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「貸す」の敬語表現・貸すの使い方と例文・別の敬語表現

初回公開日:2018年04月12日

更新日:2020年06月02日

記載されている内容は2018年04月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ビジネスシーンに限らず、何かとよく使う「貸す」という言葉ですが、これの正しい敬語の使い方をご存知でしょうか。この記事では「貸す」の敬語表現だけでなく、使い方のポイントなど詳しくご説明しています。社会人なら知っておくべき内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

敬語について知っておこう!

本題である「貸す」の敬語についてご説明する前に、まずは敬語について詳しくご説明します。敬語の基本が分かっていないと「貸す」の敬語表現についても表面上しか理解できなくなりますので、基本中の基本だけでもしっかり覚えてください。

学校で習う内容なので、そこまで難しくはありません。

敬語の種類は大きくわけて3つ!

敬語は大きく分けて「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3つに分類することができます。それぞれの意味は、「尊敬語」は相手に敬意を表すための表現で、「謙譲語」は自分を下に置くことで相手を間接的に高める表現、「丁寧語」は文末に「です」や「ます」がついた表現です。

これらの敬語表現には、使うべき相手、言い方のルールがそれぞれあり、適切な使い方ができていないと、周りの人からの印象が悪くなってしまいます。逆の言い方をすると、正しい敬語が使えると周りからの印象も良くなりますので、ぜひ覚えておいてください。

尊敬語とは?

前述したように、「尊敬語」とは相手に敬意を表した敬語で、相手を高める(立てる)表現をします。目上の方の動作を表す際に用いられる敬語だと覚えておきましょう。自分や目下(同等)の人の行動については尊敬語は使えません。

尊敬語には「型」のようなものがあり、「お(ご)~なる」で尊敬語の表現をすることができます。たとえば「お越しになる」や「ご覧になる」などです。

この他に、「型」に当てはまらない決まった言い回しのものもあります。「召し上がる」や「おっしゃる」など、「型」には当てはまらない決まった言い回しのものに関しては覚えてしまいましょう。数はそんなに多くないので、そんなに難しくはありません。

要するに、尊敬語とは目上の方の動作を表す際に用いられる敬語で、「お(ご)~なる」の「型」に当てはめて表現するか、または「型」には当てはまらない決まった言い回しで表現するかのどちらかで表現されます。

謙譲語とは?

「謙譲語」とは、自分を下に置くことによって相手を間接的に高める敬語です。「へりくだった表現」と呼ばれるもので、謙虚な印象を受けます。

「謙譲語」は、自分や身内の行動を述べる際に用いられたり、目上の方に対して述べる際に使われるほか、読み手(聞き手)に敬意を表す場合にも謙譲語で表現します。

たとえば、「弟が参ります」と身内の行動を述べたり、「ご連絡いただけますか」と目上の方に言ったり、「車が参りました」と話を聞いてる人(読んでる人)に敬意を表す場合に用いられます。

「謙譲語」も尊敬語と同様に、「型」と「決まった言い回しのもの」があります。「お(ご)~する」が謙譲語の「型」になり、「いただく」「伺う」「参る」などの「型」に当てはまらないタイプのものがあります。これらも尊敬語同様、覚えてしまいましょう。

丁寧語とは?

「丁寧語」とは、文末に「です」や「ます」「ございます」を付けた丁寧を表す敬語で、一番馴染みのある敬語でしょう。意識せずとも使える敬語が「丁寧語」ではないでしょうか。

たとえば、「これは先生です」「昨日、遊びに行きました」「おはようございます」などが挙げられます。

「貸す」を敬語表現するとどうなる?

本題の「貸す」の敬語表現についてご説明します。ポイントは、尊敬語と謙譲語は「型」に当てはめて考えてみることです。

尊敬語だとどうなる?

「貸す」を尊敬語の「型」である「お(ご)~なる」に当てはめてみると、「お貸しになる」になります。これは尊敬語として正しい敬語表現です。

上述しましたが、尊敬語は目上の方の動作を表す際に用いられる敬語です。なので、自分や目下の人が「貸す」という行為をした場合、尊敬語は使えません。

「私は彼にお貸しになりました」や「部下が上司に本をお貸しになった」などと表現してしまうと、相手の方に対して失礼に値します。

ですので、尊敬語の「お貸しになる」は、上司やお客さまなどの「目上の人」が「貸す」という行為をした場合にのみ使うことができる敬語表現だということを覚えておきましょう。

謙譲語だとどうなる?

次に、謙譲語の「型」である「お(ご)~する」に「貸す」を当てはめてみます。すると、「お貸しする」になります。これは謙譲語として正しい表現をしています。

謙譲語は自分や身内の動作を表す敬語で、目上の方に向けて述べる際に用いられます。

なので、たとえば「私の辞書を先輩にお貸しします」「弟が先生にパソコンをお貸しした」は、それぞれ自分(身内)が「貸す」という行為を表しており、さらに「目上の人」に向けて発言しています。これが「貸す」の謙譲語の正しい使い方です。

自分や身内が「貸す」という行為をし、それを目上の方に向けて言う場合にのみ謙譲語の「お貸しする」が使えます。逆の言い方をすると、目下の人向けて発言する場合や、目上の方の行為の場合には謙譲語は使えませんので、この違いをしっかり覚えておきましょう。

丁寧語だとどうなる?

丁寧語で「貸す」を表現したいなら、「貸します」と表しましょう。過去形の場合は「貸しました」です。

上述したように、謙譲語は目上の方に対しての発言で使えますが、目下(もしくは自分と同等)の人に向けて発言する場合には丁寧語を用いて表現しましょう。「後輩の○○くんに辞書を貸しました」「今、同僚に○○を貸しています」などと表現できます。

敬語のルールとして、自分と同等、もしくは自分より立場が下の人に対してはへりくだる必要がないとされているので、目下(同等)の人に謙譲語を用いるのは不適切になります。

尊敬語は目上の方の動作にしか使えない敬語ですので、尊敬語も目下の人には使えません。以上のことから、目下の方に向けて発言する場合は丁寧語で表現しましょう。

「貸す」の敬語での使い方は?

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