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「お母さん」の敬語表現・お母さんの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年09月17日

自分の母親を何と呼んでいますか。多くの方が「お母さん」と呼んでいますが、「お母さん」は敬語として成り立っているのでしょうか。「お母さん」の響きは親しみがあり日常化しています。「お母さん」よりも丁寧で敬った敬語はあるのか、ご紹介していきます。

「お母さん」の表現を使うときは、自分の母親を直接呼ぶときです。母親との会話の中で「お母さんはいつも早起きだね」のようにも使います。家族の会話の中では「お母さんはコーヒーを飲むって言っていたよ」などの使い方をします。

このようなことから「お母さん」の表現は母親本人に対してと、家族の会話の中で使われているということがわかります。

多くの人が使う「お母さん」の言葉は、多くの人にとっての母親は尊敬できる存在であることの象徴であるとも考えられます。母親に向かって「母」と呼び捨てにするのはおかしなことであり、そのような言い方はありません。

しかし母親の呼称は「お母さん」だけではありません。人により呼び方はいろいろあり、中にはアメリカなどの外国のように自分の母親を名前で呼ぶ人もいます。必ずしもすべての人が母親を敬語で呼んでいるわけではありません。

他人のお母さん

他人の「お母さん」は何と呼んだら良いでしょうか。「お母さん」の呼び方はあまり他人に使うものではありません。年齢的、雰囲気的に「お母さん」の言葉が似あう他人に向かって「お母さん」と呼ぶ人がいますが、違和感を感じる人もいます。子供がいない人は特に「お母さん」の表現は抵抗があるでしょう。

友達のお母さんや上司の「お母さん」は何と呼んだら良いでしょう。「お母さん」は自分の母親に言う軽めの敬語のため、他人には気安過ぎて相応しくありません。「お母様」が無難であると考えられます。他にも他人の母親に敬意を込める言い方がありますが、会話では大げさ過ぎるため「お母様」で良いでしょう。

「○○さんのお母様」のように名前も付けると丁寧で言いやすく、言われた本人も抵抗なく受け入れやすいでしょう。

第3者に話すとき

身内以外の第3者に、自分の母親のことを話すときは「お母さん」の言い方はしません。自分の母親は、第3者にとっては他人であり尊敬すべき相手ではありません。自分の身内のことを第3者に言うときは、自分と同じ扱いをするため「お母さん」ではなく「母」になります。

メールでの使い方

メールは話し言葉と違い、書き言葉として相応しい言葉が使われますが、手紙ほど改まった表現は使いません。話し言葉か話し言葉よりも少し丁寧な表現にすると、仰々しくなくて良いでしょう。メールの内容によっては「お母さん」の丁寧な敬語が必要なこともあります。

自分の母親へ

自分の母親へメールを送るときは、そこまで改まった敬語は必要はありません。いつも「お母さん」と呼んでいるなら「お母さん」で良いでしょう。

「お母さん」以外で呼んでいるなら、いつもの呼称が自然です。謝罪や頼みごとをするとき、丁寧な言い方をしたいときは「お母様」の呼称をおすすめします。メールを読んだ母親は背筋を伸ばして読んでくれるでしょう。

友人や知人へ

第3者にメールで自分の母親のことを伝えるときは「お母さん」の言葉は使いません。「母」の表現を使います。

他人の母親を話題に書くときは「お母様」が良いでしょう。改まった内容のメールであれば「母堂(ぼどう)」「御母堂(ごぼどう)」「御母堂様(ごぼどうさま)」などを使います。

他にも他人の母親を尊敬語で表現できますが、あまり現代的な表現でない言葉が多いため「母堂」の表現で十分でしょう。

手紙での使い方

手紙はメールと違って改まったイメージです。「お母さん」の敬語を少し丁寧な敬語に変えてみても良いでしょう。

自分の母親へ

自分の母親あてに書くときは好きな表現を使えます。「お母さん」や「お母様」、ちょっと古風に気取って「母上」や「母上様」、「母君」や「母君様」を使ってみるのも面白いでしょう。

友人や知人へ

友人や知人に手紙を書くときは内容にもよりますが、メールよりもかしこまった表現を選んだ方が良いでしょう。自分の母親のことを話題にするときは「母」にします。

相手の母親を話題にするときは、友達などの親しい関係なら「お母様」で良いでしょう。目上や改まった手紙では、相手の母親のことを「母堂(ぼどう)」「御母堂(ごぼどう)」「御母堂様(ごぼどうさま)」などを使うのが相応しいでしょう。

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初回公開日:2018年04月01日

記載されている内容は2018年04月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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