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「ところで」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年08月10日

日常的に「ところで」という言葉を使う場面はよくあります。「ところで」の敬語表現を知っていると会話やメールのやり取りだけでなく、小論文を書く時にも役に立つでしょう。そこで今回は「ところで」の敬語表現やその他の敬語表現も紹介します。

メールでの使い方

メールなどのビジネス文書の時には「早速ですが」にかわって「ところで」が使用できることが多いです。簡単な挨拶の後に、話題を転換して話しを持ち出すときに用いられるでしょう。

「ところで」をメールで使う場合は「早速ですが」「さて」の類義語として使う場合があるでしょう。
例:
「先日は大変お世話になりました。ところで、御社の新商品についてなのですが~」

というように挨拶文の後に続く形で本題へと結びつけるように用いることができます。

小論文での使い方

小論文での「ところで」の使い方を紹介します。「ところで」という言葉は文の意味をつなげる接続詞ですから、話の意味の変わるところで使いましょう。しかし多用すると違和感のある論文になってしまいますので注意が必要です。

小論文の例

10年後の自分についての小論文がテーマだったとします。

私は料理を作ることを趣味としています。その理由としては料理を作るという事がいくつかの食材を組み合わせて作るクリエイティブな制作作業にも似ているからです。「ところで」一般的には料理を作るときにはレシピというものがありますがこれは過去に料理を作った人の知恵であり、設計図にも例えられると考えます。大学在学中は回路設計を専攻しておりました。10年後今より設計技術を磨き、他の誰かが私の設計図を見て制作意欲が掻き立てられるような設計のできる技術者になりたいと考えています。

「ところで」を敬語表現するときの例文

「ところで」を敬語表現するときの例文を紹介します。「ところで」はその言葉の前述の話題から別の話題への接続を表現するときに用いることができます。使い方を上手にすることでスムースな話題の切り替えができる言葉ですのでうまく使うとよいでしょう。
例:
「本日、当店の売り出しの商品でおススメです。ところで、あちらのお店でお客様は多かったですか?」

「午前中のプレゼンテーションは手ごたえが感じられましたね。ところで、お昼はどちらでお召しになりますか?」

「ところで」の別の敬語表現例

「ところで」の類義語はいくつかありますのでご紹介します。多くは前述の話から話題を変えるニュアンスを持ちます。

それはさておき

「それはさておき」は「ところで」と同じように話題を変える時に用いられます。その例文を紹介します。「昨日は大変な雨でしたね。それはさておき、明日、次回のセミナーの打ち合わせをしたいのですが~」

「ところで」を用いるよりも話題が変わるスピードに勢いがあるニュアンスです。敬語で用いる時でも相手に不快に思われないような配慮とタイミングが重要でしょう。

さて

「さて」は「ところで」と同じように話題を変える言葉ですが、「さてこの件に関しまして」や「さて、今後の計画なのですが」という具合に「ところで」を使うときよりも前述の話題の補足やその後の経過や、つながりを意識されるニュアンスがあります。

ちなみに

「ちなみに」という言葉は「ところで」と同じように話題を変える時に使用する言葉です。「ちなみにこの商品は限定生産なんです。」とか「ちなみにこの件はまだ誰にも話していないんです」というように「さて」と同じように前述の話題の補足的な部分につなげるニュアンスを持っています。

「さて、かねてより~」、「さて、早速ではございますが~」というように、冒頭の挨拶文に次に本題に入る前に切り出す部分に使うことが多いでしょう。

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初回公開日:2018年02月19日

記載されている内容は2018年02月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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