「お二方」の意味と使い方を紹介|例文や英語表現も併せて解説
更新日:2024年08月09日
お二人
「お二人」は尊敬語である接頭語「お」をつけた言葉になります。よって「お二人」は対象である二人を敬う言葉で「お二方」と同じ意味を持ちます。
「お二方」との違いとしては、ビジネスシーンなどで使われるかしこまった表現であるかどうかという点です。「お二人」よりも「お二方」の方が適切な表現と言えます。
「お二方」と同様に様をつけて「お二人様」とすると二重敬語になってしまうので注意が必要です。
ご両人/ご両者/ご両名/ご両所
「ご両人」は両人に尊敬を表す「ご」をつけた言葉であり、「両人」は二人を表す言葉ですので、「お二方」と同じ意味になります。
「ご両者」「ご両名」「ご両所」もそれぞれの二つあるものを表しており、尊敬を表す「ご」がついている言葉になるため「お二方」と同義です。
これらは結婚式などのシーンで使用されることが多い言葉になり、現代ではカップルに対して「ご両名」がよく使われます。
各位
「各位」という言葉は、文語的な言葉であるため文章で使用されるケースが非常に多く、口語では使われることがあまりありません。口語の際は「皆様」が一般的です。
「各位」は大勢の人に対し、その一人一人を敬う際に使用されます。よって意味は「皆様」という意味になります。自分を含まない相手全員に対して使用できるため、使いやすい敬語表現であると言えるでしょう。
ご一同様
「ご一同様」は四人以上の人を敬う言葉である「一同」に尊敬の意味を表す「ご」をつけた言葉です。
この場合居合わせた人全員を指すので、一部のみを指す場合は使えない、自分を含める際には「様」をつけないという注意点があります。
「ご一同様」という敬語表現は宛名などで使用されるケースが多く、「スタッフご一同様」などといった形で使用されるケースが多いです。
お二人様
「お二人様」は接客業などで、よく使用されている言葉です。レストランに二人で訪れた際に店員さんが「お二人様ですか」というように使用しているのを聞いたことがあるでしょう。
「お二人様」は尊敬を表す敬語表現で、「お二方」と同様非常によく使用されている言葉になります。
ビジネスシーンでは、「お二人様」ではなくよりかしこまった「お二方」の使用が適切なので注意が必要です。
「お二方」の敬語表現
ここまで「お二方」という敬語表現について意味や例文などを紹介してきました。「お二方」は主に接客するシーンで使われる言葉で、二人または二つの対象に対して尊敬の意味を伝える敬語表現です。
ビジネスシーンなどで目上の人と話す機会が多くある方は、適切な敬語表現を使用し相手に敬意を示したいと考えていても伝え方がわからないことがあるでしょう、今回紹介した「お二方」をまずはマスターしましょう。
「お二方」の英語表現
「お二方」という言葉を英語で表現するとどのようになるのかといった疑問を持った方もいるでしょう。英語でもお二方を表すことは可能で、相手を示す言葉は様々ありますが、ニュアンスの違いなどがあるため代表的な英語表現を二つ紹介します。
英語でも適切な敬語を使用し、相手に敬意を示したいと考えている方は是非、チェックしてみてください。
you two
「you two」はあなたたち二人を意味する英語表現です。ただし敬語表現としては適していません。砕けた印象を与える表現ですので、相手とは距離が近づき友人のように親しい関係性の際に使用することが適切です。
また言い換え表現として「you all」や「you guys」がありますが、砕けた印象を与えてしまう可能性があるので、使用する際は注意が必要です。
they both
「they both」は彼ら、彼女らなど人を表す「they」と両方、二人ともなどを意味する「both」を組み合わせて使用した表現です。
これに似た表現として、「both」の代わりに「together」を使用した「they together」などの表現方法もあります。
英語での敬語表現は使用する言葉次第で、相手に与える印象が変わるため関係性の理解が重要です。
初回公開日:2018年03月03日
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