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「挙げる」の敬語表現・挙げるの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年02月22日

「挙げる」敬語はすぐに頭に浮かびますか。「挙げる」は「上げる」とどこが違うのでしょうか。「挙げる」は単体では意味が通じない言葉です。目的の言葉があって意味を成す言葉です。「挙げる」の意味を細かく、敬語も3種類ご紹介しています。

「挙げる」の敬語表現

「挙げる」の敬語はすぐに思い浮かびますか。敬語は敬うべき相手や行為がないと成り立ちません。「挙げる」の意味を知り、どのような状況で何に対して敬うのかを考えてみましょう。

「座る」「食べる」などの人が直接行う動作はわかりやすく、敬語にしやすい言葉です。「挙げる」は人の動作でしょうか。そこに敬語が成り立つ関係性はあるのか見ていきます。

「挙げる」の意味

「挙げる」は「上へと動かす、事を実行する、指し示す」の意味があります。もっと意味を詳しく見てみましょう。

「利益や成果を出す」「具体的に示して、話題の中からの選別をはかる」「犯人を捕らえる」「証拠などを見つける」「自分の子をもうける」「すべての能力を出す」「組織の人たちが皆ですること」「結婚式をする」

単独では意味をなさない「挙げる」

「挙げる」は目的になる語がないと何のことだかわかりません。例えば「飲む」「書く」「見る」は目的語がなくても意味がわかります。「飲む」はジュース、お茶、コーヒーのどれを飲んでも「飲む」という意味は変化しません。

「挙げる」は何を挙げるか、目的語によって意味が変わります。犯人を捕らえる「挙げる」と、利益を出す「挙げる」では意味が違います。

「挙げる」のミニ例文

「挙げる」をもっとわかりやすくイメージするために、簡単な例文を挙げます。

「利益を挙げる」「例を挙げる」「手を挙げる」「犯人を挙げる」「証拠を挙げる」「一男一女を挙げる」「全力を挙げる」「国を挙げて行う」「結婚式を挙げる」

敬語の種類

敬語は大きく分けて「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3つに分かれます。「尊敬語」は、行為の主体が話し手よりも上位であることを表す敬語です。

謙譲語は行為の及ぶ相手が話し手よりも上位であることを表す敬語です。

丁寧語は話し手よりも聞き手の方が上位であることを表す敬語です。もう少し詳しく敬語を見ていきましょう。

謙譲語

「謙譲語」は自分をへりくだって言う敬語です。自分を低く言うことで、結果として相手を高めて敬うことができます。「謙譲語」には「型」があります。

語彙(ごい)自体を変える語は「伺う」「拝見する」「いたす」などがありますが、「挙げる」は語彙の変化する語ではありません。

「お(ご)~する、いたす」「お(ご)~いただく」が謙譲語の型です。「挙げる」を当てはめてみると「お挙げする」「お挙げいただく」となります。シーンにより相応しい方を使います。

尊敬語

「尊敬語」は相手の行為を敬う敬語で、相手を高めることができます。「尊敬語」には型があります。「お(ご)~になる」「お(ご)~なさる」「~れる・られる」です。実際に「挙げる」を入れてみましょう。

「お挙げになる」「お挙げなさる」「挙げられる」になります。状況に相応しい尊敬語を選びます。

丁寧語

「丁寧語」は語尾に「です」「ます」「ございます」を付けて丁寧に言う敬語です。名詞の前に「お」や「ご」を付けて丁寧に言う敬語も「丁寧語」です。丁寧に言うことは相手を敬うことになり敬語とみなされます。

「挙げる」を当てはめると「挙げます」になります。

「挙げる」の敬語での使い方

「挙げる」の意味がわかってきたところで、実際の使い方を見ていきましょう。

次のページ:「挙げる」を敬語表現するときの例文

初回公開日:2018年02月24日

記載されている内容は2018年02月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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