頂戴するの敬語や使い方・言い換え・いただくとの違い|謙譲語
更新日:2024年07月12日
言い換え:預かる
「頂戴する」は「物を預かる」の意味で用いられることがありますが、これは間違いです。「頂戴する」は「もらう」ことなので「お荷物を頂戴します」と言ってしまうと「あなたの荷物を私の物とします」という意味合いになります。
物を預かることを表す時には「お預かりいたします」で良いでしょう。「頂戴する」を用いると危険な意味合いになるため、預かることを丁寧な言い方にした「お預かり」に「する」を示す「いたす」を付けた「お荷物をお預かりいたします」を使います。
「頂戴する」を正しく使おう!
「頂戴する」は「もらう」の謙譲語ですが、間違った使われ方がされていることも少なくありません。「頂戴」という謙譲語に「いたす」などの謙譲語を組み合わせると、二重敬語になるためNGで「お名前を頂戴できますか」など何かを「聞く」時に使用することも誤りとなります。
使用に適した状況および伝えたい内容に合わせて「頂戴する」を使用したり、別の言葉には言い換えたりしましょう。
初回公開日:2017年10月31日
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