「食べたい」の敬語表現・食べたいの使い方と例文・別の敬語表現
更新日:2024年09月25日
「食べたい」の敬語表現
食べたいという言葉を敬語にするとどうなるのでしょうか。自分が何か食べたいときや目上の方になにか食べたいものを聞く場合に適切な言葉はどのような表現になるのかを紹介します。
いざというときに、なにも考えずに言葉が出てくるように、一度身の回りにある言葉の敬語の言い換えを考えてみませんか。
尊敬語
食べたいの尊敬語は、召し上がるです。召し上がるには、行動を表す動詞の意味が含まれています。いく、着用するの敬語表現としての意味があります。お召しあがりになるという言葉は、二重敬語になるので間違いです。お~になるという言葉は、使用できません。
お~になるという言葉を使うか、言葉の最後に敬語をつけるかの判断基準は、言葉が漢語か、和語かということになります。食べたいという動詞を敬語化すると、召し上がるなどですが、お食事なさるという言い方も丁寧な敬語となります。
もちろん和語のなかにも、お~になるという使い方がありますので、ケースバイケースです。尊敬語の対象者は、目上の方になります。使用するときは一度頭のなかで確認してから話すことをおすすめします。
謙譲語
謙譲語で食べたいを表現する場合には、「いただく」となるため、「お先にいただきます」という表現でよく使われます。いただくという言葉には、自分の動作全般をへりくだる意味合いが含まれています。
たとえば、先の例で、お先にいただきます。とありましたが、これはごはんを食べる時や休憩を取るときに使われます。食べたいという自分の願望を表す単語でも敬語を使う相手が、自分よりも目上の上司、気を使わなければならない相手の場合は謙譲語で対応します。
「食べたい」の敬語での使い方
食べたいという普通の言葉を、敬語にした場合、どのような使われ方が適切なのでしょうか。食べたいは願望の要素が強い単語なのでこんな感じかなというような感覚的なお話ではなく、ほとんどの人が納得できる説明の仕方で紹介していきます。
では、そのためには敬語がどのようなものかというところから説明しましょう。
敬語の種類
敬語の種類は、尊敬語、謙譲語、丁寧語の三種類といわれていました。目上の人間に話しかける場合には尊敬語、自分をへりくだって話す場合には謙譲語、そこまで気を使わなくてもいいけど一定の距離感を保つために使う丁寧語です。
しかし、文化審議会の国語分科会は、2007年2月2日に「敬語の指針」の答申を提出しました。
これによると、敬語は5種類に分けられます。まず、尊敬語、これはそのままの適用です。謙譲語①は特定の人物の身分を低めて、他の誰かに敬意を表す敬語です。謙譲語②は、特定の人物の身分を低めつつ、他の誰かに敬意を表す言葉ですが、謙譲語①とは、敬意を表す対象が異なります。
丁寧語は、これまでどおり、です。ます。といった誰でも使うことのできる丁寧な敬語です。そして最後が、美化語です。酒や、料理などそのままでも意味がとおる単語に「お」や、「ご」をつけることです。
尊敬語
尊敬語は目上の方へ敬意を高めるための敬語です。「いる」や「食べたい」というような言葉を相手への敬意をこめて、「いらっしゃる」「召し上がる」というように表現します。
お読みになる、書かれるというように言葉にお~れる、られるのように文言を追加する補助動詞もあります。
謙譲語1
謙譲語1は、自分側から相手への行為、物事を高める場合に使用します。ほとんど、謙譲語2との差がないために、言葉辞典などでは、そのままの表記になっていることがあります。
謙譲語2
謙譲語2は、自分の行為や物事を聞き手に対して丁重に述べる場合に使います。雨が降ってまいりましたのように、関係のない第三者や、物事について使えます。
美化語
初回公開日:2018年02月20日
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