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2018年03月27日

年金定期便の住所変更をする方法・届かない場合・いつ反映か

引っ越しをすると住所変更をしなければなりません。年金についても住所変更の届け出が必要ですが、この手続きを忘れていたために年金定期便が手元に届かないということが見られます。今回は、年金定期便について整理し、住所変更の手続き方法についてまとめました。

ねんきん定期便について

少子高齢化が進み、老後の生活に不安を感じさせるような言葉が飛び交うようになりました。「今働いていて社会保険料を納めていても、果たして年金はもらえるのだろうか。何歳からもらえるのだろうか。」このような不安を抱えている人は少なくありません。

こういった将来の不安を取り除くには、制度や中身を知ることが重要です。

では、みなさんは毎年1回送られてくる「年金定期便」を見ていますか。今回は年金定期便について整理し、住所変更の方法についてまとめてみました。

年金定期便とは何か

年金定期便について説明します。

年金定期便とは、保険料の納付実績や将来の年金給付に関する情報を被保険者にはがきや封筒で知らせる通知文書のことです。日本年金機構が厚生労働省より委託を受け、毎年1回誕生月に送付しています。

年金制度に加入していることや年金制度についての理解を深めることで、国民の年金制度に対する信頼を向上させることを目的としています。

ハガキの年金定期便

35歳、45歳、59歳以外の方には「ハガキ」での年金定期便が届きます。次の内容が記載されています。

35歳、45歳、59歳以外の方への記載内容

〇50歳未満の方の場合:
・これまでの年金加入期間
・これまでの加入実績に応じた年金額
・最近の月別状況

〇50歳以上の方の場合:
・これまでの年金加入期間
・老齢年金の年金見込額(既に老齢年金を受け取られている方は対象外)
・最近の月別状況

封書の年金定期便

35歳、45歳、59歳の方には、「封書」での年金定期便が届きます。封書には、次の内容が記載されています。

35歳、45歳、59歳の方への記載内容

〇35歳、45歳の方の場合:
・これまでの年金加入期間
・これまでの加入実績に応じた年金額
・これまでの年金加入履歴
・これまでの厚生年金保険における標準報酬月額などの月別状況(厚生年金保険の加入履歴がある方のみ)
・これまでの国民年金保険料の納付状況(国民年金の加入履歴がある方のみ)

〇59歳の方の場合:
・これまでの年金加入期間
・老齢年金の年金見込額(既に老齢年金を受け取られている方は対象外)
・これまでの年金加入履歴
・これまでの厚生年金保険における標準報酬月額などの月別状況(厚生年金保険の加入履歴がある方のみ)
・これまでの国民年金保険料の納付状況(国民年金の加入履歴がある方のみ)

年金定期便の住所変更をする方法

ここからは種類ごとに年金定期便の住所を変更する方法をご紹介します。

第1号被保険者の場合の住所変更手続き

自営業の方や20歳以上の学生が対象になる第1号被保険者の場合、年金定期便の住所変更を行う手続きですが、現在住んでいる市区町村役場の国民年金担当窓口に出向き、「被保険者住所変更届」を提出することになります。引っ越し後の住民票の異動は手続きを行うことをご存知の方は多いですが、年金関係の窓口は住民票とは異なるため、忘れがちです。

引っ越しをして住民票を異動させるタイミングで合わせて年金についての住所変更手続きを行えば、何度も役所に足を運ぶ必要はなくなります。忘れないように注意してください。

第2号被保険者の場合の住所変更手続き

健康保険(協会けんぽ)・厚生年金に加入している人が対象となる第2号被保険者の場合の年金定期便の住所変更手続きですが、基本的に勤め先の事業主(事務担当者)に住所変更の申し出を行うことになります。従業員からの申出を受けた事業主(事務担当者)は「被保険者住所変更届」を日本年金機構へ提出し、手続きは終了です。

第3号被保険者の場合の住所変更手続き

会社員や公務員の配偶者で年間所得が130万円以内の20歳以上60歳未満の人が対象である第3号被保険者の場合、年金定期便の住所変更手続きは扶養者である夫や妻の勤め先への「被保険者住所変更届」の提出が必要となります。

この場合の住所変更手続きが最も忘れられがちなので注意したいところです。

年金定期便の住所変更が届かない場合

年金定期便は毎年1回手元に届くことになっていますが、届いていないケースも見られます。年金定期便が届かない理由で最も考えられるのが、次の2つです。

①社会保険庁に登録されている住所が現住所と異なっている(住所変更忘れ)
②基礎年金番号を持っていない

ここから上記の2つの理由について説明します。

①社会保険庁に登録されている住所が現住所と異なっている

年金定期便が届かない最も多い理由が、社会保険庁に登録されている住所と現住所が異なる場合です。引っ越し後に住所変更の申請を行わず、登録データが最新化されていない場合に見られるケースです。

厚生年金に加入している人は、引っ越し後に会社へ住所変更の届け出をすると、会社から年金事務所へ対象者の住所変更の届け出がされます。会社への住所変更の届け出をしていない場合や勤め先が年金事務所への住所変更の届け出が忘れられている場合は、社会保険庁での年金の住所変更手続きが漏れることになるため、年金定期便が届かなくなります。

