では最後に「出席しない」「出席できない」時についてですが、しっかりと敬語やマナーを守って相手方に出席しない旨を伝える必要があります。「出席する」を否定し敬語表現にそのまま変化させる場合「出席いたしません」となってしまい強く否定をしている印象を与えてしまい、相手に不快感を与える可能性があります。
このような場合、先にご紹介した「行く」の謙譲語を使うのがスマートです。行けなくて申し訳ない、また誘ってほしい、と言った社交辞令を加えて断るのがマナーです。
【例】
・「せっかくお声掛けいただきましたが○○のためお伺いすることができません。次の機会があればぜひ出席させていただきたいと思いますので、またぜひお誘いいただければ幸いです。」
「出席する」を正しくビジネスシーンに合わせて使おう
誘われる機会も誘う機会も社会に出れば確実に増えていきます。そんな時に友達を飲み会に誘うようにしてしまっては社会人として失格ですし、相手からもビジネス上の取引相手として認めてもらえないでしょう。
会合に出席する、出席してもらうのは社会人としてビジネスチャンスとして大事なものです。「出席する」と敬語を正しく使って、シチュエーションや相手に合うようにきちんと変換しましょう。