「でしょ」の敬語表現・でしょの使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年08月01日
良く出てくる表現「でしょ」
「明日は5時集合でしょ?」や「ここは間違ってるでしょ」など、私達は日常的に「でしょ」という表現を使用しています。では、この表現は家族や友人などの親しい関係のみで使えるものなのか、それとも、目上の人に使うことも可能な表現なのか。
特に、社会人の方は気になるでしょう。「でしょ」の敬語表現、でしょの使い方や例文・別の敬語表現例をご紹介しますので確認していきましょう。
「でしょ」は敬語なの?
私達は、「でしょ」という表現を使うときは、確認の意や指摘の意を表しています。例えば、「明日の集合時間は5時でしょ。」という文章で考えてみると、語尾をしり上がりにして疑問文として使用すると確認の意になります。
逆に、語尾を尻下がりにすると推量、念押しの意になります。自然に家族や友人との会話で使われることが多い「でしょ」という表現ですが、これは敬語なのでしょうか?
「でしょ」ってそもそもどういう意味?
「でしょ」は「でしょう」を省略した言葉です。文法的に説明すると、「でしょう」は、断定の助動詞「です」に推量の助動詞「う」が付いたもので、「だろう」の丁寧語です。推量・疑問などの意を丁寧に表し、相手に念を押したり同意を求めたりする気持ちを丁寧に表します。
「でしょ」は敬語ではない?
地域によっては、「でしょ」を敬語と考えている人もいるのではないでしょうか?特に西日本では「でしょ」を目上の人に使っているという方も少なくありません。厳密にいうと「でしょ」は「だろ」の丁寧語にあたりますが、敬語というには少し難しいです。目下の人に「でしょ」といわれると違和感を抱く人が多いので、その代わりとなる表現も合わせて紹介します。
「でしょ」の敬語表現
「でしょ」の敬語表現としての認識は、地域によって違いがあります。では、関西、福岡、九州における認識を紹介します。
関西・関西人
西日本には「でしょ」を敬語として使用している人がいるというふうに前述しました。関西で特にその傾向が強いです。これは関西弁が大きく関係しています。
関西弁では、何かを確認するときに「やろ?」と表現します。家族や友人間で使う表現がこれにあたるため、標準語である「でしょ」が自然と敬語として認識されています。
福岡
福岡でも、「でしょ」、「でしょう」はよく敬語として使われています。これは関西弁と同じく博多弁の影響が強いです。博多弁でも「でしょ」を「やろ」という風に使っており、自然と「でしょ」が敬語として使用されています。
九州
福岡だけではなく、他の九州の地域でも同様、「でしょ」は敬語表現だと考えている人が多いです。やはり方言が影響していると考えられます。
「でしょ」の敬語での使い方
初回公開日:2018年02月22日
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