「書いてある」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現
更新日:2024年09月01日
「書いてある」の敬語表現はメールではどのように使われるのでしょうか。具体例をあげて使い方をご紹介していきます。
まずは「書いてある」の丁寧語「書いてあります」を用いた例です。
「契約書に書いてありますように申し込み受付後のキャンセルには所定の手数料が発生いたします。添付ファイルの誓約書をよくお読みいただいてから、ご署名くださいますようお願い申し上げます。」
続いて「書いてある」の尊敬語「お書きになっている」を用いた例です。
「以下は担当者の方からのメールの引用です。取引先の担当者の方がお書きになっているとおり、期日は今週の金曜日ですので明日ミーティングを行い詳細を決めていきましょう。」
最後に「書いてある」の謙譲語「お書きしている」の例です。
「先日お渡しした書類にもお書きしているとおり、締め切りは明日までです。早めのご提出にご協力をお願いします。」
手紙での使い方
「書いてある」の敬語表現は手紙ではどのように使われるのでしょうか。具体例をあげて使い方をご紹介していきます。
まずは「書いてある」の丁寧語「書いてあります」を用いた例です。
「カタログと一緒に同封いたしました価格一覧表に価格がまとめて書いてありますので価格につきましてはそちらをご参照ください。」
続いて「書いてある」の尊敬語「お書きになっている」を用いた例です。
「先日は素敵なお手紙をありがとうございました。お書きになっていた名言の数々はとても励みになりました。」
最後に「書いてある」の謙譲語「お書きしている」の例です。
「招待状にもお書きしたとおり当日は会場まで直接お越しください。」
熟語での使い方
「書いてある」を熟語を用いて表現する場合どのような表現の仕方があるのでしょうか。ここでは熟語を用いた「書いてある」の敬語表現についてご紹介していきます。
明記している
「書いてある」を熟語を用いて表せる言葉には、はっきりと書くことを意味する「明記」という熟語を用いて「明記している」があります。
たとえば「書いてある」の丁寧語「書いてあります」は「明記している」を用いると「明記しています」となります。「ここに書いてあります」は「ここに明記しています」と言うことができます。
「書いてある」の尊敬語「お書きになっている」は「明記している」を用いると「明記なさっている」となります。「ご自身でお書きになっているとおりです」は「ご自身でご明記なさっているとおりです」と言い換えることができます。
最後に「書いてある」の謙譲語「お書きしている」は「明記している」を用いると「明記いたしました」ということができます。「こちらにお書きしているように別途費用が発生します」は「こちらに明記いたしましたように別途費用が発生します」と言い換えられます。
記載してある
「書いてある」を熟語を用いて表せる言葉には、記して載せることを意味する「記載」という熟語を用いて「記載してある」があります。
たとえば「書いてある」の丁寧語「書いてあります」は「記載してある」を用いると「記載してあります」となります。「ここに書いてあります」は「ここに記載してあります」と言うことができます。
「書いてある」の尊敬語「お書きになっている」は「記載してある」を用いると「記載なさっている」となります。「ご自身でお書きになっているとおりです」は「ご自身でご記載なさっているとおりです」と言い換えることができます。
最後に「書いてある」の謙譲語「お書きしている」は「記載してある」を用いると「記載いたしました」ということができます。「こちらにお書きしているように別途費用が発生します」は「こちらに記載いたしましたように別途費用が発生します」と言い換えられます。
「書いてある」を敬語表現するときの例文
「書いてある」の敬語表現はいろいろな場面で登場します。ここではよく使われる「書いてある」を使った敬語表現にしぼってどのように使われるのかを取り上げていきます。
今回は書いてあるので見て欲しいときに使う「書いてあるので見て」の敬語表現についてとりあげていきます。
「書いてあるので見て」と丁寧語で表現する場合はそのまま「書いてあるので見てください」となります。
「書いてあるので見て」の尊敬語は「書いてあるのでご覧ください」です。こちらは見てくれる相手を敬っています。
「書いてあるので見て」の謙譲語は「お書きしているのでご覧いただけますか」です。こちらは見てもらう自分を下げています。
「書いてある」の別の敬語表現例
「書いてある」を別の敬語表現で表すとどのようなものがあるのでしょうか。ここでは「書いてある」の別の敬語表現とその具体例をご紹介していきます。
書かれている
「書いてある」の別の表現には「書かれている」があります。
たとえば「書いてある」の丁寧語「書いてあります」は「書かれている」を用いると「書かれています」となります。「ここに書いてあります」は「ここに書かれています」と言うことができます。
「書いてある」の尊敬語「お書きになっている」は「書かれている」を用いて表現しようとするとそのまま「お書きになっている」となります。
最後に「書いてある」の謙譲語「お書きしている」は「書かれている」を用いて表現しようとすると同じようにそのまま「お書きにしている」となります。
「書いてある」は言い方に配慮が必要
初回公開日:2018年04月24日
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