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2017年10月04日

扶養から外れるとどうなる?外れた場合の金額・手続方法

扶養家族が一定額の収入を得た場合には扶養を外れる必要があります。収入額によっては、国民健康保険や国民年金の支払額や所得税、住民税の支払いによって働き損になってしまうことも有り得ます。扶養から外れた場合の働き方について、詳しく確認してみましょう。

扶養家族って何?

扶養から外れるとどうなる?外れた場合の金額・手続方法

扶養家族とは、生活の世話、面倒を見なくてはいけない家族の事を指します。妻などの配偶者や子、孫、養子などが当てはまります。同一家計であることが条件になっています。

今回は主に収入面での扶養家族の話となります。税制上の決まりとして、一定の条件を満たす場合は扶養控除を受ける事が出来ます。この扶養家族が一定額以上の収入を得た場合には、扶養から外れる事になります。そのため幾ら収入を得るのかによって扶養家族が扶養控除から外れた方が良いかどうか、またメリット、デメリットを考える必要があるのです。

扶養から外れる金額とは?

扶養から外れるとどうなる?外れた場合の金額・手続方法

例えば主婦がパートを始める際に夫の扶養範囲内で働くか否か、という事柄がとても重要になってきますね。その場合にポイントとなるのは「103万円と130万円」という金額の壁です。

収入が103万円を超えた場合、扶養控除を受ける事が出来なくなり扶養から外れる事となります。そうなると世帯の税金が上がるのです。さらに収入が130万円を超えると、社会保険上の扶養から外れる事になります。

扶養範囲から外れてしまうと、どうなるのでしょうか。詳しく確認してみましょう。

103万円を超えた場合

民放の規定内の配偶者で生計が同一の場合、年間の合計所得が38万円以下(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)の場合に受ける事の出来るものが配偶者控除です。この配偶者控除を受けると、一定金額の所得控除を受ける事が出来ます。

103万円を超えた場合、配偶者控除を受ける事が出来なくなるため世帯の中での税金が増えてしまう事になります。

130万円を超えた場合

社会保険上の扶養を外れる条件は、収入が130万円を超えた場合です。その場合は、夫の被扶養者から外れ、自身で健康保険に入る必要があります。収入が130万円を超えた場合、健康保険料だけではなく年金保険料も自分自身で払う必要があります。そのため健康保険料、年金保険料の負担が大きく家計にのしかかります。

勤めている会社の社会保険や厚生年金に加入できるかどうかは、勤めている会社によって異なります。そのため加入出来ない場合には国民健康保険、国民年金に加入するため負担はより大きくなるのです。

新たに出来た106万円の壁って何?

扶養から外れるとどうなる?外れた場合の金額・手続方法

2016年10月1日に、社会保険制度が改正になり、一部の人を対象として扶養を外れ社会保険に加入しなければいけない収入額が見直しになりました。その一部の人に当てはまるのは以下の通りです。

・従業員501人以上の企業の学生を除く従業員
・勤務期間が一年以上の見込み
・勤務時間が週20時間以上
・一ヶ月の賃金が8.8万円以上(年収106万円以上)

これにより一部の人では130万円の社会保険加入の壁が106万円に引き下げられるということになりました。そのため、該当する人にとって負担はとても大きなものとなります。

平成30年からは150万円の壁?

扶養から外れるとどうなる?外れた場合の金額・手続方法

2017年の税制改正により、配偶者控除は年間150万円以下であれば受ける事が出来るようになりました。ただし、夫の収入にも規制があり夫の収入が1220万円以下でないと控除を受ける事が出来なくなります。そのため1220万円以下の夫を持つ妻の場合、103万の壁を気にせず働く事が出来るという事です。

しかしながら150万の壁の前には、一部の方が該当する106万円の壁や自分自身で社会保険に加入しなければいけない130万円の壁も存在します。そのため、自身の家庭がどの壁に注意した方が良いのかをしっかり見極める必要が出てきたのです。

扶養から外れるとどうなる?

