「頼まれた」の敬語表現・頼まれたの使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年06月29日
「頼まれた」の敬語表現をメールの中で使用するときにも注意が必要です。独特な言い回しが使われる場合が少なくないからです。メールを受け取る人に対して、相応しい敬意を示すことができるためにも「頼まれた」のメールの中での使い方について詳しく紹介します。
すでに言付かっております
メールの中で文章を作成するときにも「頼まれた」の敬語表現を使用することは可能です。例えば「すでに言付かっております」という敬語表現をメールの中の文章に取り入れることができます。「すでに頼まれています」という意味を相手に対して伝えることのできるフレーズです。
取引先の人とメールのやり取りをしているとします。そして、取引先の人が特定の案件について、知らされているかどうか確認するためのメールを送ってきたとします。そんな時には「その案件については、すでに言付かっております」という文章をメールの中で使用することをお勧めいたします。
「頼まれました」と言うよりも深い敬意が示されていまし、非常にわかりやすいからです。
「おります」は 謙譲語
この「すでに言付かっております」というフレーズを聞いて「この表現は本当に敬語なの」と疑問に感じる方もおられるはずです。実際には、正しい敬語表現であると考えることができます。なぜなら「すでに言付かっております」の「おります」が敬語表現になるからです。
しかも「おります」は謙譲語です。自分の身分を下にみなして、相手に対する深い敬意を示すことのできる文法であることがわかります。
上司への使い方
「頼まれた」の敬語表現を使いたい場面は、職場でもあります。では「頼まれた」の敬語表現を職場で、どのようにして使用することができるのか詳しく紹介します 。
上司の申し付けにより
上司から何かのことを「頼まれた」という事実を周りの人に伝えたいこともあるはずです。そのような時には「上司の申し付けにより」という敬語表現を使用することができます。
このフレーズを使用することによって 「上司から頼まれたので」という意味を周りの人に対して伝えることが可能になります。
例えば、上司から頼まれたことがきっかけとなり、郵便物を送信しなければならないとします。もし、そのような状況に置かれているのであれば「上司の申し付けにより、郵送させていただきました」という一文を作成することができます。
意味が伝わりやすいフレーズですし、深い敬意が込められている敬語なので、このフレーズを聞いて不快に感じる人はほとんどいないはずです。
トラブルを避けるためにも重要なフレーズ
仕事をしている時には、不必要なトラブルを避けることも非常に重要なことです。ある特定の仕事をしている時に、自分の勝手な判断で仕事に取り掛かっていると思われてしまうことがあります 。そのような勘違いをされてしまうと、不必要なトラブルにつながりかねません。
そのため「上司の申し付けにより」という言葉を使いながら、職場でのトラブルを避けるのは大切なスキルのひとつになります。
「上司にお申し付けにより、行いました」という敬語表現を会話の中に自然と取り入れることができれば、周りの人は、勝手な判断で仕事をしているわけではないことを悟ることができます。
勘違いが原因でトラブルを抱えたい人は誰もいませんので、周りの人の目を気にすることがあるのであれば「上司の申し付けにより」という敬語表現を使いながら、トラブルを最小限に抑えることができます。
「頼まれた」を敬語表現するときの例文
「頼まれた」の敬語表現を普段の会話の中で使用したいのであれば、例文について精通することは必要不可欠です。
「頼まれた」の敬語が使われた例文を、そのまま暗記して、普段の会話に取り入れることが可能になるからです。そのため、これから「頼まれた」の敬語が使われている例文について詳しく紹介します。
部長から頼まれましたので
周りの人から、自分が行なっている仕事を誰から命令されたのか、質問されることもあるはずです。職場の同僚に対して説明をしなければならないのであれば、固すぎる言い方を避けなければなりません。相手に「よそよそしい」イメージを与えることのないためです。
そのような状況に置かれているのであれば「部長から頼まれましたので」という敬語表現を使用できます。
すでに紹介された「申し付け」という言葉を使うこともできますが「部長から頼まれましたので」の方が親しみ深いフレーズが使われていることになります。
普段から、頻繁にコミュニケーションを取っている人に対しては「頼まれましたので」という敬語を使用することをお勧めいたします。
「頼まれた」の別の敬語表現の例とは?
「頼まれた」の敬語表現を会話の中で使用するのは良いことです。なぜなら、自分の話を聞いている人に対して深い敬意を示すことができるようになるからです。
それでも、同じ会話の中で「頼まれた」の敬語表現を多用してしまうと、周りの人に違和感を与えてしまう場合が少なくありません。
そのような失敗を避けるためにも「頼まれた」の敬語を、別の敬語表現にどのようにして言い換えることができるのか詳しく紹介します。
初回公開日:2018年04月09日
記載されている内容は2018年04月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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