Search

検索したいワードを入力してください

「ありがたい」と伝えたい時の敬語表現6つ・「ありがたい」の例文

初回公開日:2017年07月24日

更新日:2020年06月02日

記載されている内容は2017年07月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「ありがたい」を表現する敬語にはどのようなものがあるのでしょうか。また、ビジネスメールや目上の人に使う場合の表現や、言い換え表現で使用できる文例もご紹介します。人にしてもらった事柄に感謝の意を上手く表現できるように、大人のマナーを一緒に勉強しましょう。

「ありがたい」はビジネスの場で失礼に当たるのか

日常生活において、「ありがたい」や「助かります」は、絶対に使用してはいけない言葉ではありません。相手によっては、良い印象を受ける場合もあります。しかし、ビジネスシーンにおいては、注意が必要です。

敬語には、尊敬語、丁寧語、謙譲語の三つがあります。この三つを上手く使いこなせる人こそ、人間関係を円滑にできること間違いなしです。正しく敬語を使って、より仕事ができる人になりましょう。

フォーマルなイメージではない

「ありがたい」とは、良い事や物に恵まれて感謝したい気持ちです。感謝の気持ちを表すのには十分だと考える方もいるでしょう。

それでは、「ありがたい」を丁寧語の「ありがたいです」にしてみましょう。「ありがたいです」は受け取る側が上司や先輩のときは、違和感を感じさせてしまう場合があります。敬語表現として「ありがたい」が、くだけすぎているからです。

他の言葉と一緒に使うなら問題なし

「ありがたい」を文末に使用するケースが増えています。本来「ありがたい」は形容詞なので、後に「お言葉」や「お気持ち」などをつけて使用すると良いでしょう。

「ありがたい」をそのまま文末に使用すると、とてもくだけた表現になってしまい、相手に不快感を与えてしまう恐れがあります。敬語表現として、「ありがたい」は本来はふさわしくないからです。

「ありがたい」と伝えたい時の敬語表現6つ

「ありがたい」はどのように使用するのがベストなのでしょうか。上司や目上の人と気軽なコミュニケーションを取りたい時に使用するには、「ありがたい」が最適な場合もあります。

最近社内でも「ありがたい」の使用頻度が多くなりつつあるのは、厳格な上下関係がなくなってきているという理由が考えられます。部下が自分の言いたいことを言いやすくなっている点は、良いことです。

以下に「ありがたい」と伝えたい時の敬語表現を挙げておきます。

表現1:〇〇さんのおかげです

「〇〇さんのおかげです」と伝えることで、「ありがたい」の気持ちを相手にわかってもらうことができます。「〇〇さんのおかげです」のおかげは、「お陰」と書き、神仏や人から受けた恩恵の意味があります。

敬語で大切なのは、円滑な人間関係を築くためのコミュニケーションツールであることを心がけることです。「〇〇さんのおかげです」と口にすることで、「ありがたい」気持ちを素直に伝えることが可能となります。

表現2:ありがとうございます

「ありがたい」気持ちを伝えるとき、素直に「ありがとうございます」と言うことも大切です。

・~していただいたおかげで無事に完了致しました。本当にありがとうございます。
・~していただき、本当にありがとうございます。
・新規取引にあたり、多大なお力添えをいただきまして、誠にありがとうございます。
・○○様のご支援のおかげで、無事に完了致しました。ありがとうございました。

表現3:感謝の気持ちでいっぱいです

「ありがたい」の言い換え表現に、「感謝の気持ちでいっぱいです」があります。「~していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。」などと使うことができ、「ありがたい」という気持ちをストレートに伝えることができます。

言葉によるコミュニケーションは、人間関係を円滑にするためにはなくてはならないですが、使い方を間違えると、相手を不快にしてしまうことがあります。言葉の意味を正しく理解して使うことが必要でしょう。

表現4:幸甚に存じます

幸甚は「こうじん」と読み、非常に幸いであるという意味です。「甚」は「はなはだしい」とも読み、たいへん・非常にという意味があります。プライベートな会話ではなく、ビジネス文書などによく使われる言葉です。

