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「奥さん」の敬語表現・奥さんの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年08月18日

「奥さん」という言葉は、本来自分の奥さんに対して使う言葉ではないということをご存知でしょうか?また敬語として使う場合、相手の方との関係性や口頭で使う場合と手紙やメールなどで使う場合は、言葉を変えた方が良い場合もありますので、使い分けの参考にしてみてください。

「奥さん」の呼び方の敬語表現

「奥さん」とは、結婚をした夫婦の旦那さん側から見た配偶者のことを言います。「奥さん」のことを敬語表現にしなければいけない場面は、たとえば、上司の奥さんから電話があり、そのことを上司に伝える場合(奥さんから電話がありました)や、自分の奥さんのことを他の人に話す場合があります。

では、「奥さん」のことを敬語で表現する場合は、どんな言葉が適切なのでしょうか。相手の方の「奥さん」について使う表現と自分の「奥さん」に対して使う場合の使い分けについてご紹介します。

「奥さん」の敬語での使い方

「奥さん」を敬語表現にしなければならない場面には、相手の方の「奥さん」のことを敬語表現にする場合と、自分の「奥さん」のことを敬語表現する場合があります。

それぞれの敬語について、ご紹介します。

敬語の種類

「奥さん」の敬語について、ご説明する前に敬語の種類についてご紹介します。敬語には、相手の行動を自分が表現する場合に使用する「尊敬語、自分の行動をへりくだった表現にする「謙譲語」、「ます」「です」といったように言葉の表現を丁寧な言葉を使う「丁寧語」があります。

相手の「奥さん」について、自分が表現する場合は、相手の行動を敬語にする場合にあたりますので、「尊敬語」を使います。自分の「奥さん」のことを相手に対して自分が表現する場合は、自分の行動を敬語にする場合にあたりますので、「謙譲語」を使います。

使い方を間違えてしまいますと、失礼な表現になってしまいますので、使い方には注意することが必要です。

使い方

では、実際にはどんな使い方があるのでしょうか。ビジネスなどで配偶者(つまり奥さんのこと)を敬語表現にする場面は、前の項目でもご紹介しましたが上司や同じ会社の社員の奥さんからの電話を取り次いだり、電話があったことを伝える場面です。

他にも総務などの部門で仕事をしている場合は、入社や異動に伴い、書類などを送ることがあります。その際に、書類の記載内容が勤務している社員ではなく、「奥さん」についての内容を記載してもらうことがあります。このような場面でも「奥さん」という表現は、敬語にした方が良いでしょう。

メールでの使い方

「奥さん」のことをメールなどで使う場合は、前の項目でもご紹介しましたが、総務部門に勤務している人が社員の人に対して必要な書類を記入してもらう際に、依頼のメールを送ることがあります。

メールを送信した本人のことではなく、「奥さん」についての内容を記入してもらう場合は、社員の「奥さん」のことを敬語表現にしたメールを作成する必要があります。

「奥さん」の敬語表現とは?

自分の奥さん以外の人(他人の奥さん)を敬語表現にする場合

自分の奥さん以外の奥さんに対して「奥さん」という言葉を敬語表現にする場合は、「奥様」「奥方様」などが使われています。手紙やメール、また電話での取次などで使う場合は、「奥様」を使うのが一般的です。

「奥方様」でも間違いではありませんが、少し仰々しくも聞こえてしまいますので、ビジネスシーンや上司や社員の奥さんに対して使う場合は、「奥様」が敬語表現としては一番適切と言えるでしょう。

自分の奥さんのことを他の人に対して敬語表現にする場合

うちの奥さんが~という使い方をする人がいますが、実は「奥さん」というのは他人の奥さんに対して使う言葉で、自分の配偶者に対して使う言葉ではないということをご存知でしょうか。同じようにうちの嫁さんという言い方をする人もいますが、「嫁」という言い方ができるのは、息子の両親、つまり旦那さんの両親が息子の配偶者に対して呼ぶ言葉です。

つまり、旦那さんが、自分の配偶者に対して、うちの奥さんがとかうちの嫁さんがとかいう使い方は、本来の意味からすると使い方が間違っているということになります。

敬語として正しい使い方は、「妻」「家内」「女房」といったあたりが一般的ですが、「家内」「女房」という言葉は、若干配偶者のことを下に見るといった意味があります。へりくだる表現ということを考えると間違いではありませんが、特に口頭で使う場合は「妻」を使うのが一番無難と言えます。

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初回公開日:2018年03月13日

記載されている内容は2018年03月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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