Search

検索したいワードを入力してください

「電話に出られない」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年01月17日

あらゆる場面でよく使われる「電話に出られない」という表現。深く考えることなく使っている方も多いのではないでしょうか。この記事では「電話に出られない」の敬語表現について解説していきます。敬語表現について知りたいという方はぜひ読んでみてください。

「電話に出られない」の敬語表現

何か別の用事があって電話に出られない状況にあったり、事前に○時から○時までは別の用事があるので電話に出られないと言ったり、電話が目上の人宛てにかかってきたけれどその人は今忙しくて電話に出られないなど「電話に出られない」と敬語で言わなければいけないシチュエーションはたくさんあります。

「電話に出られない」というのはこちら側の事情であるため電話をかけてきてくれた人、電話をかけてくれようとしている人に丁寧にお断りする必要があります。

まずは「電話に出られない」と敬語で言う場合どのように言うのかを丁寧語、尊敬語、謙譲語の3つの表現を具体例と共にご紹介していきます。

丁寧語

「電話に出られない」の丁寧語は「電話に出られません」です。丁寧語は「です、ます、ございます」を用いて丁寧な言葉遣いにすることで丁寧さを出す敬語表現なので「電話に出られない」に丁寧語の語尾「ます」の否定形「ません」をつけて「電話に出られません」となります。

「電話に出られない」の丁寧語「電話に出られません」という敬語表現を用いた例文をいくつかあげていきます。

「今日は午後3時から午後9時までは電話に出られません。」
「明日は申し訳ございませんが一日電話に出られません。」
「大変恐れ入りますが、ただいま移動中で電話に出られませんので改めて折り返しご連絡いたします。」

尊敬語

「電話に出られない」の尊敬語はあまり使われません。「○○さんは電話に出られない」と電話をかけてきてくれた相手に対しては敬意をはらう必要がありますが「出られない」ということに対して敬意をはらう必要はないからです。

尊敬語は動作主の動作を敬う敬語表現です。「電話に出られない」の場合「出られない」ことが動作になりますが、「出られない」という動作に対して敬意をはらうのではなく電話をかけてきた相手に敬意をはらう必要があります。

しかし、たとえば自分の会社の先輩が自分の会社の社長宛てに電話をかけてきて、その時に社長が電話に出られない場合は社長が一番目上の人になるので「電話に出られない」を尊敬語で表すこともあります。

その場合は「申し訳ございませんが社長はただいま会議中のため電話にお出になることができません」と「お~になる」の尊敬語の表現を用いて敬語にします。

謙譲語

「電話に出られない」の謙譲語は「お電話をお受けいたしかねます」や「お電話をお取りできません」です。

謙譲語は自分の動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示す敬語表現であるため「電話に出られない」というのは自分自身のことになります。

「電話に出られない」を謙譲語にするには「電話に出る」の謙譲語の敬語表現「お電話をお受けする」や「お電話をお取りする」を用います。できないことを意味する「いたしかねます」や「できかねます」と組み合わせて「お電話をお受けいたしかねます」や「お電話をお取りできかねます」とすることで謙譲語にすることができます。

「電話に出られない」の謙譲語「お電話をお受けいたしかねます」や「お電話をお取りできません」を用いた例文をあげます。

「大変恐れ入りますが、午後1時から午後3時の間は会議中のためお電話をお受けいたしかねます。(お取りできません)」

「電話」の敬語表現には「お」がつく

「電話に出られない」と目上の人に対して敬語で言うには「電話」という言葉に丁寧さを表現する「お」をつけて「お電話」という形で使われることも多いです。そして誰がその動作を行うのか、動作主によって「お電話」の後ろの敬語表現が変わってきます。

たとえば「ご連絡」、「ご了承」、「お引越し」などのように「お」や「ご」をつけて丁寧な敬語表現になる言葉はたくさんありますが「電話」にも「お」をつけて「お電話」とすることで「電話」というよりも丁寧な印象の敬語表現になります。

「電話に出られない」の敬語での使い方

「電話に出られない」の敬語表現は具体的にどのように使われるのでしょうか。ここでは敬語の種類について簡単にまとめ、使い方の具体例をあげながら「電話に出られない」の敬語の基本的な使い方、メールでの使い方、就活の時の活用方法についてご紹介していきます。

敬語の種類

「店に行く」の敬語表現のところでも取り上げましたが、敬語の種類には大きく分けて丁寧語、尊敬語、謙譲語の三種類があります。敬語表現をまとめると以下のようになります。

丁寧語は「です、ます、ございます」などを使って話しをしている相手に尊敬の意を示します。

尊敬語は目上の人のすることに対してに尊敬の意を示す敬語表現です。実際にその行動をするのは話し相手です。

謙譲語は自分の動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示す表現です。動作主である自分を下げて相対的に相手を上げる敬語表現で、動作主は自分自身です。

次のページ:「電話に出られない」を敬語表現するときの例文

初回公開日:2018年03月23日

記載されている内容は2018年03月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Latests