「ありがたい」と伝えたい場面で使われることが多いでしょう。例えば、「セミナーにご参加いただけましたら、幸甚です。」と使うことで、とても改まった印象になります。

表現5:恐れ多いです

「恐れ多いです」は「ありがたい」気持ちを伝えたいときにも使えるたいへん便利な言葉です。

「恐れ多いです」とは、身に過ぎたことで、恐縮する気持ちをあらわすフレーズです。例えば、「会長に直接いらしていただけるとは、恐れ多いことです。」と使うことができます。

表現6:お礼申し上げます

「お礼申し上げます」は「ありがたい」気持ちを丁寧に伝えたい時に使うとよいフレーズです。「お礼申し上げます」とは、相手に感謝の意を伝える・お礼を言うことです。

例えば、何かを手伝っていただいたお礼の言葉として、「~していただき、お礼申し上げます。」と使うことができます。

敬語を正しく話したいあなたにおすすめの本

「すべらない敬語」は「ありがたい」の敬語表現などを正しく話せるように、的確なアドバイスをしてくれる1冊です。

要人でも敬語の使い方ひとつで敬遠されたり、敬語を使わなくても愛される人もいます。おのおのが立場をわきまえ、適切な敬語を使うことが人から好かれるきっかけになることを、この本が教えてくれています。

敬語は正しく使用して初めて、相手との距離を縮めることができます。この本でそれを学んでいきましょう。

【状況別】「ありがたい」の敬語例文3つ

「ありがたい」気持ちの敬語表現は、シーンによってさまざまな言い回しができます。メールの場合、手紙の場合、目上の人・取引先に直接、の3つに分けてそれぞれの特徴と例文をみていきましょう。

状況1:メール

ビジネスメールで「ありがたい」を使用する際、どのような敬語表現にするのがよいのでしょうか。以下の例文を参考にしてみてください。

「お土産をいただき、お心遣いに感謝いたします。」、「この度は迅速な手配に、心よりお礼申し上げます」など、かしこまった文章で送ると印象がよいでしょう。

状況2:手紙

手紙で「ありがたい」を敬語表現で伝えたいときは、あまりかしこまらずに、相手に合った言葉遣いで書きましょう。「ありがたい」を伝える手紙は、メールと同じ要領で綴っていきます。

目上の人には、かしこまった挨拶の次に「ありがたい」の敬語表現を続けます。友人・同僚には日頃の話言葉でかまわないでしょう。

「ありがたい」気持ちを伝える機会が遅れたら、そのお詫びの言葉を書き添える気遣いも忘れないようにしてください。

状況3:目上の人・取引先に直接

「ありがたい」はくだけた場など、状況によっては使える時もありますが、目上の人や取引先に使用するのは避けた方がよいでしょう。

「ありがたい」は文末ではなく、文の途中もしくは後ろに名詞を付けると使用可能になります。例えば、「私の企画を採用していただきましたこと、ありがたく、心より感謝いたします。」、「貴社からのご厚意、ありがたくお受けさせていただきます。」などと使うことができます。

「ありがたい」の敬語表現で感謝を伝えよう

そもそも、ありがたいとは「枕草子」の「ありがたきもの」では、過ごしにくいといった意味で用いられています。しかし、中世になり仏の慈悲など貴重で得難いものを自分は得ているということから、宗教的な感謝の気持ちをいうようになり、近世以降、感謝の意味として一般に広がりました。

感謝の伝え方はさまざまです。その場その場の状況に合わせて、適切で心のこもった敬語表現で「ありがたい」と感謝の気持ちを伝えましょう。

謝意を表明したい時の敬語表現

「ありがたい」などの感謝の気持ちではなく、迷惑や不利益を掛けたことをお詫びするために、謝意を表明したい時の敬語表現もさまざまあります。

謝意を表明したい時は、「ごめんなさい」「すみません」などの軽い表現ではなく、「申し訳ありませんでした」などかしこまったフレーズを使いましょう。

例えば「御社に多大なご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございませんでした。」、「この度の不手際を陳謝いたします。」などがあります。

Latests