「特になし」の敬語での言い方・書いても良いのか｜職務経歴書
更新日：2024年01月17日
正しく覚えたい！「特になし」の敬語表現・使い方
書類や履歴書を作成する際、項目や質問の内容によっては、答えようのないものや、何も記入することがない場合などもあるでしょう。そのような際に、空欄にしておくことを避けるために、「特になし」などと記入する方は、少なくないと考えられます。
しかし、「特になし」というフレーズは、身近なものである反面、丁寧な言葉であるとは言えません。そのため、書類や履歴書などに、「特になし」と書き込むことに対して、抵抗や疑問を感じる方も、少なくないでしょう。
そこで今回は、「特になし」という言葉をテーマにして、敬語や丁寧な表現での言い方や、各書類や項目に「特になし」と記入しても良いのかといったことについて、さまざまな角度から考察・ご紹介していきます。
「特になし」の敬語での言い方
「特になし」という言葉は、大変身近な言葉の1つだと言えるでしょう。日常生活における会話でも、「特になし」「特にない」といった言い回しを使うことは多く、頻繁に使用しているという方も多いと考えられます。
しかし、「特になし」をビジネスや目上の人とのやり取りで使用する場合は、どのような言い回しで表現するべきか、頭を悩ませる方も少なくないでしょう。一般的に、ビジネスシーンや目上の人とのやり取りでは、敬語や丁寧な表現を使用するのが、マナーだと言われているためです。
そこでまずは、「特になし」の敬語表現や丁寧な言い方などについて、考察していきます。
「特になし」の敬語【1】：特にございません
「特になし」を敬語や丁寧な言葉へと言い換える場合、「特に」の部分よりも、その後に続く「なし」の部分を、丁寧な表現などに言い換えるケースが多いと予想できます。
「なし」という言葉の敬語表現の1つとして、「ございません」という言い回しが挙げられます。ですから、「特になし」を敬語表現へ言い換える方法の1つとして、「特にございません」という言い回しが考えられます。
書類などに記入する際も、「特になし」と記入するよりは、「特にございません」と記入した方が、より丁寧な印象を読み手に与えることができるでしょう。
「特になし」の敬語表現【2】：特にありません
「特になし」を丁寧な言い回しへと言い換えた言葉の1つとして、「特にありません」という意回しも挙げられます。「特になし」という言い回しは、不躾な印象を与える可能性があるため、履歴書などに使用する場合は、「特にありません」という言い回しへと言い換える方も多いと考えられます。
しかし、「特にありません」という言い回しは、あくまでも丁寧な表現であり、敬語ではありません。そのため、より丁寧な表現にしたい場合は、「特にございません」という言い回しへと言い換えることをおすすめします。
「特になし」の敬語表現【3】：特にないです
「特になし」を丁寧に言い換えた表現の1つとして、「特にないです」という言い回しも挙げられます。「です」という言葉を付け加えることで、「特になし」と表現するよりは、丁寧な言い回しになっていると言えそうです。
しかし、「特にないです」という表現は、敬語ではないので、「特にございません」と比較すると、丁寧さや敬意の表現としては、劣ると言えるでしょう。また、「特にありません」という言い回しの方が、ビジネス向きと言えそうです。
ですから、「特にないです」という表現は、「特になし」よりは丁寧ではあるものの、履歴書などの書類では、あまり使用しない方が良いと考えられます。
「特になし」と書いても良いのか
続いては、さまざまな書類や履歴書などに、「特になし」という言葉を使用して記入しても良いのかどうか、考察していきます。
特に、選考などに使用される書類や履歴書は、「特になし」と記入することで、印象や評価に影響を与える可能性もあります。ですから、「特になし」と記入しても、評価などに影響がないのかどうかについても、考えていきます。
「特になし」の使用【1】：職務経歴書の特記事項
転職をする場合、これまでの労働や就職の経験を記入した、「職務経歴書」の提出を求められる場合があります。職務経歴書には、いろいろな項目が存在しますが、「特記事項」と呼ばれる項目については、何を書けば良いのか、頭を悩ませる方が特に多いと言われています。
「特になし」の使用【2】：履歴書
続いては、就職活動や転職活動、アルバイトなどで幅広く使用されている、履歴書における「特になし」の使用について、考えていきましょう。
履歴書は、テンプレートや用紙の種類によって、項目などが異なりますが、特に多くの人が頭を悩ませるのが、「自己PR」や「その他」などの項目だと予想できます。空欄にすると印象が悪くなる可能性があることはわかっていても、どうしても記入する内容が思い付かないというケースも、あると考えられます。
上記のような場合は、「特になし」を使用することも、やむを得ないと言えそうです。その場合は、「特にございません。その他、貴社の規定に従います」といった文言を記入するのが、一般的だと言われています。
「特になし」の使用【3】：希望職種
初回公開日：2018年04月18日
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