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「どうでしょうか」の使い方と例文・敬語の種類・別の敬語表現

更新日:2024年04月25日

意見や感想を求めたい時に使う「どうでしょうか」「いかがでしょうか」という言葉について解説します。誤った使い方をしないために覚えておきたいこと、目上の人への使い方や「どうでしょうか」に似た表現との使い分けを知って、ビジネスシーンに活かしましょう。

「どうでしょうか」の意味とは?

「どうでしょうか」には、大きく分けて2つの意味があります。

意味その1:状況を尋ねる・意見を求める

「退院されてから、お加減はいかがでしょうか?」
「ご状況はいかがでしょうか?」
「この日に会議を設定したいのですが、ご都合はいかがでしょうか?」
「(上司に対して)いかがお考えでしょうか?」
「先日の社内旅行はいかがでしたでしょうか?」

「どうでしょうか」は、相手の様子や状況を尋ねる際、または意見や感想を求める際に用いられます。ビジネスシーンでは「どうでしょうか」ではなく「いかがでしょうか」を使います。感想を求める場合は過去の出来事に対して尋ねるので、「いかがでしたでしょうか」となります。

意味その2:する

「今日のランチは、パスタでもどうでしょうか?」
「運動不足が気になるのなら、ジムに通ってみるのはどうでしょうか?」
「あの歯医者は評判が良いですよ。行ってみてはどうでしょうか?」
「今夜はもう一軒、どうでしょうか?」

「どうでしょうか」は、何かを人に勧める、提案する際にも用いられます。昼食の提案、運動不足解消への助言、歯医者を探している同僚への情報提供、二次会へのお誘いを例に挙げましたが、他にも使える場面は考えられます。

「どうでしょうか」の使い方とは?

「どうでしょうか」はどのように使うのでしょうか。そもそも敬語として使えるのかどうか、使い方や使う相手について解説します。

敬語の種類とは?

敬語は、尊敬語・謙譲語・丁寧語に分けられます。尊敬語は相手に敬意を表す表現なので、相手の行為に対して使います。謙譲語はへりくだって自分を下げることによって相手を高める表現なので、自分の行為に対して使います。

丁寧語は「です・ます」に代表されるように、丁寧な言い回しです。ビジネスシーンでは丁寧語だけでは不十分で、尊敬語・謙譲語が正しく使えることが求められるでしょう。

「どうでしょうか」は敬語なの?

「どうでしょうか」は丁寧語ではありますが、尊敬語ではありません。「どう」は漢字で書くと「如何」となり、「いかが」とも読みます。「どう」には相手の様子などを尋ねる意味があり、「でしょうか」は「だろうか」を丁寧な表現にしたものです。ビジネスシーンでは「どうでしょうか」だと失礼にあたることがあるため、「いかがでしょうか」が一般的に使われます。

使い方は?

「どうでしょうか」は、親しい先輩や同僚などある程度かしこまらなくても良い関係性の人と話す際に用いられます。「例の案件について、このようなプランを立ててみましたが、どうでしょうか?」というように、率直な意見や感想を求めたい時に使うと良いでしょう。前述のする場面での使い方も、同僚との社内でのフランクなコミュニケーションとお考えください。

目上の人に使っても大丈夫?

目上の人、つまり上司や取引先、お客様には「どうでしょうか」ではなく「いかがでしょうか」を使いましょう。「いかがでしょうか」には改まって尋ねるという意味がありますので、目上の人に対しても使える表現です。「どうでしょうか」は意見を求めるというより疑問をストレートにぶつける印象のため、目上の人には不快感を与える可能性があります。

取引先に「このプランにしようと考えていますが、どうでしょうか?」と電話やメールで連絡を入れるのは適切ではありません。取引先にも上司にも怒られてしまうことになりかねませんので、注意が必要です。お客様に対しても同様で、最悪クレームになることもあります。「いかがでしょうか」と、より丁寧な表現をしましょう。

「どうでしょうか」と似た表現は?

「どうでしょうか」と似た表現として、「いかがでしょうか」「よろしいでしょうか」「いかがなさいますか」「いかがいたしましょうか」の4つについて解説します。似ているけれども使う場面が違いますので、しっかりと違いを把握しましょう。

ビジネスでは「いかがでしょうか」が基本!

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初回公開日:2018年03月01日

記載されている内容は2018年03月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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