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2018年02月16日

「出席する」の敬語表現・出席するの使い方と例文・別の敬語表現

ビジネスシーンではたびたび何かに出席することを求められたり、誘ったりする機会があります。そんな時に「出席する」も敬語でしっかりと表さなくてはなりません。いざというタイミングで困らぬよう、「出席」に関しての敬語表現、マナーを押さえておきましょう。

「出席する」時、どう言ってますか?

パーティーや何かしらかの会合に呼ばれることは社会に出れば避けては通れない道ですし、また参加してほしいと声をかけてもらうことはビジネスパーソンにとってありがたく名誉なお話といえます。

内容や相手との関係、または自身の状況によっては喜び勇んで出席したい時もあれば、正直お誘い自体が迷惑に感じることもあるでしょう。そんな時、どのように相手に「出席する」ないし「出席しない」旨を伝えるのが正しいビジネスマナーと言えるのでしょうか。

「出席する」の正しい伝え方と敬語表現、また出席のお願いの仕方や、断り方など、社会人であれば知っていて損のない「出席」のマナーについて、改めて頭に入れておきましょう。

「出席する」の意味

学校へ行くこと、授業に出ること、を指すため「出席する」は慣れ親しんだ言葉でもあるのではないでしょうか。「席」に「出る」という意味から、「出席」は学校の授業のみならず、何かしらかの会合・集まりに出ることを指します。「出席する」といえば実際にその場行くことが条件となります。

反対の意味では「席」を「欠く」と書いて「欠席」となります。

「出席する」を敬語にすると?

敬語には、自分もしくは自分側の人間(家族や会社の人間など)の行動を下げることで相手に対しての敬意を表す「謙譲語」と、相手の行動を持ち上げる「尊敬語」が存在します。では「出席する」を敬語表現するときは、どのようにするのが正解なのでしょうか。また敬語として「出席」を使うときのポイントを押さえておきましょう。

「出席する」の謙譲語

「出席する」自体は名詞の「出席」と動詞の「する」を組み合わせたものですので、「出席する」を敬語にするには「する」の部分を敬語表現にする必要があります。

「出席する」を謙譲語にするには「する」部分を「致す(いたす)」に変換して「出席いたす」とします。

取引先の会合や食事会など「相手側または第三者の許可を受けて行い」「そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちのある」場合は「出席させていただきます」とするのがより丁寧になります。

「出席します」の尊敬語

「出席する」を相手の行動に使う際には尊敬語にして用います。「する」部分を尊敬語である「なさる」もしくは「される」に変換し、かつ「出席」に「ご」を足しさらに丁寧にすることが多く、「ご出席なさる」「ご出席される」が良く使われる敬語となります。

また、こちらが招待をする場合は「出席してもらう」を敬語にするため「ご出席いただく」となります。

「出席する」の別の敬語表現例

「出席する」の類語

「出席する」には同じような意味やニュアンスを表す言葉がいくつかあります。そのシチュエーションによっては言い換えられるときもありますし、まったく違う意味となってしまうこともあります。それぞれの意味を理解して、その場や状況によってうまく選択して言い換えるようにしましょう。

「列席」「参列」

結婚式や葬儀などで耳にする「参列(さんれつ)」と「列席(れっせき)」どちらも「出席する事」を表す似たような意味合いです。「出席する」よりもかしこまったいんしょうその使い分けについてはあまりわかっていない人が多いです。

というのもこの二つには有力とされている説がいくつかあるので、「こういう時にはこちらを使う」という暗黙の了解をわかっていた方が良いでしょう。

「列席」は「式を主催する人物が使う言葉」と「結婚式のときに使う言葉」、「参列」は「招かれて参加した人物が使う言葉」と「葬式のとき使う言葉」という解釈になります。人によって認識が違いますので、結婚式や葬式などではこれら2種類の解釈を理解したうえで「参加する」と置き換えて用いるようにしましょう。

「臨席」「臨場」

「その席に臨むこと」や「会や式典などに出席すること」をあらわす「臨席(りんせき)」、結婚式や葬儀など関わりのある人が出席するのに対し、「臨席」は来賓など直接その会の内容とは関係ない人が参加する時に使われる言葉です。

敬語として使用する際には「出席」と同じく「~いたす」もしくは「~なさる」「~される」を付ける形です。前述の「列席」「参列」も同様です。

「行く」「来る」の敬語

直接「出席」ということを表す言葉でなくとも、前後の文脈として理解ができれば「行く」や「来る」の敬語を使うことで「出席する」ことを示すことができます。

「行く」のは本人ですので、参加を表す場合には敬語の中でも謙譲語を選択します。
・「来週の○○の会はわたくしも参りますので、よろしくお願いいたします。」
・「お誘いありがとうございます、よろこんでお伺いします。」

