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「出席する」の敬語表現・出席するの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年08月24日

ビジネスシーンではたびたび何かに出席することを求められたり、誘ったりする機会があります。そんな時に「出席する」も敬語でしっかりと表さなくてはなりません。いざというタイミングで困らぬよう、「出席」に関しての敬語表現、マナーを押さえておきましょう。

「その席に臨むこと」や「会や式典などに出席すること」をあらわす「臨席(りんせき)」、結婚式や葬儀など関わりのある人が出席するのに対し、「臨席」は来賓など直接その会の内容とは関係ない人が参加する時に使われる言葉です。

敬語として使用する際には「出席」と同じく「~いたす」もしくは「~なさる」「~される」を付ける形です。前述の「列席」「参列」も同様です。

「行く」「来る」の敬語

直接「出席」ということを表す言葉でなくとも、前後の文脈として理解ができれば「行く」や「来る」の敬語を使うことで「出席する」ことを示すことができます。

「行く」のは本人ですので、参加を表す場合には敬語の中でも謙譲語を選択します。
・「来週の○○の会はわたくしも参りますので、よろしくお願いいたします。」
・「お誘いありがとうございます、よろこんでお伺いします。」

反対に向かい入れる側は「来る」となります。相手に来てもらうのですから今回は尊敬語を使う場面となります。
・「ぜひとも皆様でお越しください。」
・「○○社からは○○部長と○○様がいらっしゃいます。」

「参加」「出場」

出席者が何かしらかの役割を担う場合には、状況に応じて「参加」や「出場」などとした方が分かりやすい場合もあります。例えばスポーツ大会や、ビジネスセミナーなど、出席するだけでなく積極的な関わりを求められる場などに使われます。

・「今度のゴルフコンペにはわたくし共も出場させていただきます。」
・「○月○日の討論会には参加いたしますので、当日お目にかかります。」

「出席する」の敬語での使い方

出席する、をビジネスシーンで使う時には「出席をすることを報告する時」や「出席をお願いする、確認する時」です。具体的に例文も含めて「出席する」の敬語の使い方を見ていきます。

「出席を報告する時」

何かの会合などに招待されて出席しようとなった時の相手への返事のマナーについてです。まず文言としては前述でご紹介した「出席する」の謙譲語表現としておけば間違いありません。しかしながら社会での人と人の付き合いにおいては、下記のポイントを押さえて社会人としてのマナーも欠かさないようにしましょう。

「出席をする」際のポイント
・出席の返事は期限までに、できるだけ早くすること
・相手から誘ってもらえたことに対してのお礼を付け足す
・「出席いたします」「出席させていただきます」と返事をする

【例文】
・「〇月○○日の○○○○祝賀会の件、○○様からお声掛けいただき光栄です。ぜひとも、弊社部長の○○と二人で出席させていただきます。当日お目にかかれることを楽しみにしております。何卒よろしくお願い申し上げます。」

【例外】結婚式への出席の返事

結婚式の招待状などは「出席」「欠席」などの選択肢がすでに書かれているようなものもあります。その場合は「御出席」となっているところの「御」を二重線などで打ち消し、「慶(喜)んで出席させていただきます」とするのが一般的なマナーとなっています。

このように冠婚葬祭や慶事にはそれぞれ特殊なマナーがあることがあるので、別個でよく確認することが必要です。

「出席をお願いする時」

反対に、自分が何かしらかの会合や会の主催者側であり、その会への出席を依頼する場合にはどのようにすべきでしょうか。

出席をお願いする際のポイント
・相手の都合を気に掛けるクッション言葉を添える
・出席してほしいと思っている旨を伝える「ご出席いただけますよう」
・出欠の返事の期限を設ける

【例文】
・「年末のお忙しい時期かとは存じますが、ぜひとも御社○○部長、○○様にご出席いただきたくお願い申し上げます。」
・「みなさまお誘いあわせの上ご出席いただけますよう待ちしております。」

「出席を確認する時」

自分がその「出席する会の主催側か」によって言い回しが変わってきます。主催側であれば「ご出席いただく」、そうでなければ「ご出席される」「出席なさる」という敬語の使い方になります。

【例文】
・「今週末の○○会ですが、ご出席いただけますでしょうか。」
・「○○様よりご連絡ありまして、祝賀会ご出席いただけるそうです。」

・「○○株式会社より忘年会のお誘いが来ておりますが、ご出席なさいますか。」
・「○○部長は午後の会議にご出席されると伺っております。」

「出席しない場合」

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初回公開日:2018年02月16日

記載されている内容は2018年02月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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