「開催する」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年08月17日
「します」は、「する」の丁寧語、つまり文章を丁寧にする敬語表現です。そのため、「開催します」も丁寧語にあたります。丁寧語である「開催します」は、「開催される(尊敬語)」や「開催いたす(謙譲語)」とは違い、相手や自分の立場に関わらず使うことができます。
使い方
「開催する」という言葉や「開催する」の敬語表現は、口頭・文書を問わず使うことができます。もっとも簡単な使い方は、「○○を開催する」という形です。「開催する」は相手や自分の立場によって、謙譲語や丁寧語などに変換します。また、「開催する」という言葉の前には、催し物や集会の名前が入ります。
メールでの使い方
「開催する」の敬語表現は、ビジネスメールでもよく使われます。「開催する」という言葉自体を敬語表現にする場合は、相手が開催する集会などに対しては「開催される」(尊敬語)、自分や自社などが開催する場合は「開催いたします」(謙譲語)や「開催します」(丁寧語)という敬語表現にして使いましょう。
また、件名に使う場合は「開催する」という言葉自体は敬語表現にせず、「○○開催の件」のように表現すると簡潔になります。
「開催する」を敬語表現するときの例文
「開催する」にほかの敬語を合わせる場合
「開催する」という言葉自体は形を変えずに、ほかの敬語と組み合わせる場合の例文です。ビジネスシーンで登場しやすい2つの例文をご紹介します。
開催する運びとなりました
「開催する運びとなりました」という一文は、ビジネスシーンでよく登場する「開催する」の使い方です。自分や自社などが催しものなどを開催することになった場合、そのことを他の人に知らせるときに使用します。
ただし、「運びとなる」は、「ものごとが滞りなく進んだが、当初の予定・予想とは少し違う結果になった」という意味の言葉です。そのため、定期的に開催している集会が通例どおりの日時に開催される場合などには、「開催する運びとなりました」という表現は適さないため注意してください。
開催するにあたり
「○○を開催するにあたり」というフレーズは、ビジネスシーンに限らずよく使われます。「~にあたり」とは、「~に際して」「~するときに」という意味の言葉です。「フリーマーケットを開催するにあたり、出店者を募集します」のように使いましょう。
「開催するにあたり」は、「開催するにあたって」と言い換えることもできます。どちらも意味は同じですが、メールの件名や文書のタイトルに使う場合は、「開催するにあたって」を使用したほうが自然です。
「開催する」を尊敬語にする場合
「開催する」を尊敬語「開催される」にした場合の例文です。
御社が開催されるイベントについて
「開催される」は尊敬語なので、相手が開催する催しものや集会に対して使用します。「御社が開催される○○について、1点確認したいことがございます。」のように使用してください。
「開催する」を謙譲語にする場合
次は、「開催する」を謙譲語「開催いたします(いたす)」にした場合の例文です。
会議(などを)開催いたします
初回公開日:2018年02月26日
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