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「参考にさせていただきます」の意味と使い方|言い換え表現や例文についても解説

更新日:2024年03月29日

皆さんはビジネスシーンにおいて「参考にさせていただきます」という言葉を使うことがありますか。本記事では、「参考にさせていただきます」という言葉の使い方や注意点、言い換え表現などを例文を交えながら説明していきます。気になる方は、ぜひチェックしてください。

ビジネスのシーンにおいて、「参考にさせていただきます」と発言する機会は多くあるでしょう。しかし、実際に使ってみると「本当に使い方は合っているのだろうか」と不安に感じることはありませんか。

この記事では、「参考にさせていただきます」という言葉の意味から例文を含む正しい使い方、さらに使う場合の注意点や言い換え表現を紹介していきます。

この記事を読むことで、「参考にさせていただきます」という言葉の正しい使い方やどのような点に気をつけるべきなのか、また場面に応じて適切な言い換え表現を知ることができるでしょう。

ビジネスシーンにおいて、「参考にさせていただきます」という言葉の使い方に不安を感じている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

「参考にさせていただきます」の意味

上司や同僚など、目上の人から助言や提案をもらった際に、参考にさせていただきますと発言する人は多いでしょう。

参考にさせていただきますという言葉は、参考という言葉とさせてもらうの謙譲語であるさせていただくを合わせた言葉です。他人の発言や行動、その人に関わる事柄について見聞きすることで、自分の経験の足しにすることを意味しています。

ただし、この発言には、意見を経験談として自分の足しにはしますが、その意見やアドバイスを受け入れるかどうかは自分で判断しますというニュアンスも含まれます。したがって、状況や相手によっては、失礼にあたる可能性があることを念頭に置いておきましょう。

「参考にさせていただきます」の使い方と例文

参考にさせていただきますという言葉は、ビジネスメールや口頭など、さまざまなシーンで使える敬語です。ここでは、実際に使われている例文と共に使い方を紹介していきます。

ただし、参考という言葉は、相手の意見を自己判断で取り入れるかどうか決めるという意味が含まれています。相手や状況によっては失礼にあたる可能性があるので、気をつけましょう。

誰かに頼みごとをする場合

誰かに頼みごとをする場合に、参考にさせていただきますという言葉を入れることで、相手の意見を取り入れて企画などを進めていきたいという意思を見せることができます。

社内で使えるだけでなく、状況や企画内容などによっては、社外に対しても使われることが多くあり、参考にさせていただきたいのでという言い方に変えて使われている例も多いです。

・部署の環境改善の為、皆さんの意見を参考にさせていただきたいので、こちらのアンケートにご協力ください。
・追加で備品を購入しようと検討しており、皆さんのご意見を参考にさせていただきます。購入されなかった備品に関しても参考にさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
・先日ご指摘いただいた点ですが、参考にさせていただきたいので、過去のデータをお借りすることは可能でしょうか。

感謝の気持ちを伝える場合

参考にさせていただきますという言葉は、相手や状況によっては失礼にあたることがあります。しかし、感謝の気持ちを伝える際に添える言葉として使うならば、相手に不快な思いをさせることはありません。

また、参考にさせていただきますという言葉を使う状況として、特に多い状況が感謝の気持ちを伝える場とも言えます。感謝の気持ちを伝える場合の使い方は、さまざまなシーンで活躍する為、覚えておきましょう。

・素晴らしいアドバイスをありがとうございました。今後の参考にさせていただきます。
・先日の会議では貴重なご経験を伺うことができたことを感謝申し上げます。今後の業務において参考にさせていただきます。
・本日は、素晴らしいプレゼンばかりで勉強になりました。自分がプレゼンする際は参考にさせていただきます。

指摘を受けた場合

上司や先輩などから、自分の仕事や言動に対する意見や指摘を受けた場合、素直に受け止めて改善していく姿勢を見せることが大切です。ビジネスメールなどでも、文章で相手の意見や指摘を受け止めていく姿勢を見せる場合、「参考にさせていただきます」という言い回しを使うのも良いでしょう。

・ご指摘いただき有難うございました。今後の参考にさせていただきます。
・ご指摘いただいた点を参考にさせていただき、改善致します。
・これまでご教示いただいたことを、今後の仕事の参考にさせていただきます。

断りを示す場合

相手に対して断りの意思を示す際にも、参考にさせていただきますという言葉を活用できます。断りの意思を示すだけでなく、参考にさせていただきますという言葉を添えることで、相手に対して角を立てずに断りを入れやすくなるでしょう。

ただし、添える際の文脈に合わせて、参考にさせていただきますという言葉を適切な言い回しに変化させることも大切です。

・お送りいただいた資料は、参考にさせていただいておりました。しかしこの度、他の案件を進行する運びとなりましたので、今後の資料送付は停止いただきたくご連絡しました。
・この度、お送りいただいた新しい企画の資料は、参考にさせていただきます。しかし、この企画は他社に依頼することとなりましたので、今後は企画資料の送付を停止いただきたく存じます。

データや資料を受け取った場合

また、「参考にさせいていただきます」は、上司や先輩から、業務に必要なデータや資料を受け取ったり教えてもらったりした際のお礼の言葉としても、使うことができそうです。

・只今お送りいただいたデータを参考にさせていただき、会議の資料を作成致します。
・資料をお送りいただき有難うございます。参考にさせていただきます。
・添付していただいたデータを参考にさせていただいて、資料が完成致しました。

「参考にさせていただきます」を使う場合の注意点

参考にさせていただきますという言葉は、感謝を述べるシーンや断りを入れるシーン、ビジネスメールなど、さまざまな場で活用できる便利な言葉です。

しかし、便利だからとあまり意味を深く考えずに多用してしまうと、相手に不快感を与えたり失礼な印象を与えたりする可能性があります。

気軽に使ってしまう前に、まずは参考にさせていただきますという言葉が本当に相応しいのか、他にも適切な表現があるのではないか熟慮しましょう。

次のページ:「参考にさせていただきます」の言い換え表現

初回公開日:2017年07月31日

記載されている内容は2017年07月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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