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「ずっと」の敬語表現・ずっとの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年03月08日

「ずっと」は日常の中でもよく用いられる身近な言葉ですが、ビジネスシーンなどでは敬語表現に言い換えます。その際に使える「ずっと」の同義語や言い換え、使い方などを学び、状況に応じた敬語表現で伝えたいことが表せるようにしておきましょう!

「隅から隅まで」は、「ずっと」が持つ「ある範囲内に残す所なく動作を及ぼす」の意味と同義です。「隅」というのは「空間内の端」のことで、四角い箱があるとすれば、四角の輪郭が出ている部分が「隅(または、端・枠など)」と言います。一般的には「端」の中でも「角」を表す時に「隅」を使うことが多いです。

「隅から隅まで」は言い方を換えれば「角から角まで」であり、簡単に言えば「全体的に」の意味です。「隅から隅まで」は「くまなく」といった言葉に言い換えることもでき、これは漢字にすると「隈なく」になります。意味は、「隅から隅まで」と同じです。

躊躇わずに

「ずっと」が持つ意味の中では、一般的にはあまり用いられない印象のある「躊躇わずに・滞らずに動作をする」と同義になります。意味に含まれる言葉そのままの表現です。

「ずっと」を敬語表現にする時の使い方!

「ずっと」を敬語表現にする時の使い方を見ておきましょう。

敬語の種類

敬語には、尊敬語・謙譲語・丁寧語があります。丁重語と呼ばれる超敬語もありますが、一般的には尊敬語・謙譲語・丁重語の3種類を用います。

「ずっと」を含め、これまでにお伝えしてきた敬語に使える言葉たちは、いずれも「単体で敬語表現としての意味を持たない」ものばかりでした。そのため、敬語表現にする時には「敬語表現としての意味を持つ言葉を結び付ける」必要があります。

たとえば、尊敬語であれば「する」に尊敬の意を込めた言い方「られる・される・なさる」などを使って「ずっと勉強をなさっている」という敬語表現を作ります。謙譲語であれば「している」の謙った言い方「しております」を使って「ずっと勉強をしておりました」という敬語表現を作ることができます。丁寧語の場合は、「ずっと勉強をしていました」などの形になります。

使い方

まず、「ずっと」は話し言葉の印象が強いため、口頭で使い、文面では使わないようにすると良いでしょう。口頭というのは、会話のことです。声を出して伝える時に向く言葉が話し言葉であり、改まった(きちんとした)印象が高くないものが多いため、ビジネスシーンのような改まった場ではあまり使わない方が良いと言えます。

書き言葉は、文面でも使える言葉のことを言います。書き言葉は改まった印象があるものが多く、ビジネスシーンなどの改まった場で使用しても問題ありません。「ずっと」の書き言葉として適しているのは、「常に」と「継続して」です。

「他と比べてかけ離れている」の意味で「ずっと」を使いたい時には、「はるかに」や「段違い」になどを使うと良いでしょう。また、ここでご紹介した「ずっと」を敬語表現にする時に使える言葉にとらわれることなく、その状況に合わせた言葉を用いることも大事です。

メールではどう使えば良い?

話し言葉とされる「ずっと」の使用は避け、書き言葉としても使える「常に・継続して」などを用いましょう。

ビジネスシーンではどう使う?

「ずっと」は敬語表現とは言えない・改まった印象のない言葉なので、敬語表現を要するビジネスシーンでの使用は適していないと言えます。「ずっと」と結び付ける言葉が敬語表現としての意味を持っていたり、伝える内容の中に敬語表現が含まれていれば「ずっと」を使っても問題はありませんが、使用回数は少ない方が良いでしょう。

「ずっと」を敬語表現にした際の例文!

「ずっと」には4つの意味が存在しますが、一般的に「躊躇わず・滞らずに動作する」の意味ではあまり使用されません。そのため、「躊躇わず・滞らずに動作する」の意味で「ずっと」を使うと、伝えたい意味で伝わらない可能性もあります。

例文に使う意味から「躊躇わず・滞らずに動作する」は省き、一般的に使われることが多い「他と比べてかけ離れている」と「同じ状況が長く続いている」の意味を使った例文をご紹介していきます。

意味「他と比べてかけ離れている」の例文

次のページ:「ずっと」を別の敬語表現にできる?その例!

初回公開日:2018年02月27日

記載されている内容は2018年02月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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