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「出来る」の敬語表現・出来るの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年01月18日

普段何気なく使っている「出来る」という言葉、敬語として使用する場合に悩まれる方は多いのではないでしょうか?今回はこの「出来る」という言葉について、意味や敬語としての使い方を調べていきます。例文など合わせて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

「出来る」の敬語表現は?

運動ができる。新しい店ができる。あの人は出来る人だ、など「出来る」という言葉は非常に良く使われる言葉です。日常生活だけでなく、ビジネスシーンでも使う機会はたくさんある言葉でしょう。

しかし、普段気にせず使用している「出来る」という言葉の敬語表現は皆さんご存知でしょうかビジネスシーンでいざ使おうとしたときに、思わず考えてしまう人もいるのではないでしょうか。上司に対して「できます」と元気に答えたのはいいけれど、今の言葉遣いは本当に敬語として使えていたのだろうか、と不安になったことはありませんか。

いざというときに迷わないために、今回はこの「出来る」という言葉の意味や敬語表現、使い方をご紹介していきます。

そもそも「出来る」の意味は?

皆さんは「出来る」という言葉は普段どういった意味で使っていますか。普段日常的に使っているので、「意味」と考えるとすんなり出てこない人も多いのではないでしょうか。「出来る」という言葉を国語辞典で引いてみると、たくさんの意味があることがわかります。

まずは、使う頻度の多い「出来る」の意味についておさらいしていきましょう。

よく使われる「出来る」の意味!

・「雨が降って水たまりが出来る」「顔に吹き出物が出来た」といった自然に発生することを表すとき

・「急に予定がキャンセルになり暇ができた」「遊ぶ予定ができる」といった人物に対して物事が起きたとき

・「あと2日で製品が出来上がる」「あと10分でコンサートの準備ができる」といった製作や準備などの行動が完了するとき

・「私は100mを14秒で走ることができる」、「運転をすることができる」といった能力がある、行なえる可能性があるということを表すとき

・「あの子は出来る子だ」「あの人は出来た人だ」と人物に対して優れていることを表すとき

以上が「出来る」を使うときの主な意味です。そしてこれらの使い方は、ビジネスシーンにおいてもよく登場します。それでは、敬語表現について確認していきましょう。

謙譲語

謙譲語とは、へりくだった言い方をする敬語です。自分の動作に対して使う敬語表現です。「出来る」を謙譲語の表現にするならば、「出来ます」となります。

謙譲語で「出来る」を使用する場面は、「作ることができる」や「操作ができる」などの、「○○をすることができる」といった可能の意味で使うことが多いです。この例ですと、「作成できます」や「操作できます」となります。

尊敬語

尊敬語とは、相手を立てた言い方をする敬語です。相手の動作に対して使う敬語表現です。「出来る」を尊敬語の表現にするには、「なれる」「なれます」を使います。

尊敬語で「出来る」を使う場面は、「ここで使うことができる」といった案内などをする時が多いでしょう。敬語表現にすると、「こちらでご利用になれます」となります。

また、「明日までにできるか」という意味で使いたいときには、「明日までに仕上がりますか?」や「明日までにご用意いただけますでしょうか?」など、伝えたい意味はそのままに言葉を別の表現に変えます。

丁寧語

丁寧語は、語尾に「です」や「ます」を付けて丁寧な表現にした敬語です。「出来る」の丁寧語は、謙譲語と同じく「出来ます」となります。

謙譲語の場合は、言葉の最初に「ご」や「お」が付けることが多いですが、丁寧語の場合はそういった決まりがありません。

また、自分の行動か相手の行動か関係なく使うことができますが、謙譲語や尊敬語に比べるとラフな表現になるため、使う場面には注意しましょう。

「出来る」を敬語にするのは難しい

「出来る」の敬語表現について紹介していきましたが、実のところ「出来る」を敬語表現で使用することはとても難しいです。

理由のひとつとして、敬語を使う場面である目上の人との対話において、「○○することはできますか」という可能性を表す意味として使うことが、マナー上あまり良くないからです。

例えば「英語ができますか?」という質問では、相手が英語を話せないときに、勉強しているのにうまく話せない、などのコンプレックスに触れてしまう可能性があったり、仕事においても上司に「資料のチェックはできますか?」などと聞くことはまずありません。

表現を変えてみよう

尊敬語のところでも少し触れましたが、伝えたい意味をそのままに、別の表現で言い方を変える方法があります。

「英語をお話になられるのですか?」や「資料のチェックをお願いしたいのですが、お時間よろしいでしょうか?」など、「出来る」とは違う表現を使用した方が会話として自然であり、目上の人に対して失礼にならない表現といえます。

「出来る」という言葉は、ひとつ使い方を間違ってしまうと、上から目線に聞こえてしまう言葉ですので、その場合は文を違う表現に変えるなど場面に合わせて変換していく必要があります。

「出来る」を敬語で使うなら?

次のページ:「出来る」を敬語表現で使った例文

初回公開日:2018年03月01日

記載されている内容は2018年03月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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