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「お母さん」の敬語表現・お母さんの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年04月05日

自分の母親を何と呼んでいますか。多くの方が「お母さん」と呼んでいますが、「お母さん」は敬語として成り立っているのでしょうか。「お母さん」の響きは親しみがあり日常化しています。「お母さん」よりも丁寧で敬った敬語はあるのか、ご紹介していきます。

「お母さん」を敬語表現するときの例文

「お母さん」を敬語で表現した例文を見てみましょう。

「お母さんの味噌汁を飲むと落ち着く」
「お母様にお願いがあります」
「○○さんのお母様に昨日お会いしました」
「御母堂様の御逝去を悼み、心からお悔やみ申し上げます」
「御尊母様の御逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます」

「お母さん」の別の敬語表現例

「お母さん」は既に敬語ですが、敬語表現としては軽めです。「お母さん」の別の敬語表現も見てみましょう。敬語としては古すぎて違和感があり、今ではあまり使われていないものも多くありますが、見ていきましょう。

「御母様(おかあさま)」「尊母(そんぼ)」「御尊母(ごそんぼ)」「御尊母様(ごそんぼさま)」「母上(ははうえ)」「母上様(ははうえさま)」「御母上(おははうえ)」「母堂(ぼどう)」「御母堂(ごぼどう)」「御母堂様(ごぼどうさま)」「母君様(ははぎみさま)」「御母君(おははぎみ)」「御母君様(おははぎみさま)」「母御(ははご)」「母御前(ははごぜ)(ははごぜん)」「母刀自(おもとじ)(ははとじ)」「令堂(れいどう)」

「ははごぜ」は「ははごぜん」を略した敬語です。「母刀自」の「刀自(とじ)」は年配の女の人に対して敬う言い方で、名前の下に付けて敬称としても使われています。

敬語の重複

既に敬語である言葉にさらに敬語を付ける重複が見られることがあります。例えば「母堂」は既にそれだけで敬語として成り立っていますが、「御」や「様」を付ける「御母堂」や「御母堂様」の言い方も使われています。

「母上」「母君」も同様に既に敬語として意味を成していますが、「御」や「様」をあえて付けることで、より敬意を込めた丁寧な表現をすることができます。

他人の「お母さん」に対する敬語

他人の母親を敬う言い方の敬語があります。

「尊母」「御尊母」「御尊母様」「母堂」「御母堂」「御母堂様」「母御」「母御前」「令堂」が挙げられます。

最近では故人に対しての敬語として「尊母」「御尊母」「御尊母様」「母堂」「御母堂」「御母堂様」は使われることが多くなっています。

番外編「お母さん」の別の呼称

「お母さん」には親しみを込めた呼称があります。いくつかをご紹介します。

「母さん」「母ちゃん」「おっかさん」「おっかあ」「かか」「かかあ」「おかん」「お袋」「お袋さん」「ママ」「マミー」

「おかん」は関西の人が母親を呼ぶ言い方で、「お袋」「お袋さん」は主に男性が自分の母親を呼ぶときに使われています。

「お母さん」の呼称の多さ

「お母さん」の敬語表現はいかがでしたか。母親の呼称は敬語に限らずたくさんあることがわかりました。現在ではあまり使われていない敬語も多くありましたが、「お母さん」はそれだけ昔から身近で尊敬できる人であることがわかります。

「お母さん」の敬語を使うときは、シーンに合った相応しいものを選び、自分の母親のことは「お母さん」といつもの感じで、身内以外の人に言わないように気を付けましょう。

初回公開日:2018年04月01日

記載されている内容は2018年04月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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