「連絡しました」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年07月05日
「連絡しました」の敬語表現
「連絡しました」と目上の人に伝える敬語表現にはどのようなものがあるのでしょうか。
「連絡しました」と目上の人に敬語で言うには「連絡」という言葉に丁寧さを表現する「ご」をつけて「ご連絡」という形で使います。そして誰がその動作を行うのか、動作主によって「ご連絡」の後ろの敬語表現が変わってきます。
ここでは「ご連絡」に続く敬語表現について丁寧語、尊敬語、謙譲語に分けてご紹介していきます。
丁寧語
「連絡しました」は丁寧語です。丁寧語は「です、ます、ございます」などを用いて話し相手に敬意を示します。
「連絡しました」の元の形は「連絡する」です。「連絡する」の「する」の部分を丁寧語である「します」に変えます。そうすると「連絡します」となります。「連絡します」の「します」の部分を過去形「ました」に変えると「連絡しました」となります。
よって「連絡しました」は丁寧語の語尾「です、ます、ございます」を用いた丁寧語になります。
尊敬語
「連絡しました」の尊敬語は「ご連絡なさいました」や「ご連絡された」です。
尊敬語は動作主に敬意を示す敬語表現なので連絡をするのは目上の人です。この目上の人の言動に敬意を示す表現を使わなければいけません。尊敬語の敬語表現である「なさる」を過去形にして「なさいました」とするか「される」という敬語表現の過去形「された」を利用して「ご連絡なさいました」や「ご連絡された」とします。
謙譲語
「連絡しました」の謙譲語での敬語表現は「ご連絡いたしました」です。
謙譲語では自分の動作をへりくだって表現することで相手を敬う表現ですので、動作主は自分自身です。自分が連絡するという動作をへりくだって表現するには謙譲表現である「致す」を使って「ご連絡いたしました」となります。
「連絡しました」の敬語での使い方
敬語の種類
「連絡しました」の敬語表現のところでもすでに挙げたように敬語の種類には丁寧語、尊敬語、謙譲語の三種類があります。まとめると以下のようになります。
丁寧語は「です、ます、ございます」などを用いて話し相手に敬意を示します。
尊敬語は相手の動作に敬意を示めす敬語表現です。動作主は話し相手です。
謙譲語は自分の動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示す表現です。動作主である自分を下げて相対的に相手を上げる敬語表現で、動作主は自分自身です。
使い方
「連絡しました」の使い方としては丁寧語「ご連絡しました」では連絡をしたということを目上の人や知らない人に簡潔に伝えるときに使われる一番簡単でシンプルな表現です。また「ご」をつけず「連絡しました」というととてもフランクでカジュアルな会話の印象になります。
尊敬語「ご連絡なさいました」や「ご連絡された」を用いるとビジネスの場面やちょっと改まった場面で使うことができます。「ご連絡なさいましたでしょうか」や「ご連絡されましたでしょか」のように疑問形で用いられることも多いです。
謙譲語の「ご連絡いたしました」は「(○○の理由で)ご連絡いたしました」のように「連絡いたしました」前に理由を伴うことが多いです。
メールでの使い方
目上の人とのメールでは「連絡しました」はどのように使われるのでしょうか。いくつか具体例を挙げて使い方をご紹介していきます。
丁寧語「ご連絡しました」を用いた例です。
「ホームページを見て興味を持ったので、ご連絡しました。料金などの詳細を教えていただけますと幸いです。よろしくお願いします」
このように丁寧語はそこまで畏まった言い方ではないので日常的な場面で使いやすい表現です。
続いて尊敬語「ご連絡なさいました」や「ご連絡された」を用いた例です。いずれの表現も使うことができます。
「こんにちは、お久しぶりです。今参加者の人数を集計していたのですが、○○さんは出欠のご連絡なさいましたでしょうか。ご連絡されていたようでしたら申し訳ございませんが、再度ご連絡ください」
最後に謙譲語「ご連絡いたしました」の例です。
「出欠確認のご連絡いたしました○○です。一部日程に変更がありました。」
ビジネスメールでの使い方
初回公開日:2018年02月22日
記載されている内容は2018年02月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。