「買ってもらう」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年08月23日
「買ってもらう」を敬語表現するときの例文
「買ってもらう」の敬語表現はあらゆる場面で登場します。ここではよく使われる「買ってもらう」を使った敬語表現にしぼってどのように使われるのかを取り上げていきます。
今回は買ってもらったあとに「ありがとう」というお礼を言う表現の敬語表現についてとりあげていきます。何かを買ってもらった際に正しく敬語で「ありがとう」とお礼を言うことは大切です。
買ってもらってありがとうと敬語で言うときにはどのように用いられるのでしょうか。例文をあげながらご紹介していきます。
ありがとう
「買ってもらって、ありがとう」と丁寧語で表現すると「買ってもらいましてありがとうございます」となります。例文をあげます。
・昨日のバザーでは私たちの物をいろいろ買ってもらいましてありがとうございました。
「買ってもらって、ありがとう」の尊敬語は「買ってくださいましてありがとうございます」です。例文をご紹介します。
・本日は美味しいお菓子をたくさん買ってくださいましてありがとうございます。
「買ってもらって、ありがとう」の謙譲語は「買っていただきましてありがとうございます」です。例文をご紹介します。
・本日はいろいろ日常生活で使えるようなものを買っていただきましてありがとうございます。
「買ってもらう」の別の敬語表現例
「買ってもらう」を別の敬語表現で表すとどのようなものがあるのでしょうか。ここでは「買ってもらう」の別の敬語表現とその具体例をご紹介していきます。
購入してもらう
「買ってもらう」を別の表現を用いて表せる言葉には「購入してもらう」があります。「購入してもらう」という言葉の敬語表現を用いて敬語で表すこともできます。
たとえば丁寧語「買ってもらいます」は「購入してもらう」を用いると「購入してもらいます」となります。「なくなったので新しいものを買ってもらいます」は「なくなったので新しいものを購入してもらいます」と言うことができます。
尊敬語「買ってくださる」は「購入してもらう」を用いると「購入してくださる」となります。「買ってくださった方は抽選にご参加いただけます」は「購入してくださった方は抽選にご参加いただけます」と言い換えることができます。
最後に謙譲語「買っていただく」は「購入してもらう」を用いると「購入していただく」ということができます。「買っていただきありがとうございます」は「購入していただきありがとうございます」と言い換えられます。
「購入」の敬語表現には「ご」がつく
「購入」と目上の人に敬語で言うときには「購入」という言葉に丁寧さを出すことができる「ご」をつけて「ご購入」という形でよく使われます。そして誰が購入するのか、誰に敬意をはらう必要があるのかによって「ご購入」の後ろの敬語表現が変わってきます。
たとえば「ご連絡」や「ご依頼」、「お迎え」や「お引っ越し」などのように「お」や「ご」をつけて丁寧な敬語表現になる言葉はたくさんあります。「購入」にも「ご」をつけて「ご購入」とすることで「購入」というよりも丁寧な印象の敬語表現になります。
「お買い求め」「お買い上げ」
「買ってもらう」を別の表現を用いて表せる言葉には「お買い求め」や「お買い上げ」があります。丁寧語「買ってもらいます」を「お買い求め」や「お買い上げ」を用いていうことはあまりないですが、尊敬語や謙譲語を用いた表現はとてもよく使われます。
尊敬語「買ってくださる」は「お買い求め」や「お買い上げ」を用いると「お買い求め(お買い上げ)くださる」となります。「買ってくださいましてありがとうございます」は「お買い求めくださいましてありがとうございます」と言い換えることができます。
最後に謙譲語「買っていただく」は「お買い求め」や「お買い上げ」を用いると「お買い求め(お買い上げ)いただく」ということができます。「買っていただきありがとうございます」は「お買い求め(お買い上げ)いただきありがとうございます」と言い換えられます。
正しく使い分けて使いましょう
今回は「買ってもらう」の敬語表現をご紹介してきました。「買ってもらう」という表現は日常生活からビジネスにおいてまであらゆる場面で非常によく使われます。
敬語は基本的に「です・ます・ございます」を使うと丁寧語、「~くださる」、「~なさる」、「お(ご)~になる」を使うと尊敬語、「いたす(自分が何かをする場合)」、「~していただく(何かを相手にしてもらう場合)」を使うと謙譲語になります。
「買ってもらう」の敬語表現も同じように丁寧語「買ってもらいます」、尊敬語「買ってくださる」、謙譲語「買っていただく」となり比較的シンプルで使いやすいです。ただし買ってもらう側の自分を下げるのか、買ってくれる相手を持ち上げるのかで「買ってもらう」の敬語表現は変わってきます。
誰を敬うのか、誰を下げるのかを正しく使い分けられるようになると他の言葉でも応用が利く敬語表現ですので使えるように練習していきましょう。
初回公開日:2018年04月08日
記載されている内容は2018年04月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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