扶養から外れるとどうなる?外れた場合の金額・手続方法

夫の扶養から外れる場合のメリット、デメリットにはどんなものがあるのでしょうか。一つずつ確認してみましょう。

扶養から外れるメリット

夫の扶養から外れる場合、健康保険の適用範囲が変わります。そのため、傷病手当金や出産手当金を受給することが出来る様になります。そのため、病気や怪我などの精神的負担が軽く済みます。また、新たに厚生年金に入会する場合には老後の受給額が上がるというメリットもあります。

扶養から外れるデメリット

扶養から外れるデメリットの一番大きい部分は、収入における金銭的負担が増える点です。扶養を外れると、健康保険や厚生年金または国民健康保険に加入するため、その分の負担が増えます。また、夫の所得税、住民税の税金負担が増えます。そのため、収入額からの金銭的負担は家計に重くのしかかる事になります。

扶養から外れる手続き方法とは?

扶養から外れるとどうなる?外れた場合の金額・手続方法

扶養を外れるタイミングは、税金、社会保険の2つが存在します。税金上の扶養を外れるか否かは、サラリーマンの場合は年末の「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」提出時に判断されます。その書類上で103万円以上の場合は配偶者控除から外れる事になります。ただし平成30年以降は一部の方を除き、150万円に拡大することが決定しているため注意が必要です。

社会保険の扶養に関しては、年間の収入見込が130万円を超える事がわかった段階で申告します。

手続き書類

扶養から外れる際の手続き書類は以下のものなどがあります。

・被扶養者異動届
・健康保険被保険者証
・家族埋葬費、付加金請求書 (扶養から外れる理由が死亡の場合)
・収入を確認できる書類
・新しい保険証の写し

必要な書類は健康保険組合により違いますので、扶養から外れる際には夫の加入している健康保険会社に確認が必要です。

扶養から外れる際の税金や保険証はどうなる?

扶養から外れるとどうなる?外れた場合の金額・手続方法

扶養から外れる際に税金や保険証の扱いはどうなるのでしょうか。一つずつ確認してみましょう。

税金

妻の収入による扶養を外れるか否かに関わる税金は、所得税と住民税です。妻の収入が103万円を超えると、夫の所得税額が増えます。そのため、世帯収入額に大きな負担が出ることとなります。

住民税は自治体により異なりますが93万~100万円で課税されます。そのため、100~103万円の収入の場合は住民税が課税されることがあるため注意が必要です。

保険証

妻の収入が130万円を越えた場合は、妻自身が社会保険に加入しなければいけなくなります。そのため夫の会社の健康保険からも外れ、自身の加入した健康保険会社の保険証を持つ事になります。

扶養を外れる手続きを忘れたらどうなる?

扶養から外れるとどうなる?外れた場合の金額・手続方法

夫が厚生年金、社会保険の場合は、扶養から外れる手続きは、二通りあります。それは、新たに妻が加入するものが国民年金、国民健康保険であるか否か、です。国民健康保険や国民年金である場合には自身で手続きを行う必要があります。詳しく確認してみましょう。

厚生年金、社会保険の場合

夫の扶養から外れる妻が厚生年金、社会保険に加入する場合は、基本的に会社が手続きをすることが多いです。そのため、自分でやることは必要な書類を揃えるだけとなります。

国民健康保険の場合

夫の扶養から外れる妻が国民健康保険に加入する場合は、自分で手続きをしなくてはいけません。手続きが遅れた場合は未加入の期間を遡って滞納分を支払うことになります。滞納してしまうと、一度に納入する額が高額になってしまうため注意が必要です。

国民健康保険の場合、自治体により異なりますが、手続きが遅れた場合(未加入の間)に発生した医療費は全額自己負担と定めている所が多いです。国民健康保険に加入する妻世代(3歳から70歳)の医療費負担は3割です。国民健康保険に加入していれば3000円で済む治療費でも、未加入での全額自己負担だと一万円かかってしまうのです。

国民年金の場合

夫の扶養から外れる妻が国民年金に加入する場合も、国民健康保険同様に自分で手続きしなくてはいけません。手続きが遅れた場合は未加入の期間を遡って滞納分を支払う必要があります。夫の扶養から抜けた場合、第1号被保険者となります。

配偶者手当がある会社の場合は?

