「助かります」や「ありがたい」の敬語の言い換え表現｜例文も紹介
更新日：2024年08月29日
「心より感謝申し上げます」
さらに丁寧な言い方をしたいのならば、「心より感謝申し上げます」と言っていきましょう。より丁寧な言い方にすることで、受け手側も敬意を感じることができます。
「申し上げる」は「言う」の謙譲語ですので、自分をへりくだらせながらお礼を言っている状態になります。敬語としても十分で、柔らかな印象を伝えることができます。
また、「心より」とつけることによって、深い感謝の念を抱いていることも伝えることができるのです。
「御礼申し上げます」
前述した二つは主に口語表現で用いられることが多くなっています。しかし、感謝を伝えるのは対面や電話だけではありません。
ビジネスの中では、メールも意思伝達の重要な手段の一つです。その場合は、「御礼申し上げます」を使っていくようにしましょう。
こちらも謙譲語の「申し上げる」を用いて、自分をへりくだらせる表現ですが、かしこまった場面などで使われることが多くなっています。場面としては式典の謝辞や結婚式のスピーチなどですが、一番多く目にするのは電子メールや手紙になってくるでしょう。
しっかりとした形式の表現ですので、カジュアルな場面にはそぐわないのですが、上司や取引先への感謝を表すのには、ぴったりです。
「助かります」をビジネスシーンで感謝の意味で使う時の敬語の言い換え表現
それでは、実際に「助かります」を言い換えた表現を見ていきましょう。とっさに「助かります」と言ってしまいそうになる場面があると思います。その際に、自分で言い換えることができるのならば、トラブルを未然に防ぐことができます。
よって、実際の言い換え表現を確認しながら、自分でも言い換えをしてみましょう。ここで紹介するのは一つの例ですので、「助かります」を言い換えたほうがいい場面を、自分でも探してみてください。
「ありがとうございます」に言い換えた例文
- 連絡助かります。
上の例文は、同僚ならば問題はないかもしれませんが、目上の人に対してはふさわしくありません。よって、「ありがとうございます」に言い換えていきましょう。
- ご連絡ありがとうございます。
「連絡」のほうにも接頭語「ご」を付けて丁寧な表現にしました。丁寧さが増したことが伝わってきます。簡単な言い換えですが、効果は実感できるはずです。
「心より感謝申し上げます」に言い換えた例文
- 今回はわざわざ時間を割いていただき、助かりました。
少しちぐはぐな印象を受ける例文です。敬意を表したいのでしょうが「助かりました」の部分が浮いているように感じます。よって、「心より感謝申し上げます」に言い換えましょう。
- 今回はわざわざ時間を割いていただき、心より感謝申し上げます。
しっかりとお礼を言っていることが伝わるようになりました。特にお世話になった人などには失礼のないようにしたいものですから、「助かります」をこのように言い換えていきましょう。
「御礼申し上げます」に言い換えた例文
- この度は弊社のアンケートにお答えいただき、助かりました。
初回公開日：2017年07月24日
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