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「希望する」の敬語表現・希望するの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年02月11日

「希望する」は「営業部への配属を希望します」「面接は1日を希望します」など、さまざまな場面で使います。「希望する」の正しい敬語表現の方法をシーン別の例文を交えて解説いたします。また「お願いする」との意味の違いも解説します。ぜひご覧ください。

「希望する」は、「そうしてもらえるかどうかは相手や状況次第だが、気持ちだけは伝えておこう」という場面で使われます。あるいは、「言えばやってもらえる」という場面でも、へりくだって「希望します」という敬語表現を使う場合もあります。

「希望する」には似通った意味合いの言葉が多数あります。「求める」「募集する」「志望する」「望む」などです。それぞれの敬語表現をご紹介します。

求める

「希望する」は「求める」と意味が近いです。「××のようなスキルを持った方を希望します」は「××のようなスキルをもった方を求めています」と同じ意味の敬語表現です。

「一日の勤務時間は5時間以内を希望します」は「一日の勤務時間が5時間以内になるような職場を求めています」と言い換えることができます。

募集する

「××のような人を希望している」「××のようなものを求めている」という場合は「募集している」に言い換えることができます。「夜勤ができる人を希望しています」は「夜勤ができる人を募集しています」「図書館に寄付するので要らない本を募集しています」と言い換えることができます。

志望する

「営業部への配属を希望します」は「営業部を志望しています」に言い換えることができます。「志望」は「目指している」という意味です。まだそうなれるかどうかは分からないけれど、自分の目指している方向だけは相手に伝えておく、というような場面では「志望する」を使います。

「希望する」という場合も「志望する」という場合も、そうなるかどうかは分からないが、自分の気持ちを相手に伝えておく、というニュアンスの言葉です。このため、実力不足であったり、状況的にそれは不可能だ、というような場面でも「志望します」「希望します」と言っても失礼には当たりません。

望む

「希望する」は「望む」と意味が近いです。「営業部への配属を希望します」は「営業部への配属を望んでいます」と同じ意味です。そうできるかどうかは分からないけれど、そうなればいいと思っている、という気持ちを相手に伝える言葉です。

ただし、「希望する」は「よろしくお願いする」をへりくだって使う場合がありますが、「望む」はそのような使い方はしません。「面接は1日を希望します」とは言いますが「面接は1日を望んでいます」という言い回しは一般的ではありません。

「希望する」と「お願いする」の違い

「希望する」と「お願いする」は似通った場面で使うことが多い言葉です。ニュアンスの違いを確認しておきましょう。

希望する

「希望する」は「そうしてもらえるかどうかは相手次第だが、自分の気持ちだけは伝えておこう」という場面で使います。「広報への配属を希望します」は、「配属してもらいたいという気持ちがある」と言っているだけなので、配属される可能性がほぼないような状況で口にしても問題ありません。

また「希望する」は「言えばまず間違いなくそうしてもらえるだろう」という場面で、相手次第だという表現をすることで、へりくだった敬語表現として使う場合もあります。

「A班とB班、どちらへ行ってもらってもよいのですが、どうされますか」「A班を希望します」などの使い方をする場合もあります。

お願いする

「お願いする」は「まず間違いなく頼めばそうしてもらえるだろう」という場面で使います。
「こちらにご記入をお願いします」「折り返しご連絡をお願いします」などの形で使います。

「希望する」という場合と異なり、「広報への配属をお願いします」は、すでにそこに行くことができるような状態になって居る場面以外で使うと不自然です。

「希望する」の別の敬語表現例

「希望する」は敬語表現する際にいろいろな言い回しをします。「希望いたしております」「希望したく存じます」「希望いたします」などです。それぞれの例文をご紹介します。

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初回公開日:2018年02月27日

記載されている内容は2018年02月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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