扶養から外れるとどうなる?外れた場合の金額・手続方法

会社によっては扶養家族に対して手当を支給している所もあります。しかし、妻の年収が一定額になった場合に扶養家族から外れるとみなし、配偶者手当の支給を止めるという規律がある会社もあるのです。会社によって異なりますが、妻の年収が103万円以下と定めている所が多いようです。

配偶者手当は会社により支給額が違いますが、一人の扶養家族につき数千円から数万円と大きい金額になっている場合が多いです。夫の収入額が変わると世帯収入に影響するため、きちんと規則を確認することをおすすめします。

子供が扶養から外れる場合もある?

扶養から外れるとどうなる?外れた場合の金額・手続方法

16歳以上で一定の収入を超えた場合、子供であっても扶養から外れる必要があります。扶養から外れる時のポイントになる金額は、妻の場合と同じく103万円、130万円が壁となります。

学生の子供は、アルバイト代を世帯収入に入れるパターンは少なく、大半を自分のお小遣いとして使うでしょう。そのため自身で国民健康保険に加入しなくてはいけなくなると手取りの収入が減ってしまいます。学生のアルバイトの場合でも、国民健康保険に加入せずに世帯主の保険の扶養にいることのできる、年間給与130万円以下に抑えた働き方が良いといえます。

夫が自営業の場合は130万の壁が無い?

扶養から外れるとどうなる?外れた場合の金額・手続方法

先にも述べたように扶養家族である妻の収入が130万円を超えた際には、自身で国民健康保険と国民年金に加入する必要があります。

手取り額がその分引かれてしまうため、130万円の壁と呼ばれています。しかしながら、これは世帯主が社会保険及び厚生年金に加入している場合(第2号被保険者)の話です。厚生年金の場合、扶養家族である配偶者(20歳以上60歳未満)は第3号被保険者となり保険料の本人負担はありません。

夫が自営業で、国民健康保険、国民年金に加入している場合は、130万の壁は関係ありません。国民健康保険には扶養という扱いが無く、第1号被保険者となります。そのため扶養家族であっても配偶者の分の国民健康保険料の支払いも必要になります。

損をしないためには年収160万以上

扶養から外れるとどうなる?外れた場合の金額・手続方法

妻の年収130万円を超えた場合、扶養家族から外れます。扶養家族から外れると自分自身の収入から、所得税、住民税、社会保険料を支払う必要があります。会社によっては国民年金の支払いも必要です。しかし扶養家族が減る分、夫の収入から扶養家族手当が無くなり、所得税、住民税が増えるのです。

そのため、130万円から150万円の間は収入が増えても手取りが減るという逆転現象が起きてしまいます。110万ほどの収入の方と手取りの金額が変わらないということにもなります。

損をしないためには、130万円までに収入を抑えるか、逆に160万以上の収入を得ることが必要です。扶養から外れるという判断をした場合は、働き方を今一度見直す必要があるでしょう。

メリットデメリットと向き合い、働き方を考えてみましょう

扶養から外れるとどうなる?外れた場合の金額・手続方法

世帯収入を増やす事は家族の幸せとも繋がります。しかしながら、103万円、130万円、150万円など税法上、保険上の扶養から外れた場合にかかる負担は、世帯の手取り収入にも直結します。そのため、扶養から外れるか否かは世帯収入に直結するのです。

扶養範囲内での働き方、扶養を外れた場合の働き方をしっかりと考え、扶養から外れる場合はどのパターンが世帯の収入にとって都合が良いのか向き合いましょう。扶養から抜けた場合の措置は、年々変化があり、将来的に扶養控除は無くなる可能性もあります。改正が起こる際にはしっかり調べ、その都度対応することが大切です。

働き損にならないために扶養から外れることのメリット、デメリットをしっかりと考えて働き方を調整し、世帯の収入を上げて家族の幸せにつなげましょう。

働き方を今一度見直そう

今よりも世帯収入を上げるためには、転職をして年収アップを狙うのも一つの選択肢です。

給料の上がり方が遅い...
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ボーナスの額が思ったより少なかった...

そんな悩みを抱えている人は、会社から自分の評価が適切にされているかを調べましょう。

身につけたスキルは、現職よりも、転職時のほうが高く評価されやすいので、転職によって年収が上がる可能性は大きいです。「でも、自分のスキルってそんなに評価されるかなぁ」という疑問は、転職エージェントに聞くことができます。

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