「乗る」の敬語表現・乗るの使い方と例文・別の敬語表現
更新日:2024年08月03日
「乗る」の敬語表現
「乗る」の敬語表現は日常生活からビジネスにおいてまで幅広い場面でよく使われます。目上の人に自分が何かに乗ると言うときや目上の人が何かに乗るときに「乗る」を正しく敬語で言えるでしょうか。「乗る」はどのように敬語で表現するのでしょうか。
まずはじめに「乗る」の敬語表現について丁寧語、尊敬語、謙譲語の3つに分けてご紹介していきます。
丁寧語
「乗る」を丁寧語で表現すると「乗ります」です。丁寧語は「です、ます、ございます」を使って丁寧に表現をする敬語表現です。なので「乗る」に丁寧語の語尾「ます」をつけて「乗ります」となります。
「乗る」の丁寧語「乗ります」という敬語表現を用いた例文をいくつかあげていきます。
「これから電車に乗ります。」
「次のバスに乗りますか。」
尊敬語
「乗る」を尊敬語で表現すると「お乗りになる」です。
尊敬語は乗る人に対して敬意を示す敬語表現なので乗るのは目上の人です。実際に乗る人である目上の人に敬意を示さなければいけません。尊敬語の敬語表現である「お~になる」という尊敬語の敬語表現を利用して「お乗りになる」とします。
「乗る」の尊敬語「お乗りになる」を用いた例文をあげます。
・「部長はバイクにお乗りになるそうです。」
・「自転車にお乗りになりますか。」
謙譲語
「乗る」の謙譲語は「お乗りする」です。
謙譲語は自分の乗るという動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示します。そのため何かに乗るのは自分自身になります。
「乗る」を謙譲語にするには謙譲語の敬語表現「お~する」をつけて「お乗りする」とすることで謙譲語にすることができます。
「乗る」の謙譲語「お乗りする」を用いた例文をあげていきます。
・「一緒にお乗りしてもよろしいでしょうか。」
・「係員もご一緒にお乗りします。」
「乗る」の敬語表現には「お」がつく
「乗る」と目上の人に敬語で言うときには「乗る」という言葉に丁寧さを出すことができる「お」をつけて「お乗り」という形でよく使われます。そして誰が乗るのか、誰に敬意をはらう必要があるのかによって「お乗り」の後ろの敬語表現が変わってきます。
たとえば「ご連絡」、「お作りします」や「お迎え」などのように「お」や「ご」をつけて丁寧な敬語表現になる言葉はたくさんあります。「乗る」にも「お」をつけて「お乗り」とすることで「乗る」というよりも丁寧な印象の敬語表現になります。
「乗る」の敬語での使い方
「乗る」の敬語表現は実際どのように使われるのでしょうか。ここでは「乗る」の敬語表現の基本的な使い方、メールでの使い方を具体例をあげながらそれぞれご紹介していきます。
敬語の種類
「乗る」の敬語表現のところでもすでに取りあげたように敬語の種類には大きく分けて丁寧語、尊敬語、謙譲語の三種類があります。敬語表現を丁寧語、尊敬語、謙譲語に分けてまとめると以下のようになります。
丁寧語「乗ります」は「乗る」に「です、ます、ございます」などを使って丁寧に表現することによって話し相手に対して敬意を示します。
尊敬語「お乗りになる」は相手が何かに乗ることに対して敬意を示めします。
謙譲語「お乗りする」は自分が乗ることをへりくだって表現することで相手を持ち上げて敬意を示す表現です。
使い方
「乗る」の敬語表現は目上の人が何かに乗ることを表現したり、目上の人に自分が何かに乗るということを言いたいときに使われます。
「乗る」の使い方としては丁寧語「乗ります」では丁寧さは高くはないですが、乗るということを目上の人に敬語を用いながらシンプルに回りくどくならずに伝えることができます。
「乗る」の尊敬語「お乗りになる」を用いると敬意をはらうべき目上の人が何かに乗る場合に使うことができます。目上の人が乗るということ対して敬意を示すことができます。
「乗る」の謙譲語「お乗りする」は自分が何かに乗るときに自分の乗るという動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示すことができます。
メールでの使い方
「乗る」の敬語表現はメールではどのように使われるのでしょうか。具体例をあげて使い方をご紹介していきます。
まずは「乗る」の丁寧語「乗ります」を用いた例です。
「明日は船に乗りますので悪天候の場合は延期になることがございます。」
続いて「乗る」の尊敬語「お乗りになる」を用いた例です。
「無料シャトルバスにお乗りになる際は会員証を必ずご提示くださいますようお願いいたします。」
最後に「乗る」の謙譲語「お乗りする」の例です。
「当日のバスには係員もお乗りしますので何かございましたらお気軽にご相談くださいませ。」
初回公開日:2018年04月05日
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