「でしょ」の敬語表現・でしょの使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年08月01日
「でしょ」の敬語表現とはどのようなものなのか説明します。まずは、敬語のおさらいからしていきましょう。
敬語の種類
敬語は、ビジネスシーンにおいて外せないマナーです。では、敬語の種類を確認してみましょう。敬語は3種類あります。
尊敬語
敬語には3つの種類があります。1つ目は「尊敬語」です。こちらは、相手を上にあげることで敬意を示します。つまり、相手の行動に対して使う表現です。例えば、「上司がケーキを召し上がります。」という表現は、「食べる」という動詞を、「食べる」の尊敬語である「召し上がる」という語に変えることで、上司への敬意を表します。
謙譲語
2つ目は「謙譲語」です。こちらは、自分がへりくだることで、相手を上に持ち上げ敬意を示します。つまり、自分の行動に対して使う表現です。例えば、「あなたの元へ参ります。」という表現では、私の「行く」という行動を、「行く」の謙譲語である「参る」に変えへりくだることによって、「あなた」への敬意を表します。
丁寧語
3つ目は、「丁寧語」です。こちらは、日常的にもビジネスシーンにおいても一番使われる敬語です。文章の語尾に「です」や「ます」をつけることで、話し相手に敬意を表します。この他にも、接頭語「お」をつけた名詞も丁寧語にあたります。「お弁当」や「お茶」などが例として挙げられます。
クッション言葉
クッション言葉とは、何かを頼んだり、断ったり、意見を言うときなどに言葉の前に置くフレーズのことを指します。こちらを敬語と並べて使用することで、より円滑な人間関係を築くことができますのでご紹介します。
何かを頼むときのクッション言葉は、「恐れ入りますが」や「お手数ですが」です。「恐れ入りますが、書類を取ってきていただけますか?」のように使います。
何かを断るときは、「せっかくですが」や「身に余るお言葉ですが」などを使い、相手に感謝の意を先に伝えます。「せっかくですが、今回はご遠慮させていただきます。」のように使います。
意見を言うときは、「確かにその通りでございますが」などを前に置いて、「確かにその通りではありますが、賛同しかねます。」のように使います。
使い方
では、「でしょ」の敬語表現の使い方やメールでの使い方を紹介しますので、一緒に確認していきましょう。
「でしょ」は使わずに代わりの敬語表現を
確認をする際に「でしょ」という表現を使いたい場合は、「でしょうか?」、「でよろしいでしょうか?」などの代わりの敬語表現を使用しましょう。できるだけ丁寧に、相手に違和感を与えない表現にこだわるとよいでしょう。それに付け加えて、クッション言葉を使用するとより丁寧で柔らかい表現になります。
推量の意で「でしょ」を使う場合は、「でしょう」を代わりに使うとよいです。ただし、「でしょう」を使ったとしても違和感を抱く人がいるので、その場合は「だと思われます」や「と思います」などの表現に変えましょう。
念押しの意を、ここでは目上の人への指摘ととらえます。念押しの意で「でしょ」を使いたい場合はより注意が必要です。社会人のマナーとして、目上の人に対して断定的な指摘は上から目線に聞こえるため良くないです。そこで、「以前はこうおっしゃっていましたが、こうではないでしょうか?恐れ入りますが、ご確認をお願いします。」のように、上記の「でしょうか?」という疑問形の表現と、クッション言葉を組み合わせて丁寧な表現を心がけましょう。
メールでの使い方
ビジネスシーンにおいて、上司やお客様へメールを送る方も多いでしょう。確認のメールを送る時に「でしょ」という表現は頻出します。では、メールにおける「でしょ」の敬語表現の使い方をご紹介します。
まず、目上の人にメールを送る場合気を付けたいことが2点あります。まず、1点目は、顔が見えないので真意が伝わりづらいためより丁寧に書く必要があるということです。2点目は、メールは会話と違い、保存することが可能です。敬語の間違い、特に丁寧にしすぎて2重敬語にならないように注意しましょう。
「でしょ」を敬語表現するときの例文
初回公開日:2018年02月22日
記載されている内容は2018年02月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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