「ずっと」の敬語表現・ずっとの使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年08月20日
「今よりずっと以前の話」という例文では、「時間」的な「かけ離れている」を表しています。「今の時」と「今よりかなり前の時(以前)」を比べて、その2つがかけ離れた位置にあるということです。
「開発当初は今の型よりもずっと大きい型でした」という例文にした場合は、「サイズ」的な「かけ離れている」を表しています。比べているのは「現状の製品サイズ」と「開発当初の製品サイズ」で、現状サイズよりも開発当初サイズの方がとても大きかったことを示した例文です。
「当社の工場はここからずっと先にあります」という例文にした場合は、「距離」的な「かけ離れている」を表しています。「会社の位置」と「工場」の位置を比べており、一本道だけども工場は会社から遠くのところにあることをイメージした例文です。
意味「同じ状況が長く続いている」
例文としては、「ずっと考えております・ずっと作業を行っています・ずっと雨が降っています」などがあります。これら例文で「同じ状況」に当てはまるのは、「考えること・作業をすること・雨が降ること」になります。それらが存在する時間が長いことを意味した例文です。
「ずっと」を別の敬語表現にできる?その例!
別の表現もあります。それぞれ敬語表現としての意味を持つ言葉を結び付ける必要がありますが、表現のらレパートリーを増やすためにも確認しておきましょう。
他と比べてかけ離れている
「ずっと大きい」の形で使う場合は、「ずっと」の部分を「とても・はるかに・格段に・段違いに」などの言い換えることができます。「ずっと以前の話」の形で使用する際は「昔の・遠い日の・はるか以前の」などに言い換え可能で、「ずっと先にある」の形の場合は「ここから離れた先・大分離れたところ」などに言い換えても良いでしょう。
同じ状況が長く続く
「ずっと考えている」の場合は「◯◯の間中考えている・朝から晩まで考えている」などに言い換えることができ、「ずっと家にいた」の使い方をした場合は「その間は」などを状況に応じて使えます。
ある範囲内に残す所なく動作を及ぼす
「広い図書館をずっと探しまわる」では、「隅から隅まで・くまなく」の言葉を代わりに使えます。「街中をずっと見まわる」であれば「全体的に」などの言い換えも用いることができます。
躊躇わず・滞らずに動作をする
動作内容にもよりますが、「足を止めずに・手を止めずに・遠慮せずに」などに言い換えることができるでしょう。
ビジネス上では「ずっと」を敬語表現にすることも必要!
「ずっと」や同義となる言葉たちの中には、敬語表現としての意味を持つ言葉はありません。そのため、いずれの言葉にしても「敬語表現としての意味を持つ言葉を結び付ける・含めて使う」必要があります。「ずっと」はビジネスシーンにおいて使えないことはありませんが、話し言葉の印象が強いため、文面で「ずっと」の意味を伝えたい時は「常に」などの言い換えを用いた敬語表現を使うと良いです。
初回公開日:2018年02月27日
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