「残念でした」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年06月28日
「残念でした」の敬語表現
「残念でした」という言葉はよく使っていますか。家族や友人の間でも比較的、多く使用される言葉でしょう。親しい間柄であればどんな言葉を使用しても失礼には当たりませんが、ビジネスシーンである場合はどうでしょうか。ビジネスシーンでは言葉、特に敬語の使い方は重要です。本人も知らない間に失礼な使い方をしていたら大問題です。
ですので、今回は「残念でした」という言葉に焦点をあてて、使い方や敬語的表現についてお伝えしていきます。
丁寧語の「残念でした」
丁寧語の「残念でした」をみていく前に、そもそも丁寧語とはどういう言葉を指すのかご存知でしょうか。丁寧語とは、話し手が聞き手に対して敬意の意を表して言葉遣いを丁寧に話すことです。また、相手を選ばずどんな相手にも使用できます。そして、丁寧語の話しの語尾は「です」、「ます」、「ございます」調となります。
では、「残念でした」は丁寧語に当てはまりますでしょうか。「残念でした」の語尾は、「でした」となり、「です」の過去形にあたります。ですので、「残念でした」は丁寧語といえます。
「残念でした」の敬語での使い方
敬語には先ほどご紹介した丁寧語以外にも種類があります。次に「残念でした」のそれぞれの敬語表現についてみていきましょう。
敬語の種類
敬語についてどれくらいご存知でしょうか。敬語と一言にいっても種類があります。
敬語は大きく分けて3種類に分類されます。先ほどお伝えした「丁寧語」に加えて、「尊敬語」、「謙譲語(けんじょうご)」に分かれます。「丁寧語」と同じく、「尊敬語」と「謙譲語」も聞き手に対して敬意を表して使用する言葉です。ですが、3種類すべて同じ敬語でも意味合いがそれぞれ異なります。では、その違いをそれぞれを詳しくみていきましょう。
尊敬語
まず「尊敬語」についてです。尊敬語についても丁寧語と同じように敬意を表して、言葉遣いを丁寧にすることはもちろん同じです。
ですが、何に対して敬意を表すのかが変わっていきます。尊敬語は、聞き手や話をしている中の動作、状態や物などについて敬意を表し、その状態や物を直接高める話方になります。例えば、「食べる」は丁寧語では「食べます」となりますが、尊敬語では食べるという言葉もさらに高めて言います。ですので、尊敬語の食べるは「召し上がる」となります。
謙譲語(けんじょうご)
次に、謙譲語についてみていきましょう。謙譲語は、話し手である自身の動作などを聞き手に対して、へりくだって表現するときに使用します。相手に対して自身がへりくだった表現は、間接的に相手を立てることになります。例を挙げると、「食べる」を謙譲語にすると「いただく」となります。
また、敬語のなかでも、状態や動作の言葉を変換する尊敬語と謙譲語は混同しやすいので要注意です。覚え方としては、自身をへりくだって間接的に相手を立てる言葉が謙譲語、相手や相手の行動を直接立てて敬う言葉が尊敬語であると覚えておきましょう。
使い方
敬語について理解できましたでしょうか。では、次に今回のテーマである「残念でした」という言葉の使い方についてみていきましょう。そもそも「残念でした」は過去形の言葉です。起こった物事に対して残念であったということになります。それを踏まえて、ビジネスシーンでの使い方などをみていきましょう。
ビジネスシーンでの「残念でした」
次に、ビジネスシーンでの「残念でした」の使用場面をみていきましょう。
初回公開日:2018年02月23日
記載されている内容は2018年02月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。