぜひ読んでください。

「一任する」の敬語表現

「一任する」の敬語表現は少しかしこまった場面で誰かに何かを任せるときに使われます。

目上の人から何かを任せてもらった場合や自分が何かを任せる場合に「一任する」を正しく敬語で言えるでしょうか。「一任する」はどのように敬語で表現するのでしょうか。

まずはじめに「一任する」の敬語表現について丁寧語、尊敬語、謙譲語の3つに分けてご紹介していきます。

丁寧語

「一任する」を丁寧語で表現すると「一任します」です。丁寧語は「です、ます、ございます」を使って丁寧に表現して話すことで相手に敬意を示す敬語表現です。なので「一任する」に丁寧語の語尾「ます」をつけて「一任します」となります。

「一任する」の丁寧語「一任します」という敬語表現を用いた例文をいくつかあげていきます。
・「この件に関してはあなたに一任します。」
・「異議がなければこのまま○○さんに一任いたしますが、異議のある方はいらっしゃいますか。」

尊敬語

「一任する」を尊敬語で表現すると「一任なさる」や「一任してくださる」です。

尊敬語は一任してもらう自分ではなく、一任してくれる側である目上の人に対して敬意を示す敬語表現なので目上の人が一任します。実際に一任してくれる人である目上の人に敬意を示さなければいけません。尊敬語の敬語表現の「~なさる」や「~してくださる」という尊敬語の敬語表現を利用して「一任なさる」や「一任してくださる」とします。

「一任する」の尊敬語「一任なさる」や「一任してくださる」を用いた例文をあげます。
・「新しい案件は部下に一任なさった。」
・「この件に関しては私に一任してくださった。」

謙譲語

「一任する」の謙譲語は「一任いたす(自分が一任する場合)」や「一任していただく(目上の人に一任してもらった場合)」です。

謙譲語は自分が一任してもらうことや自分が一任することをへりくだって表現することで、相手に敬意を示します。そのため一任してもらったり、誰かに一任するのは自分です。

「一任する」の謙譲語「一任いたす(自分が一任する場合)」や「一任していただく(目上の人に一任してもらった場合)」を用いた例文をあげていきます。
・「この件は○○さんに一任いたしました。」
・「一任していただいたからにはしっかりやります。」

一任してもらうか一任するのか二方向ある

「紹介してもらう」を謙譲語にするには謙譲語の敬語表現「~いたす」をつけて「一任いたす(自分が一任する場合)」とするか、「~していただく」をつけて「一任していただく(目上の人に一任してもらった場合)」とすることで謙譲語にすることができます。

先ほど謙譲語の例文としてあげた1つ目の「この件は○○さんに一任いたしました。」は自分が一任する場合の表現です。

また2つ目の「一任していただいたからにはしっかりやります。」は目上の人に自分が一任してもらった場合の表現になります。

「一任する」の敬語での使い方

「一任する」の敬語表現は実際どのように使われるのでしょうか。ここでは「一任する」の敬語表現の基本的な使い方、メールでの使い方、ビジネスでの使われ方を例文をあげながらそれぞれご紹介していきます。

敬語の種類

「一任する」の敬語表現のところでもすでにご紹介したように敬語の種類には大きく分けて丁寧語、尊敬語、謙譲語の三種類があります。「一任する」の敬語表現を丁寧語、尊敬語、謙譲語に分けてまとめると以下のようになります。

丁寧語「一任します」は「一任する」に丁寧語の表現である「です、ます、ございます」などを使って丁寧に話すことで相手に敬意を示す敬語表現です。

尊敬語「一任なさる」や「一任してくださる」は目上の人が一任することに対して敬意を示します。

謙譲語「一任いたす(自分が目上の人に一任する場合)」や「一任していただく(目上の人に一任してもらった場合)」は自分が誰かに一任することをへりくだって表現するしたり、一任してもらうことをへりくだって表現することで相手を持ち上げて敬意を示す表現です。

使い方

「一任する」の敬語表現は目上の人が誰かに任せたり、自分が誰かに何かを任せるということを言いたいときに使われます。

「一任する」の使い方としては丁寧語「一任します」では丁寧さはあまり高くないですが、誰かに任せるということを目上の人に敬語を用いながらシンプルに伝えることができます。

「一任する」の尊敬語「一任なさる」や「一任してくださる」を用いると敬意をはらうべき目上の人が誰かに何かを任せる場合に使うことができます。目上の人が誰かに任せるということ対して敬意を示すことができます。

「一任する」の謙譲語「一任いたす(自分が目上の人に一任する場合)」や「一任していただく(目上の人に一任してもらった場合)」は自分が誰かに任せる場合や自分が任せてもらうことをへりくだって表現することで相手に敬意を示すことができます。

次のページ:「一任する」を敬語表現するときの例文

初回公開日:2018年04月10日

記載されている内容は2018年04月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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