「お酒を飲む」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年09月10日
「お酒を飲む」の敬語表現は?
「お酒を飲む」の敬語表現は、シーン別に目上の人が「お酒を飲む」場面と、こちらが「お酒を飲む」場面があります。目上の人がお酒を飲む場面で目上の人を立てる敬語表現が尊敬語、こちらが「お酒を飲む」ことをへりくだっていうことで目上の人をたてる敬語表現が謙譲語Ⅰです。
尊敬語では?
「お酒を飲む」の尊敬語での敬語表現は「お酒を召し上がる」、「お酒をお飲みになる」、「お酒を飲まれる」です。
「お酒を召し上がる」は、3つの中では、最も敬意が高く、接待の場などでは「お酒を召し上がる」を使用することをおすすめします。「お酒を召し上がる」の中でも特に丁寧に表現したいときは、「お酒をお召し上がられる」や「お酒をお召し上がる」で敬語表現します。
「お酒をお飲みになる」は、3つの中では2番目に敬意が高く、社内の飲み会などで上司や先輩に使うのに適しています。「お飲みになる」の「お」は、美化語ではなく尊敬の接頭語で相手の動作に対して付け敬意を表します。「お酒をお飲みになる」を「お酒をお飲みになられる」と敬語表現するとより丁寧で敬意も上がります。
「お酒を飲まれる」は、3つの中では最も敬意が低く、親しい先輩に使用することに適しています。「飲まれる」の「れる」は尊敬の助動詞です。
謙譲語Ⅰでは?
「お酒を飲む」の謙譲語Ⅰでの敬語表現は、「お酒をいただきます」です。「飲む」の謙譲語Ⅰは「いただく」ですが、実際に使う場合は、「いただきます」を使用します。「いただく」は、「もらう」や「食べる」の謙譲語Ⅰの敬語表現でも使用されます。
「お酒を飲む」の敬語での使い方は?
ここでは、「お酒を飲む」の敬語での使い方について説明します。
敬語の種類は?
敬語の種類は、従来の尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類から謙譲語Ⅰと謙譲語Ⅱに別れ、丁寧語から美化語が分離して5種類になりました。
目上の人がお酒を飲む場面で、目上の人を立てる敬語表現が尊敬語で「お酒を飲む」の尊敬語は、「お酒を召し上がる」、「お酒をお飲みになる」、「お酒を飲まれる」です。
お酒を飲む場面で、自分が飲むことををへりくだっていうことで目上の人をたてる敬語表現が謙譲語Ⅰで「お酒を飲む」の謙譲語Ⅰは、「お酒をいただく」、「お酒をいただきます」です。
謙譲語Ⅱは、自分の行為をへりくだることで聞き手を敬う敬語表現ですが「お酒を飲む」には、謙譲語Ⅱの表現はありません。
丁寧語は、「です」、「ます」を語尾に使用して目上の人を敬う敬語表現で「お酒を飲む」の丁寧語は「お酒を飲みます」です。
美化語は、言葉の先頭に「お」や「ご」をつけることで言葉を飾ります。「お酒」は「酒」の美化語です。
使い方は?
お酒を飲むの敬語表現の使い方の一例で目上の方と接待や宴席で一緒になった時に、目上の方にお酒を注ぐタイミングで「お酒をお召し上がられますか」と聞いて相手の同意を得てからお注ぎします。
メールでの使い方は?
ビジネスメールで「お酒を飲む」を敬語表現する場合は、趣向として聞く場合や趣向を聞かれた場合に答える二つのパターンがあります。「○○様はお酒を召し上がりますか」、「お酒はたしなむ程度でいただきます」の表現です。
実際に、「お酒を飲む」誘いでは、「今度、一杯いかがでしょうか」、「ささやかな席を用意いたしましたのでぜひお越しをお待ちしています」など間接的な話で暗黙の了解でお誘いします。
メールで「お酒を飲む」の表現をどのようにするかは、会社のテンプレートや社内の前例を参考に上司とよく相談して決めたほうが賢明です。
「お酒を飲む」を敬語表現するときの例文は?
初回公開日:2018年04月16日
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