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「お休み」の使い方と例文・敬語の種類・お休みの別の敬語表現

更新日:2024年04月24日

「お休み」という言葉には、敬語としてはどのような意味が含まれているのでしょうか?このぺージでは、「お休み」の敬語表現をテーマにして、敬語としての「お休み」の意味や使い方などを考察しています。また、「お休み」の類語や例文のご紹介しています。

丁寧に表現するとどうなる?「お休み」の敬語表現

社会人として働いている方の中には、週末などの休みや、夏や冬の大型連休を楽しみにして働いている方もたくさんいらっしゃるでしょう。休みを目標や1つのモチベーションにするからこそ、平日も頑張って働くことができるという方も、たくさんいらっしゃると予想できます。

また、ビジネスシーンでは、「休み」という言葉を使用する頻度は、高いと考えられます。上司などに休暇の申請をする際や、取り引き相手などに担当者が休暇を取っていることを伝える場合などには、「お休み」という形で使用するケースもあるでしょう。

今回は、そんな「お休み」という言葉をピックアップして、敬語表現としての意味や使い方、例文などをご紹介していきます。

敬語表現「お休み」の意味

まずは、「お休み」という言葉がどのような意味を持つ言葉なのか、基本的な意味について考察していきます。

「お休み」という言葉の意味について、「goo辞書」では以下の引用のように解説しています。引用の内容から、「お休み」という言葉には、3種類の意味・ニュアンスが含まれていることが読み取れます。

1つ目の「お休み」の意味は、「休み」という言葉を丁寧に表現したものだとされています。2つ目の意味は、目上の相手などが休憩や休息、睡眠をとることを敬って表現したものだと言われています。そして3つ目は、「お休みなさい」という挨拶の略語としての意味だとされています。

1 「休み」の美化語。
2 相手を敬って、その眠ることをいう語。
3 「御休みなさい」の略。

出典: https://dictionary.goo.ne.jp/jn/33649/meaning/m0u/ |

敬語表現「お休み」の使い方

「お休み」という言葉の意味について学んだところで、続いては敬語表現としてどのように使用していけば良いのか、基本的な使い方について考察していきます。文章や会話で、「お休み」という言葉を敬語として使用したい場合、どのように使えば良いのかよくわからないという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

敬語の種類

敬語には、さまざまな種類があります。日常的には、「敬語」という言葉でひとまとめにして使用していますが、細かく見ていくと、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」などの種類が存在しています。どの種類の敬語なのかによって、使い方や含まれているニュアンスが異なるケースもあるので、敬語の種類について把握しておくことは大切なことだと言えるでしょう。

そこで続いては、「お休み」という言葉が、どの種類の敬語なのかについて、考察していきます。結論から言うと、「お休み」という言葉は、「美化語」という言葉に当てはまると言われています。上記の引用で用いた「お休み」の意味に関する「goo辞書」の解説では、「お休み」は「休み」の美化語であると解説されています。

「美化語」の意味

上記では、敬語には種類があることや、「お休み」という言葉は「休み」の美化語と呼ばれる種類の言葉に分類されることをご紹介しました。続いては、「美化語」とはどのような言葉なのか、「美化語」の意味や特徴について考察していきます。

「美化語」がどのような言葉なのか、「コトバンク」では以下の引用のように解説しています。引用の内容から、「美化語」とは敬語の1種であり、言葉を丁寧に表現しようとする言葉であることが読み取れます。

敬語の一。上品に言い表そうとするときの言い方。多く「お」「ご」を付けて表す。「お魚」「お酒」「ご飯」「ご本」など。

出典: https://kotobank.jp/word/%E7%BE%8E%E5%8C%96%E8%AA%9E-608640 |

「お休み」の使い方

続いて、「お休み」という言葉を会話や文章で使用する際、どのように使えば良いのか考察していきます。

「お休み」という言葉をビジネスシーンなどで使用する場合は、大きく分けて2種類のシーンで使用することが多いと考えられます。

1つ目は、休暇や休日を丁寧に表現する言葉として使用するケースです。休暇の申請などの際は、「お休みをいただけますでしょうか」といった形で使用することが多く、また上司などと休暇について話す場合には、「お休みはいかがでしたか」といった言い回しをすることもあります。

2つ目のシチュエーションは、上司などが休憩や休息を取ったり、睡眠を取ったりすることを丁寧に言い表すケースです。「少しお休みになられてはいかがでしょうか」「ゆっくりお休みになって下さい」といった言い回しで使用することも可能だと考えられます。

敬語としての「お休み」を使用した例文

ここまで、「お休み」という言葉が、敬語としてどのような意味を持っているのかという点に注目して、さまざまな視点から考察してきました。しかし、「お休み」がどのような意味を持つ言葉なのか、敬語としてどのようなニュアンスを含んでいる言葉なのかといったことが理解できても、「具体的にどのように使えば良いのかわからない」といった疑問を抱いている方もいらっしゃるでしょう。

そこで続いては、敬語表現としての「お休み」を使用した例文をご紹介していきます。例文を通して、「お休み」の具体的な使い方や使うタイミング、「お休み」を使用した言い回しなどについて、考えてみて下さい。

「お休み」の例文【1】:楽しんで下さい

上司などが休暇を取ったり、大型連休に入る際の休暇に関する話題をしたりする際に使われるのが、「お休み楽しんで下さい」といった言い回しです。

特に、比較的仲が良い上司や、日頃から接点がある上司の場合は、あまりにも丁寧過ぎる表現にしてしまうと、堅苦しいと思われたり、回りくどいイメージを与えてしまったりすることもあります。ですから、上記のように、「お休み楽しんで下さい」といった言い回しをしても、問題ないと考えられます。

また、先輩や同僚などとの会話でも、「お休み楽しんで下さい」というフレーズは、使用しても問題ないでしょう。

・明日は有休で、会社にはいらっしゃらないと伺いました。お休み楽しんで下さい。
・もうすぐ連休ですね。お休み楽しんで下さい。

「お休み」の例文【2】:いただきます

ビジネスシーンでも、「お休み」という言葉を使用するケースが多いのが、有休などの休暇の申請です。休暇の申請をする際に、「お休みをいただきます」といった言い回しをするケースが多いと予想できます。

・急病のため、お休みをいただきます。
・先日申請いたしましたが、明日は私用のため、お休みをいただきます。
・この日は用事が入っているため、お休みをいただきます。

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初回公開日:2018年02月19日

記載されている内容は2018年02月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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