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「特になし」の敬語での言い方・書いても良いのか|職務経歴書

更新日:2024年01月17日

「特になし」という言葉は、書類ではどのように使えば良いのでしょうか。また、敬語へはどのように言い換えれば良いのでしょうか。この記事では、「特になし」の敬語への言い換えや、書類別の使い方などについてご紹介しています。ぜひ、参考にしてみて下さい。

履歴書や職務経歴書、エントリーシートなどには、テンプレートや種類によっては、「希望職種」の項目が設けられているケースもあります。

希望職種が明確な場合は構いませんが、特にない場合は、何を記入すれば良いのか、頭を悩ませてしまう方も、いらっしゃるでしょう。そこで続いては、希望職種の項目に、「特になし」と記入しても良いのかどうか、考察していきます。

希望職種が特にない場合は、希望職種の項目・欄にも、「特になし」と記入しても、問題ないと言われています。中には、特定の職種を強く希望することは、言いたい放題に希望を主張しているように受け取られる可能性があるという見解もあります。

そのため、「特になし」を丁寧に表現した、「特にありません」「特にございません」という書き方で記入すれば、問題ないとする意見も見られます。

「特になし」の使用【4】:面接カード

国家公務員試験や地方公務員試験など、公務員試験で使用することが多い面接カードは、公務員を目指す人にとっては、無視することができない存在です。そのため、面接カードの書き方などに悩む方も、少なくないと予想できます。

面接カードでは、志望動機や自己PRを記入するケースが多いと考えられますが、項目の内容によっては、「特になし」やそれと似たような意味の表現を使用しても問題ないのか、気になるところです。

結論から言うと、あまり使用しない方が良いと言われています。それぞれの項目をしっかり自分の言葉で埋めている面接カードの方が、評価が高くなる可能性があるとされています。

しかし、給与や待遇などの項目がある場合は、ぎっしりと自分の希望を記入するよりも、「特になし」などの無難な表記にしておいた方が良いという意見も存在しています。ですから、「特になし」の使用は、項目の内容次第とも言えそうです。

「特になし」の書き方

上記では、「特になし」という表現を、履歴書や職務経歴書などの各書類・各項目に使用しても良いのかどうかについて、考察しました。続いては、実際に書類などで「特になし」という言葉を使用する場合、どのような書き方で使用すれば良いのか、「特になし」の書き方について考察していきます。

「特になし」の書き方【1】:言い換え方法

「特になし」と書類や履歴書に記入する際、単に「特になし」という書き方をするよりも、丁寧な言い回しへ言い換えた方が、好印象に繋がる可能性があると考えられます。

上記でもご紹介したとおり、「特になし」という言い回しよりも、「特にございません」「特にありません」といった言い回しへと言い換えると、不躾な印象や稚拙さが緩和でき、丁寧な印象や常識的なイメージを与えられる可能性があります。

「特にないです」という言い回しも考えられますが、「特にございません」などの言い回しと比較すると、幼稚な印象や砕けた印象になってしまうため、できるだけ「特にございません」「特にありません」などの言い回しへと言い換えた方が良いと考えられます。

「特になし」の書き方【2】:一言添える

履歴書や書類に「特になし」と記入する場合は、単に「特になし」や「特にございません」と記入するだけでなく、一言添えるのが一般的だと言われています。

「特になし」やその言い換え表現とともに記入する文言として、一般的なのは、「貴社の規定に従います」といった文言だとされています。「特にございません。貴社の規定に従います」などと記入することで、項目や欄が空いているように見えるのを、視覚的に防げるほか、常識的な印象を与えられる可能性があります。

「特になし」と記入した方が良いケース

一般的に、履歴書や各書類の項目などは、できるだけ自分の言葉で、空欄にならないように埋めた方が、選考などの評価に有利だと言われています。そのため、「特になし」と記載をするのは、どうしても書くことがないときの最終手段のように考えている方も、いらっしゃると言われています。

しかし、上記でも触れたとおり、「希望職種」などの自分の希望などについて述べる項目においては、希望や要望をたくさん書き込むよりも、「特になし」といったニュアンスの内容を記入した方が、良いという意見もあります。

希望などをたくさん書き込むことで、「扱いづらい」「わがまま」といった印象を与えてしまう危険性があります。そのため、希望や伝えておくべきことが特にない場合は、無理に書き込まずに「特にございません」などと記入した方が、無難なケースもあると考えられます。

「特になし」の使いすぎに注意

「特になし」という言葉は、上記でご紹介したように、状況や項目の内容によっては、使用した方が良いケースもあるとされています。しかし、「特になし」という言葉を使いすぎてしまうと、やる気や熱意を疑われてしまう危険性があるので、注意しましょう。

「特になし」という言葉では、個性や自己PRを表現することができません。そのため、1枚の履歴書や書類で何度も使用してしまうと、内容の薄い書類になってしまい、自分の魅力や考えなどを、アピールできない可能性があります。

ですから、「特になし」という言葉は、過度に使いすぎてしまわないよう、使用頻度や回数には注意しましょう。

「特になし」は内容や項目に合わせて使おう

いかがでしたでしょうか。今回は、「特になし」という表現をテーマにして、敬語表現への言い換えや、各書類での使い方、一般的な書き方などについて、考察・ご紹介しました。

「特になし」という表現は、適切な使い方や書き方を覚えると、何かと便利です。しかし、使い過ぎてしまったり、しっかり記入した方が良い項目で使用したりすると、評価などに悪影響が出る可能性があります。反対に、適切に使用することができると、読み手に好印象を与えることができる可能性もあります。

この機会にぜひ、「特になし」という言葉の使い方や、敬語表現についてよく考え、適切に使えるようにしておきましょう。

初回公開日:2018年04月18日

記載されている内容は2018年04月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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