貪欲とは?貪欲に生きるコツ|貪欲に学ぶ方法・貪欲になる方法
更新日:2024年11月10日
そもそも「貪欲」とは?
「貪欲」と言う言葉を耳にすると、どういうイメージを持たれるでしょうか。もしかしたら、図々しいとか欲張りといったように、ネガティブなイメージを持たれる方が多いかもしれません。しかし本来、「貪欲」という言葉は、パワフルに生きる力強さを表現している言葉です。
近年、「草食系」や「ゆとり世代」のような比較的何ごとにも消極的な人が増えていると言われている中、改めてアグレッシブに、「貪欲」に生きていくことについて考えてみたいと思います。そして、「貪欲」というそもそもの言葉の意味や対義語、貪欲に力強く生きていく方法など、様々な視点から紹介します。
「貪欲」の本来の意味
欲を貪ると書いて「貪欲」と表します。「貪」と言う漢字があると「貧乏」「貧困」といったような言葉が付随してイメージされ「貪欲」という言葉も、どうしてもマイナスイメージに取られがちです。
もともとは仏教から来ている言葉ですが、仏教の方でも、人が持つ中の悪の1つとされており、そこでも、「貪欲」とは、何らかのターゲットに対する執着心というように意味を強調されてしまうため、良くない印象が先走ってしまっているようです。
一方で、「貪欲」には熱心に何かを吸収するというプラスの意味もあるので、今、何らかの理想や目標を掲げて日々頑張っている人にとっては、これほどぴったりな言葉はないのです。
「貪欲」の対義語
ネガティブなイメージにとらわれがちの「貪欲」の対義語は、「寡欲」や「少欲」、「無欲」といった漢字が該当します。これらの言葉は、「貪欲」よりも耳にする機会が少なく、普段人とも会話の中で使う機会もあまりありません。
これらの言葉が表す意味は、何かをしようとするとき、何かを手に入れたいと願うときが少ないことや原動力となるエネルギーが起きにくいといったような状況を言います。
あなたが貪欲に生きるコツ
仮にあなたが何か目標とするものがあり、その目標に向かって頑張っていく必要があるとします。そういう時に取り入れてほしい姿勢こそが、「貪欲さ」です。
それでは、今まで貪欲な姿勢とはかけ離れた生き方や暮らしをしている人は、どうすれば貪欲に生きるコツを身に付けていけるのでしょうか。
コツを得るのに大切なのは、実際にパワフルな生き方をしている人や、自分自身にはないライフスタイルを持っている人や、グループなどから学んでいくことです。自分には無い部分や考え方を持つ人々と出会い、そこから吸収するものが多ければ多いほど、あなた自身のライフスタイルもよりパワフルに貪欲を持てるように変わっていきます。
強く生きている人を見つける
1番シンプルで実践しやすい貪欲さを身に付ける方法は、あなた自身が貪欲に生きていると感じる人を身近なところに見つけることです。それに、そういった人たちとする人と行動を共にすると、その人の考え方や発言から、あなたと異なる部分や真似したい部分を見つけることができます。
目標とするものに対して忠実に、まっすぐ突き進んでいる人というのは、周りに良い影響を与える人です。その人が行っている取り組みや鍛錬といったものは、多くの人からするとその人にしか出来ないことであり、自分にはできないことだと捉えがちです。
もしかすると、貪欲に生きている人は、周りの人から賛否両論される生き方をしている人物に該当するかもしれません。しかし、貪欲な人は自身の評判など気にせず、自分のやりたいこと、進みたい道を選択し、突き進んでいく勇気とエネルギーがあります。
自分にはないものは、周囲から学ぶ
「貪欲さ」を学ぶ相手は、必ずしも個人である必要はありません。場合によっては、何か目標やミッションを掲げ、それに向かって、貪欲に活動するグループやサークルであっても良いでしょう。
グループやサークルであれば、あなた自身がそこに加わっていくことで、活動を通して、仲間と共に貪欲さを身につけていくことが自然とできます。特に、今まで経験したことがない分野でのサークルやグループ活動であるならば、あなた自身に目に見えて変化をもたらしてくれる可能性が高まります。
同じ目的に突き進んでいる集まりから学ぶ彼らの考え方や、同じ目標を共有している人同士の活動そのものが、あなたへ刺激を与えてくれるでしょう。
貪欲に物ごとを学んでいく方法
貪欲に生きると言う事は、自分自身の内面を磨きあげることにつながります。どれだけ服や化粧で、外見をきれいに飾りつけたとしても、中身が伴っていなければ周りから本末転倒です。そのため、独りよがりの考え方に固執するのではなく、周りを見渡す視野の広さや幅広い情報を取り入れて、あなた自身の内面にも目を向ける必要があります。
貪欲に生きている人は、自分にないものを周りの人やモノから吸収し、常に進化し続けている人です。自分の内面に知識や情報を取り入れていくことを習慣にしていけば、日々の生活の中で得ることができる量自体が変わっていきます。
マニュアルや本では難しい
貪欲に物事を取り入れていくには、一度、前例とか既成概念といったものから離れてしまうことが理想的です。なんらかの参考書や成功本に依存することも、自分以外の感性で書かれているものであって理解しがたい可能性もあります。
自分自身の感覚に身を委ねて、わかるわからないに固執していくほうが、得られる情報の密度が変わってくるはずです。それを突き詰めることが、ライフスタイルにも影響を及ぼします。
百聞は一見にしかずという有名な諺もあります。実際に物事を目の当たりにして、文字そのものよりも、その場の雰囲気や何らかのインスピレーションを大事にして自分なりに吸収すると言うことが後に役立つ経験となります。そのため、マニュアルや本頼みの行動をするだけでは、貪欲なライフスタイルと言うものを身に付けるのは難しいと言えるでしょう。
行動を共にすることが一番
貪欲さを身に付けると言う事は、語学を身に付けるのと共通していることが多いともいえます。座学ばかりにこだわるのではなく、実際に人と触れてドキドキしながら試行錯誤することで得られる情報が非常に多いです。そういった実践重視の行動の方が、短期間で手っ取り早く貪欲さを身につけらるでしょう。
普段できないような行動であっても、貪欲なライフスタイルを送っている人を模倣することによって実践しやすいからです。実際に、社会生活においても仕事を覚えるということは、頭で覚えるよりも体で覚えると言うことが重視されます。貪欲さを身に付けるということも、同じように当てはまることでしょう。
初回公開日:2017年08月18日
記載されている内容は2017年08月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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