先ほども述べたように、よく手続き漏れが発生するのが、会社員や公務員の扶養家族(第3号被保険者)です。夫婦であっても社会保険庁では一人一人の年金データを登録・管理しているため、住所変更は家族分も必要です。この手続きを忘れることで年金定期便が届かない、というケースが発生しやすくなっています。

②基礎年金番号を持っていない

次に年金定期便が届かない理由として考えられるのが、基礎年金番号を持っていないことです。

平成9年1月より「年金基礎番号制度」が始まり、年金加入者全員に年金基礎番号が割り振られました。平成9年1月以降に年金制度に加入していない人は年金基礎番号を持っていない可能性があります。年金定期便は年金基礎番号を持っている人に届くため、平成9年1月以降に年金を払っていない人には年金定期便が届かない可能性があります。

この理由に該当する可能性のある人は、最寄りの年金事務所に相談しましょう。

登録されている住所を確認しましょう

社会保険庁に登録されている住所と現住所を確認する手続きですが、年金定期便が届いていないことに気づいたら、すぐに最寄りの年金事務所に問い合わせてみてください。結婚や進学などさまざまなケースによる氏名や住所変更も含めて、最新の情報が登録されているかの現状把握と修正が必要になります。

一度も引っ越しをしていないのに年金定期便が届いていないというケースもあります。その場合も同様に最寄りの年金事務所に問い合わせてみてください。

年金定期便の対象者

年金定期便は日本国内在住の人のみが対象となります。海外に移住している人は、原則として年金定期便は届かないことを覚えておきましょう。海外在住の方はこの後に紹介するねんきんネットを利用して、ご自身の年金状況を確認することができますので、ぜひご利用ください。

年金定期便の住所変更はいつ反映されるのか

年金定期便の住所変更の申請を行った場合、いつ反映されるかについて調べてみました。

年金定期便は毎年誕生日月に届くようになっていますが、その作成は「誕生日の2か月前」になります。あくまでも納付データが2か月前ということなのですが、直前での住所変更では現住所に届かない恐れがあります。

郵便局の転送サービスを活用しましょう

年金定期便の住所変更を行っておらず、住所変更後1年間の郵便局の転送サービスを出していた場合は、新しい住所に転送されることになります。しかし、その転送サービス期間を過ぎれば住所変更をしていない場合は、次の年金定期便は転送されなくなるため手元に届かなくなります。

転送サービスの期間は届け出をしてから1年間です。その間に住所変更の手続きを行うようにしましょう。

ねんきんネットについて

【ねんきんネット】をご存知ですか。ここからはねんきんネットについて紹介していきます。

ねんきんネットとは何か

【ねんきんネット】は2011年2月にスタートした、インターネットを通じて基礎年金番号をもつ人が、自分の年金の状況を確認できるサービスです。ねんきんネットでは、主に以下のことが可能です。
・ご自身の年金記録の確認
・電子版「ねんきん定期便」の閲覧
・日本年金機構から郵送された各種通知書の確認

サービスの利用対象者は、保険者および年金受給者(昭和61年4月1日前に年金受給権が発生した老齢年金を受けている方を除く)となっています。

ねんきんネットを利用するには

ねんきんネットを利用するには、まずねんきんネットへの登録が必要になります。登録が完了すると、ねんきんネットを利用し自分の年金の状況を確認することができるようになります。

ねんきんネットへの登録

ねんきんネットへの登録方法は以下の2つです。

①ねんきん定期便に記載されているアクセスキーを入力しIDとパスワードを発行する。
②アクセスキーを利用せずに必要事項を入力しIDとパスワードを発行する。
※この場合、基礎年金番号が必要となり、登録が完了すると申込みから5営業日前後で郵送でユーザIDとパスワードが自宅に届きます。

ここで注意したいのが、ねんきん定期便に記載されているアクセスキーの有効期限は3ヶ月とという点です。有効期限が切れている場合は②の方法で登録してください。

ねんきんネットの利用方法

ねんきんネットに登録し、ユーザIDとパスワードが届いたらねんきんネットにログインが可能となります。ねんきんネットは年金の記録が1カ月に1回更新され、毎年1回しか送られてこない年金定期便よりも最新の情報を確認することができます。

ねんきんネットのメリット

ねんきんネットのメリットは、自分の年金の状況を確認できる点と自分が受給できる年金のシミュレーションができる点です。

また、年金定期便や年金振込通知書の確認ができる機能も備わっています。ただし、ねんきんネットに登録すると平成30年から順次「年金定期便」が郵送されなくなり、WEB上での確認となります。つまり、住所変更をしたかどうかを年金定期便が届いているかどうかで判断することが難しくなるので注意してください。

住所変更は速やかにしましょう

将来の年金受給に不安がある場合、まずは制度を知ること・理解を深めることが重要です。不安を1つ1つ取り除いていくには、国から公開されている年金制度について内容や情報について、自分たちで情報を集めていくことが必要となります。

年金定期便は将来の不安を取り除くための情報の1つです。年金定期便は自分の老後に受給できる年金の情報が詰まっています。住所変更などの手続き漏れで届かない、住所変更をしておらず年金の受給に不都合が発生した、といったことがないように住所変更をしたら速やかに手続きを行うことをおすすめします。

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