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「お母さん」の敬語表現・お母さんの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年04月05日

自分の母親を何と呼んでいますか。多くの方が「お母さん」と呼んでいますが、「お母さん」は敬語として成り立っているのでしょうか。「お母さん」の響きは親しみがあり日常化しています。「お母さん」よりも丁寧で敬った敬語はあるのか、ご紹介していきます。

「お母さん」の敬語表現

自分のお母さんを何と呼んでいますか。呼び方はいろいろありますが「お母さん」と呼んでいる方は多いでしょう。普段何気なく呼んでいる「お母さん」の言葉は敬語として成り立っているのでしょうか。身近な「お母さん」という言葉について、敬語の表現を詳しく見ていきましょう。

敬語の種類

敬語は大きく3つに分けられます。「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」になります。「尊敬語」は話題になっている行為の主体が、話し手よりも上位であるときに使われる敬語です。「尊敬語」を使うことで行為の主体を敬い高めることができます。

「謙譲語」は話題になっている行為の客体が、行為の主体である話し手よりも上位であるときに使われます。自分をへりくだる「謙譲語」の表現を使うことで客体を高めます。

「丁寧語」は話し手よりも聞き手が上位であるときに使います。「です」「ます」「ございます」を付けることで、聞き手に丁寧な配慮がなされ、聞き手の位置を高めれます。

尊敬語

「お母さん」には尊敬語の表現が含まれています。「お母さん」の言葉はニュアンス的には気軽な呼び方であり、かしこまった敬語の印象はありません。

「お母さん」の言葉は「お」の「接頭辞」+「さん」の「接尾辞」が組み合わさった尊敬語です。「お」+「さん」が付くことで相手を敬う「お~さん」の表現になります。接頭辞と接尾辞について分けて見てみましょう。

接頭辞

人に関する名詞の前に「お」や「ご」を付けることで相手を敬うことができます。

例えば「お母さん」の他には「お爺さん」「お坊さん」「ご主人」などが挙げられます。言葉の本体である「語基」の前に付くため「接頭辞」または「接頭語」と言われています。

接尾辞

人に関する名詞の後に「さん」の敬称を付けることで相手を敬うことができます。例えば「お母さん」の他には「お父さん」「田中さん」「奥さん」などが挙げられます。言葉の本体である「語基」の後ろに付くため「接尾辞」または「接尾語」と言われています。

謙譲語

謙譲語は自分をへりくだることで客体を高める言い方です。「お母さん」の言い方から尊敬語の表現を取ると「母」になります。「母」をへりくだる表現は「愚母(ぐぼ)」になりますが、あまり使える表現ではありません。

自分の親をへりくだることは他人が聞いて良いものではありません。そこまでへりくだると返って相手に不快感を与えてしまうことも考えられます。謙譲語の表現をする文の中では「母」の表現で充分です。

丁寧語

丁寧語の中には名詞の前に「お」や「ご」を付けることで丁寧な言い方ができる丁寧語があります。例えばお菓子、お顔、お名前、ご住所、ご祝儀などが挙げられます。

尊敬語の「お」や「ご」は相手に対して敬意を表すために付けますが、丁寧語では直接敬う相手がいないため、物の言い方を上品に丁寧に表現するために使います。丁寧語は丁寧な物の言い方は結果として相手を敬うことにもなりますが、尊敬語とは働きが違っています。

「お母さん」の敬語での使い方

実際に「お母さん」の敬語をどのように使うか見ていきましょう。

使い方

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初回公開日:2018年04月01日

記載されている内容は2018年04月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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