「久しぶり」の敬語表現・久しぶりの使い方と例文・別の敬語表現
更新日:2024年09月17日
「ひさしぶり」の敬語表現
外出先で誰かとバッタリあったときなどに「ひさしぶり」という言葉を交わしたことのある人は多いのではないでしょうか。また、しばらく連絡をとりあっていないときにも「久しぶり」を使うことは多いでしょう。
「久しぶり」は同級生など同じくらいの立場の人か、それ以下の立場の人に対して使いますが、相手が年上や目上の人の場合には当然敬語を用いなければいけません。この「久しぶり」の敬語表現は「お久しぶりです」や「ご無沙汰しております」という使い方をします。
同じ敬語でも久しぶりに会った相手によって、どのような使い方をするかで自分自身の印象も変わってくる場合もありますので気をつけましょう。
「久しぶり」の敬語での使い方
「久しぶり」を敬語にした「お久しぶりです」は、どのようなケースで、どのような使い方をするのでしょうか。まずは「久しぶり」の敬語としての種類や、それぞれのケースによっての使い方といったことをご紹介していきましょう。
最近会っていない人にどこかで偶然会うことがあったり、連絡を取り合っていない人に、急に連絡しないといけなくなったりすることはよくあることです。それが目上の人であった場合など、突然発してしまった言葉が失礼であってはいけません。
「久しぶり」の敬語の種類
先述したように「久しぶり」の敬語は「お久しぶりです」や「ご無沙汰しております」となりますが、ではこの2種類の敬語はどのように使い分けたらいいののでしょうか。敬語とは年上や目上の人に使う言葉ですので、どの程度上の人なのか、或いはその人との関係というのも敬語を使う場合には大切です。
「おひさしぶりです」は日頃から付き合いのある、比較的自分の立場に近い人に対して使う敬語です。そして「ご無沙汰しております」というのは、仕事上でお付き合いがある人や、失礼のない対応が求められる相手に使う敬語で「お久しぶりです」の謙譲語にあたります。
「久しぶり」の敬語の使い方
「久しぶり」の敬語である「お久しぶりです」と「ご無沙汰しております」はそれぞれ、どのような使い方するのでしょうか。「お久しぶりです」と「ご無沙汰しております」の使い方についてご紹介します。
「お久しぶりです」は比較的仲の良い人に対して用いることができますので、あまり硬い口調になっても相手に敬遠されてしまうこともあります。「お久しぶりです、お元気でしたか」くらいの使い方で問題ないでしょう。
「ご無沙汰しております」は目上の人に対して用いますので、表現も硬くする必要があります。「ご無沙汰しております、お元気でいらっしゃいますか」くらいの表現が必要です。
「久しぶり」の敬語のメールでの使い方
しばらく連絡をしていなかった人に、帯電話やパソコンの電子メールで連絡をする場合は「久しぶり」という挨拶を最初にもってきます。メールをする相手が年上や目上の人の場合は敬語を使って挨拶しましょう。
件名に「お久しぶりです」や「ご無沙汰しております」を使うこともありますが、仕事に関連するメールの場合は件名には用件をいれ、本文の冒頭に「お久しぶりです」や「ご無沙汰しております」などを用いた挨拶文を書き込み、自分の氏名や会社名を名乗りましょう。
メールは顔が見えないうえにデータとして残るものですから、誤った使い方をしてしまうと一度送ったメールは取り消すことができないので、送信する前にもう一度確認するようにしましょう。
「久しぶり」の敬語の手紙での使い方
基本的に文体としては携帯電話やパソコンの電子メールの内容と変わりありませんが、直筆で手紙を書く場合に気をつけたいことは、丁寧な文字を書くということです。敬語を使って「久しぶり」を表現するのですから、相手は目上の人であることが考えられます。ですので、雑な文字を書いて手紙を送っては相手に良い印象を与えることはできません。
また、電子メールでも同じことがいえますが「ご無沙汰しております、いかがお過ごしでしょうか?」といった文章で、このように「?」などの記号を用いることはおすすめできません。場合によっては失礼な印象を与えてしまうこともあります。
「久しぶり」の敬語の挨拶での使い方
「久しぶり」の敬語である「お久しぶりです」はしばらく会っていないことを表現する挨拶の言葉ですが、友人、知人、仲の良かった先輩のような関係の人には「お久しぶりです」を用いた挨拶を交わし、再会を喜ぶスキンシップを気軽に行うこともあるでしょう。
ですが「ご無沙汰しております」を用いるような目上の人の場合では、挨拶としてしばらく音沙汰がなかったことをお詫びするという意味も込められています。従って「ご無沙汰しております」を用いた挨拶では「ご無沙汰しております、お元気でいらっしゃいますか。しばらく音沙汰もなく申し訳ございません」といった使い方もします。
「久しぶり」の敬語の親戚への使い方
親戚の人へ「久しぶり」という言葉を表現する場合、その関係性によって使う敬語も変わってくるでしょう。親戚によって友人のような関係の人もいれば、親密さの度合いも違いますので冠婚葬祭のとき会う程度の関係であれば、丁寧な敬語を用いたほうが良いでしょう。
また、義理の両親といった血縁ではない関係の親戚にも丁寧な敬語を用いる必要があります。この場合には常識的に「お久しぶりです」よりも「ご無沙汰しております」を用います。
初回公開日:2018年02月20日
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