「対応できない」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現
更新日:2024年06月30日
「対応できない」内容により、「対応できない」ということを別の言葉で敬語表現することができます。状況などにより使い分けると良いでしょう。
「ご辞退させていただきます」
ビジネスシーンでは、条件が合わず「対応できない」といった場面があります。このような場面で敬語表現にする場合は、「対応致しかねます」ではなく、「こちらの条件を満たすことができないため、大変残念ではございますが謹んでご辞退させていただきます」といった使い方をすることもできます。
意味としては、「対応できない」ということなのですが、「辞退する」という表現を使うことで「対応できない」ことを表すことができます。
「見送る」
自分が希望していた内容の仕事ができる機会に恵まれた時に、他の仕事との兼ね合いで「対応ができない」ことがあります。
そのような場合の敬語表現として、「どうしても都合を付けることが難しいため、残念ではございますが、今回は見送らせていただきます」といった使い方をすることができます。「見送る」も「対応できない」と同じ意味合いで使うことができます。
上司からの依頼が「対応できない」場合
上司からの依頼内容に「対応できない」場合、敬語に注意することももちろん大切なのですが、ただ「対応できません」では仕事が円滑に進まなくなってしまう可能性があります。このような場合は、上司に対して敬語表現に気を配り、なおかつ一緒に代替え案を提案することがおすすめです。
「対応できません」という敬語だけでは、上司への印象を悪くしてしまうこともありますのでまず、「対応できない」という言葉を「対応が難しい」という言葉に置き換えます。そのあとで、代替え案を提示することで仕事を円滑にすることが可能になります。
例文
・今日中の対応は難しいのですが、明日の午前中まででしたら対応することができます。
・他の仕事の納期との兼ね合いで1人で行うことは難しいのですが、他の人にも応援をお願いすることができるのであれば、対応が可能です。
「対応できない」事実をうやむやにしない
相手に対して「対応できない」ということを伝える場合、相手との関係性などで言いにくい場合もあるでしょう。しかし、「できない」ということをうやむやにしてしまいますと、逆に相手に迷惑をかけてしまうこともあります。
「対応できない」場合は、きちんとその旨を伝えた方が相手のためにもなります。「対応できない」事実をうやむやにすることは絶対に避けるようにしましょう。曖昧な返答は、返って相手の信頼を損ねる原因にもなりますので、注意するようにしましょう。
伝えにくい言葉こそ敬語でこちらの誠意を表しましょう
「対応できない」ということを相手に伝えるのは、ときには伝えにくいこともあります。しかし、きちんと伝えない方が返って状況が悪化してしまうことがあります。「対応できない」のように伝えにくい言葉こそ、きちんとした敬語を身に付けておくことが大切です。
伝えにくい言葉こそ、正しい敬語でこちらの誠意を表すように心がけましょう。
初回公開日:2018年03月15日
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