反対に向かい入れる側は「来る」となります。相手に来てもらうのですから今回は尊敬語を使う場面となります。
・「ぜひとも皆様でお越しください。」
・「○○社からは○○部長と○○様がいらっしゃいます。」

「参加」「出場」

出席者が何かしらかの役割を担う場合には、状況に応じて「参加」や「出場」などとした方が分かりやすい場合もあります。例えばスポーツ大会や、ビジネスセミナーなど、出席するだけでなく積極的な関わりを求められる場などに使われます。

・「今度のゴルフコンペにはわたくし共も出場させていただきます。」
・「○月○日の討論会には参加いたしますので、当日お目にかかります。」

「出席する」の敬語での使い方

出席する、をビジネスシーンで使う時には「出席をすることを報告する時」や「出席をお願いする、確認する時」です。具体的に例文も含めて「出席する」の敬語の使い方を見ていきます。

「出席を報告する時」

何かの会合などに招待されて出席しようとなった時の相手への返事のマナーについてです。まず文言としては前述でご紹介した「出席する」の謙譲語表現としておけば間違いありません。しかしながら社会での人と人の付き合いにおいては、下記のポイントを押さえて社会人としてのマナーも欠かさないようにしましょう。

「出席をする」際のポイント
・出席の返事は期限までに、できるだけ早くすること
・相手から誘ってもらえたことに対してのお礼を付け足す
・「出席いたします」「出席させていただきます」と返事をする

【例文】
・「〇月○○日の○○○○祝賀会の件、○○様からお声掛けいただき光栄です。ぜひとも、弊社部長の○○と二人で出席させていただきます。当日お目にかかれることを楽しみにしております。何卒よろしくお願い申し上げます。」

【例外】結婚式への出席の返事

結婚式の招待状などは「出席」「欠席」などの選択肢がすでに書かれているようなものもあります。その場合は「御出席」となっているところの「御」を二重線などで打ち消し、「慶(喜)んで出席させていただきます」とするのが一般的なマナーとなっています。

このように冠婚葬祭や慶事にはそれぞれ特殊なマナーがあることがあるので、別個でよく確認することが必要です。

「出席をお願いする時」

反対に、自分が何かしらかの会合や会の主催者側であり、その会への出席を依頼する場合にはどのようにすべきでしょうか。

出席をお願いする際のポイント
・相手の都合を気に掛けるクッション言葉を添える
・出席してほしいと思っている旨を伝える「ご出席いただけますよう」
・出欠の返事の期限を設ける

【例文】
・「年末のお忙しい時期かとは存じますが、ぜひとも御社○○部長、○○様にご出席いただきたくお願い申し上げます。」
・「みなさまお誘いあわせの上ご出席いただけますよう待ちしております。」

「出席を確認する時」

自分がその「出席する会の主催側か」によって言い回しが変わってきます。主催側であれば「ご出席いただく」、そうでなければ「ご出席される」「出席なさる」という敬語の使い方になります。

【例文】
・「今週末の○○会ですが、ご出席いただけますでしょうか。」
・「○○様よりご連絡ありまして、祝賀会ご出席いただけるそうです。」

・「○○株式会社より忘年会のお誘いが来ておりますが、ご出席なさいますか。」
・「○○部長は午後の会議にご出席されると伺っております。」

「出席しない場合」

では最後に「出席しない」「出席できない」時についてですが、しっかりと敬語やマナーを守って相手方に出席しない旨を伝える必要があります。「出席する」を否定し敬語表現にそのまま変化させる場合「出席いたしません」となってしまい強く否定をしている印象を与えてしまい、相手に不快感を与える可能性があります。

このような場合、先にご紹介した「行く」の謙譲語を使うのがスマートです。行けなくて申し訳ない、また誘ってほしい、と言った社交辞令を加えて断るのがマナーです。

【例】
・「せっかくお声掛けいただきましたが○○のためお伺いすることができません。次の機会があればぜひ出席させていただきたいと思いますので、またぜひお誘いいただければ幸いです。」

「出席する」を正しくビジネスシーンに合わせて使おう

誘われる機会も誘う機会も社会に出れば確実に増えていきます。そんな時に友達を飲み会に誘うようにしてしまっては社会人として失格ですし、相手からもビジネス上の取引相手として認めてもらえないでしょう。

会合に出席する、出席してもらうのは社会人としてビジネスチャンスとして大事なものです。「出席する」と敬語を正しく使って、シチュエーションや相手に合うようにきちんと変換しましょう。

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