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「調べる」の敬語表現・調べるの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年04月04日

普段何気なく行っている「調べる」という行為は誰もが一度したことがあるでしょう。日常生活だけでなくビジネスでも使われる調べる行為は敬語ではどのように表せばよいのでしょうか。今回は「調べる」をテーマにし、敬語表現や別の言葉での表し方についてご紹介します。

「調べる」の敬語表現

普段の日常生活やビジネスの場に置いて、何かを「調べる」行動というものは何気なく誰もがしていることだといえます。例えば食べたいと思った料理のレシピであったり、今日の天気や通勤・通学に使う電車の運行状況など、気になるものや知っていたら生活が便利になることなどを調べることは、ネットの普及が著しい現代では当たり前になりつつあります。

今回はこの「調べる」という言葉に注目し、敬語表現での使い方や別の言葉での表現方法などをご紹介します。

「調べる」とは

まずは「調べる」という言葉がどういうものであるのかから考えていきましょう。「不確かなことやわからないことなどをいろいろな方法で確かめる。あれこれと捜したり、問いただしたり見比べたりして考えること」という意味を持っていて、「調」という漢字そのものには「物事のつり合いがよくとれる。ととのう。くわしくみる」などといった意味があります。

「音楽を演奏する。音律をととのえる」といった意味でも「調べる」は用いられますが、今回は「確かめる」という意味でのみ敬語表現を考えていきます。では次にその敬語とはどういったものであるのかをご紹介しましょう。

敬語とは

敬語は、相手に対して敬意を示したいときや相手に不快な思いをさせないために使う表現方法です。大まかに3つにわかることができ、それぞれ用いるべき場面というものがあります。

1つ目は、お客様や上司など目上の人の言動を表すときに用いる尊敬語です。目上の人の言動を高めて表現することで敬意を示すことができます。2つ目は自分や自分の身内・組織の言動を表す謙譲語です。これは尊敬語とは逆に、自分側の言動を下げて表現することで相手を高め、敬意を示すことができる方法です。

3つ目は物事を丁寧な言葉で表現することで成り立つ丁寧語。これは他の2つとは違い、敬意を示す相手の有無は問われません。知らない人や同じ目線相手に対して不快感を与えることのないように使う敬語ですので、目上の人には使わないようにしましょう。

「調べる」の敬語での使い方

「調べる」の意味や敬語の種類、各々の用いるべきシーンなどについて分かったうえで、敬語表現をするときの形式から触れていきましょう。ほとんどの方がすでに敬語をご存知のことかと思われますが、基礎を再確認し改めて学ぶことで当たり前になっていた普段の敬語の使い方に予想外な間違いを見つける場合もあります。

基本の使い方を把握していれば他のどんな言葉を敬語で表現するときにも役立てることができますので、一緒におさらいしていきましょう。

敬語の種類

それでは敬語の使い方の基本である、各々の形式や使い方をご紹介します。尊敬語は「お・ご~になる・なさる」を元に、「お聞きになる」や「ご覧になる」というように目上の人の行動などを表します。謙譲語は、自分や自分の身内・組織の行動を「お・ご~する」という形式に当てはめ、「お聞きする」「拝見する」のように表現します。丁寧語は語尾に「です・ます」を付けるのみです。

尊敬語や謙譲語にはそれぞれ特有の表現があります。例に挙げた「ご覧」と「拝見」がまさにそうです。形式に当てはめる以前に、言葉そのものに尊敬・謙譲の意味があるので使いどころを間違えてしまわないよう注意しましょう。

使い方

では、おさらいをした敬語の形式に、今回のテーマである「調べる」という言葉を当てはめてみましょう。「調べる」には言葉を変えて表現する特有のものはありませんので、言葉をそのまま形式に当てはめることで敬語が成り立ちます。

尊敬語では「お調べになる」、謙譲語では「お調べする」、丁寧語では「調べます」となります。これらが「調べる」の基本的な敬語表現となりますので、シーンや話している相手との間柄に合わせて使い分けましょう。

メールでの使い方

ビジネスシーンにおいてメールでのやり取りというものは、誰もが一度はすることでしょう。必要不可欠な連絡手段といっても過言ではありません。

メールは相手の時間を取ることなく要件を伝えることができ、さらに後になって見返すこともできるという優れものですが、それと引き換えに感情が伝わらないために言葉一つで相手を不快な思いにさせてしまう恐れがあります。お互いに気持ちよくやり取りをするためにも正しい敬語を用いるべきであるといえます。

今回のテーマである「調べる」という言葉をメールで使うとすれば、急ぎではない調べものの依頼などが考えられます。調べる必要のあるものを細かく述べたうえで、しっかりとした敬語を使ってお願いしましょう。相手が目上の場合は「お調べくださいますようお願いいたします」と尊敬語で、相手が同じ目線か目下の場合は「お調べください」と謙譲語で表すのが良いでしょう。

ビジネスでの使い方

次にビジネスの場で、口頭で直接「調べる」という言葉を伝えるときの敬語の使い方についてです。直接伝えるということは表情が見えるのでメールよりも内容が伝わりやすいです。それだけではなく、急ぎの用であるということも考えられます。

口頭で伝える場合もメールの場合と同じように尊敬語や謙譲語を使い分けましょう。目上の人が何か困っているときに、自主的に調べものをして手伝うという時は「私がお調べします」と声をかけましょう。

「調べる」を敬語表現するときの例

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初回公開日:2018年04月08日

記載されている内容は2018年04月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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