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「お話を伺う」の使い方と例文・敬語の種類・別の敬語表現

更新日:2023年11月07日

ビジネスや就職活動などで使用される「お話を伺う」という敬語がありますが、正しい使い方や意味はご存知でしょうか。または、別の表現方法があるのか、適切に使用するためにはどうしたら良いのか気になりますよね。そこで「お話を伺う」についてご紹介します。

敬語「お話を伺う」の使い方や意味は何?

目上の方や、お客様、または就職活動などで敬語を使う機会は数あります。その中でも「お話を伺う」についての意味や正しい使い方についてはご存知でしょうか。そこで今回は「お話を伺う」についての意味や使い方・具体例などを紹介します。

「お話を伺う」の意味とは?

丁寧語の「お話」と謙遜語の「伺う」を合わせたものが「お話を伺う」という敬語です。相手に対して話を聞くという意味があります。「話」は筋の通った会話および会話の内容、またはおとぎ話などの物語の意味を持った言葉です。「お話」は話の前に「お」を付けた丁寧語です。

また「伺う(うかがう)」という敬語は、音や言葉・会話などを耳で受け取ることをさす「聞く」や、質問する「尋ねる」「問う」、特定の場所に向かう「訪れる」などの意味を持ち、相手に対して、へりくだった表現をする場合に使用する謙遜語です。

「お話を伺う」の使い方

お話を伺うは、敬語なので何らかの形で目上の他者に話を聞くときに使用します。仕事の上司であったりお客様であったり、先輩や神様と言った存在に対しても使用されます。

敬語の種類

意味の所でも触れましたが、「お話を伺う」の内「お話」は丁寧語・「伺う」は謙譲語(けんじょうご)に所属する敬語になります。丁寧語はそのまま丁寧に言う表現をする敬語であり、目上の人に対してというよりは、相手に対して敬意を持っている言い方です。お話のように頭に「お」を付けるだけではなく、語尾につける「です。ます。」もまた丁寧語になります。

対して「伺う」は謙譲語・または謙遜語となっており、これは相手に敬意を表すために自分自身や身近なものをへりくだる(下げる)言い方をする敬語です。「お話を伺う」の場合は、相手の話を丁寧に表現し、聞くという自身の行いをへりくだって言う敬語となります。

お話を伺うの使い方

簡単に行ってしまえば他人に対して話を聞くときに使います。ただし、お話を伺うは敬語であるので、目上の人や客や取引先相手、先輩と言った人たちに対してや敬語を使うような畏まった状況、例えば会議などで使う言葉です。

また、目の前にいない相手に対しての敬語として使うことがあり、例えば別の目上の人に話を聞くように促すときに、「(先輩または上司)にお話を伺うように」と言った使い方です。この場合は目の前にいる人間は、同じまたは下の立場であることが多く、例えば教師が生徒に対して別の教師に話を聞くことを促す場合に使われます。

注意点としては「伺う」がすでに謙譲語となっているので、より丁寧にしようと「お話をお伺いする」と言った使い方は二重敬語になってしまいます。そのまま伺うのまま使用しましょう。

就職活動ではどう使ったらいい?

「お話を伺う」の「お話」の部分は特に気を付ける必要はありませんが、「伺う」の部分は謙譲語に属する敬語であるため使いどころに注意する必要があります。そもそも謙譲語は自身を下げた言い方をすることで相手を上げる敬語です。あくまで下げるのは自分自身であり目上の人に使ってはいけません。

たとえば、面接官に向かって「そのことにつきましては学校にお話を伺うようお願いします」などという使い方は面接官が聞く側で、下になってしまうため不適切で、この場合は尊敬語に属する敬語を使用します。正しい使い方としては「先日の説明会のときにお話を伺う事ができなかったのですが」と言った使い方をします。

メールではどう使ったらいいの?

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初回公開日:2018年02月20日

記載されている内容は2018年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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